関西エリアにチャンスあり?
東京圏にいると、全ての物事は東京から起こっているような錯覚に陥ってしまいます。テレビをつけていても東京の話は多いですし・・。
ですが世の中の状況に昨今変化が出てきたようです。
首都圏に比べて魅力的なベンチャー企業が少ないと思われてきた関西エリアだが、このところ状況が変わっている。有望なベンチャーが多く誕生し、支援体制も整いつつある。関西のエンジニア採用支援を手掛けるリクルートキャリアの増田直子氏が、関西のベンチャー企業への転職事情を語る。
関西エリアではベンチャー企業の環境や支援が充実してきて、大手企業から続々関西のスタートアップに転身する方が増えているとのことです。
情報収集してみる
上記記事から興味を持ち、関連する情報を集めてみました。
2019/7/10 産経新聞
創業間もないベンチャー企業や起業を目指す人たちを、法律面から支える動きが関西で広がっている。後手に回りがちな契約や資金調達関連の法務対策を弁護士らが手厚く支援。起業市場はこれまで、大企業や投資家が多い東京に集中していたが、近年は関西でも盛んだ。2025年大阪・関西万博では、独自技術やアイデアを武器としたベンチャー企業の活躍も期待されている。関係者は「ベンチャーの活性化で関西の成長を」と意気込んでいる。(杉侑里香)
関西エリアの活気が伝わる記事ですね。
東京の家賃は高い。狭い。まあその通りかと。
2019/7/5 日経新聞
三菱UFJ銀行は関西・西日本のスタートアップや新産業への支援を強化するため「成長産業支援室」を大阪に新設した。これまで銀行内で分散していた成長企業向けの戦略や施策を立案する部門を統合。スタートアップをはじめ顧客のニーズを調査し、ビジネスマッチングを強化する。
大手銀行も注目し始めているんですね。
2019/7/5 日経新聞
大阪大学発スタートアップのステムリム(大阪府茨木市)が5日、東証マザーズへの上場承認を得た。患者負担やコストを抑えながら、臓器や組織の損傷を人間の治癒力で回復させる独自技術を開発する。上場時の時価総額は1533億円程度を見込み、関西発のスタートアップでは異例の企業価値が10億ドル(約1080億円)を超すユニコーン級の大型上場だ。
成功事例が出てきたのが大きいですね。
足元では関西でも大学の基礎研究を実社会につなげるための起業が相次ぎ、大企業との連携が進むなど成長の土壌は整いつつある。まずはこの仕組みを軌道に乗せることが、ユニコーン候補を増やす条件となりそうだ。
大学が基礎研究、スタートアップがこれを実装しベンチャーキャピタルや銀行が支援。これをユニコーンに育てて上場。
まるでシリコンバレーのような世界ですが、関西圏が舞台になりつつあると読めます。
2019/7/10 産経新聞
「インフラ建設を中心に関西にヒト・モノ・カネが集まり、本社を関西に移す企業も出てくる」
2025年大阪・関西万博に向けて、東京商工リサーチの上栗(かみぐり)謙司・取締役近畿地区本部長は産経新聞のインタビューにこう指摘し、東京一極集中の流れが変化すると予想した。
大阪万博は「いのち輝く未来社会のデザイン」をテーマに、健康増進や医療の進歩を世界にアピールする機会となる。上栗氏は万博を機に、関西で盛んな医療産業でベンチャーの起業や育成が加速するとし、「情報の集積地が東京から関西に変わることで、中小企業が関西への本社移転を検討する可能性がある」とみる。
あれれ、すごいことをおっしゃってますね。
東京に情報が一極集中する状況が変わる、これは大きなトピックです。
2019/5/13 logmiBiz
京都を出てわかったんですけど、やっぱり京都最強なんですよ。東京で「出身どこですか?」って訊かれて「京都」って言ったら、みんな「おおー」「いいとこですよね、品がありますよね」って言われるんです。たまに「腹黒い」とか言われるけど。関東に行った時に、京都ってけっこう絶妙やなと。
せやな。
関西エリアは伝統と文化が深いのは納得できます。
関西エリアが来る
東京が膨張しきってしまったのもあるのですが、今や生産性向上やリストラの話ばかりで息が詰まる状況で、この活気は日本でも救いとなると思います。
終身雇用・年功序列が通用しなくなるこれからにおいて、関西エリアのこの動きを注目し、ぜひ選択肢として関西エリアを考えてみるのもいかがでしょうか。成長力が豊かで未熟なスタートアップが、あなたの力を必要としているのかもしれません。