orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

当たりを見つけるための方法

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昨日書いたエントリーでさらに思ったことを書きます。

 

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どんな人にも、「好き」と「向いている」がいいバランスのカテゴリーがあって、そこを見つければ誰でも天才になれるかも。そんな話でした。

反応をいろいろ見ていたのですが、「見つけるにも才能がある」という感想がありました。見つけようにも正解はほんの一部で、ほとんどが不正解だったりする。

確かに、これだけたくさんの世界が展開されているカオスのような地球で、自分にフィットしたカテゴリーを見つけ出すのは至難の業のように思えます。

私なりにこの話題について考え出した結論は下記の通りです。

 

まず、カテゴリーの全体集合があるとします。その中で正解はほんの一部で「白色」。不正解は「黒色」。どんな絵になるでしょうか。ピンポイントで正解があるなら、いくつかの点が散らばっているでしょう。もし類似のカテゴリーに正解が集まるなら、線になったりまとまって図形になるでしょう。

また、白・黒、のようなものではなくグレーもあるでしょう。完全に白とは言えないが、なんとなくコツはつかめて馴染めてしまう。だから見極めが難しいのでしょう。白なのか黒なのかよくわからない。また、初期はどんどん上達するけれど、中級レベルになって急につまづいてしまう、など。

この全体集合に対する白黒グレーの傾向は、人によっていろいろと違うとは思いますが、ランダムに広がっているというよりはかたまりとなっている可能性が高いのではないでしょうか。また、白のかたまりの周辺にはグレーが存在している可能性も高いです。

この地図がどこかで手に入れば楽なのですが、各個人が自分で作っていかなければいけないところに人生の難しさがあると思います。また、白か黒か判別するために投資が必要だったり、環境が左右したりと、いろいろです。

 

さて、どうやって白を見つけるかどうか。これは、「たくさんのカテゴリーを体験すること」に尽きるのではないかと思います。世の中はスマートな方法を追求することに偏っていて、いかに白を見つけるかをいつも議論しています。しかし、実は白というのは、黒を見つけていけば浮かび上がってくるものです。

とにかくたくさん動くこと。自分の感覚を信じて、これは黒だなと思ったらそのカテゴリーをすぐ退出すること。

また、ある程度の傾向として、白はまとまった塊のようになっていたり、周辺にグレーがあるので、いろんな体験をするにしても戦略は必要になってくると思います。ただ私のおすすめとしては、白を見つけるのではなく黒やグレーを見つけていき、当たりをつけていく態度の方が重要じゃないか、と思うのです。

それは、黒の面積の方が圧倒的に多いことに起因します。全ての集合に対して向いているし好きになれる、なんてことはありえず、ほとんどがピンとこないのではないか。

だから、白かもしれない、と思うことに長いこと留まるのではなく、周辺のグレーや黒い部分にも興味を持ち、体験してみる態度がお勧めです。

 

世の中の傾向が、試行回数をなるだけ減らして、そして白と決めたらずっとそこにいるようなことをスマートとする傾向が強いので、いやいや、数を打つことも重要だと思っています。畑違いのこともいろいろ体験してみると意外な発見があるかもしれません。時間は有限なので判断力や感覚も重要となってきます。

狭いカテゴリーに留まらず周辺を探っていくこと。たまには畑違いもやってみること。スマートではない手段に、当たりを見つけるための方法があるように思います。