MUSIC FMに対して、音楽団体が動く
ついに動きましたよ。
音楽の海賊版サイトMUSIC FMに対して、音楽団体がAppleへ要望書を提出しました。
日本レコード協会(東京・港)など音楽業界4団体は11日、米アップルに対し、アーティストの許諾を得ていない楽曲を無料で配信しているスマートフォンのアプリについて、対応策を求める要望書を提出したと発表した。著作権保護などの観点から、無許諾のアプリが継続的に提供されていることを問題視しているためだ。アプリの登録審査を厳しくするなどの対応を求めるという。
MUSIC FMだけがなぜか話題にならず
海賊版の議論でも、なぜか音楽はどこか主題にはなりませんでした。
2018/4/21
2019/6/1
たくさん使われている
直近のアンケートでも深刻な状況がわかります。
「Music FM」は様々な音楽を無料でストリーミングまたはダウンロードして聴けるアプリ/サービス。著作権者・制作会社などの許可なく楽曲の配信を行っているため、その違法性などが度々指摘されている。今回の調査はその利用実態を明らかにするためのもの。「Music FM」の認知度は15歳〜19歳でおよそ8割ほど。7割超が「使っている」または「使っていた」と回答し、現在の利用者の3割は20代との結果が出ている。
ある10代向けファッション誌で、音楽を聴くために使うアプリを聞かれ、「Music FMはマスト」と回答している記事を見かけた。高校生たちに話を聞くと、同様の回答が返ってくることが多い。高校生たちの音楽事情と問題点について見ていきたい。
いやいやダメでしょ。
要望書の詳細
さて、ここにきてやっと音楽団体が動きました。
日本レコード協会がプレスリリースを出しています。
音楽業界の発展と権利保護のための活動を行っている一般社団法人 日本レコード協会、一般社団法人 日本音楽事業者協会、一般社団法人 日本音楽出版社協会、一般社団法人 日本音楽制作者連盟の音楽関係4団体および、音楽配信サービス事業会社であるAWA株式会社、KKBOX、LINE MUSIC株式会社、楽天株式会社の4社※は、連名で、Apple Inc.に対し、6月28日付で著作権者及び著作隣接権者などの権利者が想定しない態様による音楽配信を可能にするアプリ(以下「無許諾音楽アプリ」)の対策強化について要望書を提出いたしましたので、お知らせいたします。
これでAppleはすぐ動いてくれるかな・・。
問題についても正しく把握されていますね。
現状の対策として、無許諾音楽アプリと認識されるものがアプリストアに公開されると、日本レコード協会を通じてApple Inc.に対して削除申請を行い、対応していただくということを数年にわたり実施しておりますが、削除申請したにも関わらず削除されていないものがあること、また、削除された場合であっても形を変えて再度登録されるなど、アプリストア側の対応が十分とは言えない状況です。
私が知っている情報と合致しています。
Googleはいいの?
こうなるとGoogleが抜けているのが気になるのですが。
こちらは理由があるようです。
Googleもスマートフォン向けアプリケーションのプラットフォーム「Google Play」を提供しており、「Music FM」のようなアプリが登録されることもある。
しかし、Googleの場合は、削除を申し立てた際に権利者が開発者とやり取りすることはない。Googleの判断で削除が行われるため、Appleに比べて対応が早く、申し立てたのに削除されないということもないという。
この要望書がすべての解決につながるといいなあ。期待しています。