orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

転職活動をするタイミングはいつか

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昨日、下記のnoteを書いたあともいろいろ思っていたのですが。

 

note.com

 

転職って、本当に会社に絶望しないとなかなかできないと過去の経験を思い出しておりました。そもそも転職活動って、超めんどうくさい。職務経歴書を書き上げるのだって一日はかかる大仕事です。特に年齢が上がるとたくさんあるので思い出すのも大変です。もし、会社に居続けるならそんな手間は全く必要ない。会社に在籍し続けることにささやかな希望を抱いて、転職なんてそもそも興味を持たないようにしよう。それが会社への献身となる。そうやって転職情報すら興味を持たない方もいらっしゃるでしょう。

ただ、どう考えてもそれはリスクが高くて。自分のやってきた経験がそのまま今の会社で必要とされ続けるかはわからない。他の会社では重宝されるのに、わざわざギャップのある会社に残り続けているのかもしれない。もしくは、もう今の仕事で学ぶことは限られてしまっているのかもしれない。ここから更に知識を磨いても使う場所がない。だから評価もこれ以上は上がらない。また、別の分野にも挑戦したいが会社の中にないし、アサインされる雰囲気もない。

その上、このまま会社に在籍したら、だんだん今の待遇は会社の足を引っ張っているのかもしれない。自分の仕事を取ってくる営業が苦労していて、何だか悪い。

などなど、転職には何らかのエネルギーが必要になるんだろうなと思います。何にも動機がないのに転職はなかなか選べない。

転職すると、これまで会社の中で気づいてきた人間関係を全て一度リセットすることになります。人間関係は財産ですからそれを捨てて他に移ると、仕事で成果を出せるかは未知数になろうと思います。他の職場で今と同じように人間関係を構築できるか。

転職先に行ってみたら、話が違う、ということもあり得ます。待遇、評価、仕事内容、環境、人間関係、社風。

会社に居続けるリスク。転職するリスク。リスクとリスクの綱引き。考えるのが嫌で、転職自体を頭から消す。でもそれも、リスク。

 

では、いつ転職活動するのか。

やっぱり、思い立ったら吉日だと思います。

景気動向や、現在のコロナ禍とか、タイミングは考え出すときりは無いです。売り手市場のときに転職すると好条件が出やすいのかもしれません。

でも、私は、あまり外部環境を測って転職活動をするのは反対です。

転職してもいい、そう思ったらまずやってみて、ダメそうなら現職を続ける。

そこで、ああダメだ転職するタイミングじゃないと思ったら、どうしてそうなのかを深掘りすべきです。現職でやり残したことがあるのかもしれない。自分の考え方を改めて現職で仕事すればもっと活躍できたのかもしれない。このままでは外に行っても同じかもしれない。自社の違う部署に移って違う経験をする方がいいかもしれない。

転職活動と、転職は厳密には異なると思っています。

今の世の中、転職活動自身は無料でできます。

仕事をつづけながらできます。

しれっと、現職を普通に続けながら、やってみればいいのです。

もしかしたらチャンスが転がっているのかもしれないし、むしろ現職のチャンスに気づかないでボンヤリ過ごしていたことに気づくかもしれない。

転職活動するから、現職の仕事がおそろかになるのはおかしいです。両立させられないのなら、そもそも転職活動もうまくいかないでしょう。なぜなら、転職後は次の仕事場が現職になるからです。ですから、転職活動自体はすごくエネルギーが必要になる話です。

自分の中に転職活動を行うエネルギーが充填されている!、と思ったら、とりあえずやってみればよいのではないでしょうか。実は、何も失うものはありません。

辞める決心がついたから転職活動をする、なんて私は時代遅れだと思います。

そんな決心を付けられるほど良い転職先が見つかるかは未知数だからです。

それより、もっと大事なことは、自分を見つめること。そして会社の外を知ること。

そういう心構えで、転職活動を捉えれば良いかと思います。