orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

どうやって技術を身に着けていくかを考える

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はじめに

自分自身がどのようにスキルアップしてきたか、ほとんどその場の雰囲気に流されてきたので体系的に考えたことがありません。ただし、結果として仕事に差し支えないスキルを入手できていることもあり、何がそれをもたらしているのか、考えてみます。

 

 

考察

長い間、あまり、人に教えてもらったことはありません。

性格の問題かもしれませんが、人に教えを乞うことが苦手です。自習して勉強したほうが早いと思っています。

したがって、とても優れた師がいて、その人のおかげで今があるなんて経験はありません。あったら幸せかもしれませんが、私にはありません。

ただ、この業界に入って以来、寝食も忘れて勉強し続けたかというととんでもありません。

私がすごく頭を動かしたなというときは、決まって「環境が変わった時」でした。新しい現場に入ると新しいスキルが必ず要求されます。その際に「この現場でのやり方さえ教えてもらえればわかりますよ」という姿勢を貫きました。自分のやり方をいきなり新しい現場に押し付けるのはご法度で、まずはその現場の風土をつかみ実行します。そして現場の方々の信頼を得てから、改善を行っていきます。改善するためにはその現場で利用している技術を深掘りする必要があるため、その周辺の技術を入手します。そのときに本を買ったりインターネットの情報にアクセスします。

結局、技術が好きだから技術を伸ばすのではなく、現場に貢献することが動機になっています。技術を伸ばしていく二十代から三十代に当たっては、未知に挑戦し職域を広げていくスタンスこそ大事なのではと思います。

既知の領域で仕事をすれば、もちろんリスクもなく改めて勉強することもなく、誰かの役には立てますし評価も得られるのですが、「飽き」の問題に直面します。しかも未知の領域を勉強する動機も得られません。結果として、仕事自体に魅力を感じなくなり、技術レベルも上がらないという悪循環に陥りがちです。

では、次々と現場を変えればいいかというと、これはそうとも言えません。同じ現場にて文化を自分の力で変えるまでには私の経験では2年から3年はかかります。その間に結果を残せるかがポイントで、残せなければ現場か自分自身に問題があり膠着状態になっている可能性があるので見切りを付けた方がいい場合があります。自分自身に責任を問い改善し続ける姿勢はいいのですが、相手ありきなので、相手側の問題の可能性もあります。ある程度切り分けがつけられたらドライにお別れしてもいいと私は思います。また、3年経って仮に自分が大きな貢献をでき抜擢され、その組織のコントロールを大きくできるのであれば、さらにその組織を変えていくことでモチベーションにすることができます。結局は期間ではなく、自分にとって利があるかがポイントであると思います。このように、できるだけ未知の分野に飛び込みつつ、その未知をまず取り込み、そして自分が寄与していけるかどうか、です。

一方で、じゃあどんな技術分野でもいいのか。と言われると、実際私が現場を変えるときは主体的ではありません。リーマンショックであったり会社の不満からへの転職であったり、部署の不仲であったりと、前向きに選んだ覚えはありません。仕事内容も会社から降ってきた内容ばかりで、自分で選んだ実感はまるでありません。

ただ、では、バラバラに選んできたスキルや現場を、今こうやって考えてみると化学変化が起こっていることがわかります。それぞれで学んできたことが融合し、四十代になってユニークなスキルになっています。単純にまっすぐな道をまっすぐ進んできただけではこんなスキルパスにはならないだろうなという状況になっていて、まるで競合する人がいないので得できていると思います。単に運が良かったのかもしれませんが、それにしても出来過ぎだなと思うようなこともあります。あの時のアレやアレが、その時は思っていなかったけどものすごく役に立ったな、ということが多いです。

その時々の縁を大事にしながら、自分自身を飽きさせないように未知の分野に飛び込むことを忘れない。これが技術レベルを上げていくポイントなのかもしれません。居心地の良さだけにこだわっていたら、きっと悪いこともあると思っています。

 

 

四十代からが勝負

四十代になってからは、「未知の体験を」なんて言ってもあまり通用しなくて、それまでに得た経験を活かし、ビジネスに還元することが会社から求められます。45歳リストラは昨年のトピックですが、この辺りで勝負決めが終わっていて、未来が無いと思われた人から選別されていくのが昨年のセオリーでした。

未来が無いと思うのは経営側のほうなので、自分自身があると思えれば、環境を変えるのは良いと思います。ただ外部の評価が自己評価より低い場合があり、そこで移って取り戻せるかはリスクとなる思います。しがみついた方がいい場合もありますし、現状のように環境が激変してしまった場合は、再考が必要です。

今、人を必要としているのかそれとも急に不要となったのか、また採用活動するにしたって直接会えないという状況で本当に機能するのか。わからないことばかりです。情報収集が欠かせない時期であると思います。

もし、技術レベルを上げていきたい、と思うなら「ああ自分は足りないなあ」と思うシーンを作ることが根源ではないでしょうか。一方で現場では、「大丈夫です、任せてください」というスタンスを継続する。そして裏側で努力し身に着ける。外面的には「彼はできる」と思われる。そうやってやってきた記憶です。四十代では必須のスキルだと考えます。