orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

緊急事態宣言が解除されたらどうするか?すごく迷ってる話

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緊急事態宣言が解除されたら、どうする?

もうそろそろ、全国的に新型コロナに伴う緊急事態宣言が解除されそうです。私が住んでいる首都圏は最後の最後になりそうですが、それでも時間の問題であるということがわかります。

で、解除されましたと。ハイ元通りとはならないのですね。マスクつけなきゃいけないのはわかる。どこにウイルスがひそんでいるかまだ分かりません。あの忌まわしき3月の三連休で第一の波が来たように、急に戻したら第二波が来ると言うのは理解しています。

西村担当相も、会社戻るな言うてます。

 

headlines.yahoo.co.jp

西村康稔経済再生担当相と政府の諮問委員会の尾身茂会長(地域医療機能推進機構・理事長)は21日、記者会見した。この中で、西村担当相は経済活動を再開していくうえで感染防止策を講じていくことは大前提だとしたうえで、「オンラインでできるんだったらオンラインでやろうじゃないか、テレビ会議ならテレビ会議でいいじゃないかと。テレワークできる部分はテレワーク。解除されたからといって、すぐに会社に戻らないでほしい」と訴えた。

 

一般論ではそうなんですが、実際、私の周辺ではどうすべきなのか。

うーん。迷ってます。

 

考察

結構、この記事のコメントを見ると、皆様好意的なんですね。テレワークで仕事まわるじゃねぇかと。会社行きたくねえと。満員電車乗りたくないと。まあそりゃそうだ。たくさんの人々が、あの異常な満員電車にギュウギュウに詰められて会社に行ってたわけです。あれ、もう一回やったらウイルスなんてすぐ感染しちゃうでしょ。3密だ。まあそうなんです。そりゃそうです。

文科省が今日出したガイドラインも、急に戻すなって言ってます。

 

www.sankeibiz.jp

 新型コロナウイルス感染拡大による休校からの学校再開が各地で続いていることを受け、萩生田光一文部科学相は22日の記者会見で、学校の衛生管理の参考となるよう、地域の感染状況によって三つのレベルに分け、保つべき身体的距離などを明示した学校向けの衛生管理マニュアルを作成したと明らかにした。同日、全国の教育委員会などに送る。

 

この記事を書いている現在、まだ文科省のサイトにはこのガイドラインが掲載されていないのですが、先ほどテレビニュースを聴く限りは、都内は再開と言っても週に一度程度の登校日を設けるぐらいからスタートするようです。

いろんな偉い人が、拙速に戻るな、と言ってます。

だから、6月になっても、さあ普通に9:00~18:00の営業日出社だー、とはならないというのは頭では理解しているのですが、じゃあ実際どうすればいいのか。

 

www.nikkei.com

大阪など3府県で21日に緊急事態宣言の解除が決まり、企業も営業や生産活動の正常化に動く。関西地区に本社を置く京セラや任天堂は在宅勤務の運用を緩和する。ただ、レジャー施設は地元限定で部分再開するなど、感染予防の取り組みは続く。コロナへの対応を前提とした新たな生活様式への対応は手探りだ。

 

この記事の有料部分が読める人はわかると思うのですが、テレワークで仕事まわるじゃーんって言っている人はここ2か月くらいのことしか見ていないんです。やっぱり長期的に見て効率が悪いんです。特に大企業は人数も多いので、自宅の通信環境が優れていない人が足かせとなる。大企業はたくさんの人々が相当なワークフローをプログラミングされて成り立っていますから、急にテレワークに適応できるはずもない。

結局、この数か月の経済の遅れを取り戻さんと、勇んでオフィスに戻ろうとするんだろうなと予想してますが、それは西村担当相の言う「オンラインでやろうじゃないか」という状況とは相反していくと思っています。

このブログで何度か言ってきたのですが、全部戻すのも極端だし、全部テレワークというのも極端ではないか、と。9:00~18:00の枠に囚われるのもまたおかしい。週に何度かオフィスに行くが、ただし一日中いるわけではなく、きちんと目的を設定して。終わったらすぐ帰宅しテレワークへ移行する。時差出勤をする。全員出勤はしないで持ち回りにする。いろんな方法で考えていかなければいけないな、と思っています。

 

週休三日制、というのも耳にしました。

 

www.jiji.com

経団連がまとめる新型コロナウイルスの感染予防対策ガイドライン(指針)の原案が、8日分かった。派遣や請負も含めた労働者全員を感染から守る体制づくりのほか、通勤時の感染リスク軽減に向けた週休3日制導入の検討を促している。政府の専門家会議の意見を踏まえ、14日にも公表する。

 

こちらも、情報を紐解いていくと、1日あたりの勤務時間を増やすことで、週休3日を実現するように見えます。単純計算で、一日の勤務時間を8時間から10時間となり、私はイヤですね。どんなに効率を上げてもオフィスに夜遅くまで拘束されることになりますし、残業2時間をした日のことを思い出すと、ほとんど一日中働いた記憶です。

宣言解除で世界は元に戻っているどころか、これからの在り方を考えていかなければいけない、かなり深刻な宿題をもらっている気分でいます。

 

かっこいいことも言っていられない

6月に入ってからも、一刻一刻状況が変わっていくでしょうし、次はこれだなんてかっこよく発言したところで、何か大きな風に吹き飛ばされてしまうようなことも十分にあり得ると思います。

どんなにロジカルに考えたって、命あってこそ、健康あってこその経済活動なので、優先順位を踏まえて最も正しい行動を選んでいかないと、致命傷を受けるかもしれません。

いくら、国が、社会が、会社が、何か言ったところで最後は自分の頭で考え、最善手を選んでいく戦いが6月から始まるんだなと思います。

経済V字回復、なんて簡単に行くはずもなく、この状況に商機を見出し適切に行動した人だけが勝ちます。それは、実はこれまでの経済ルールと何も変わりません。これまでの変化が緩やかだったというだけです。

みんなで協力してこの困難にうち勝とう、というのが建前なのですが、よく目を凝らして社会を見て行けば単純に経済的な競争が続いていて、環境だけが激変しただけです。だから、他の競争相手に差をつけるなら今、なんでしょうが、まだそこまで頭が回っていないのは、テレワークにずぶずぶなために頭が戦闘モードになっていないからでしょう。

テレワークの一番まずいところって、そういうメンタルな部分だよなぁって思います。

家は、どうひっくり返っても家なんですよねぇ。