orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

「企業が労働者の労働時間を客観的に把握する」のを義務にするなんてやめてほしい

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企業が労働時間を客観的に把握?

NHKを見ていたらとんでもないニュースを知りました。

www3.nhk.or.jp

長時間労働による過労死を防ぐため、厚生労働省は今の国会に提出する方針の働き方改革関連法案で、企業が労働者の労働時間を客観的に把握するよう初めて法律に盛り込む方針を固めました。

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考察

企業が、労働者の労働時間を客観的に把握する、というのはできているようでできていない不都合な現実であったように思います。日報など勤務時間を申告する制度はどの会社でもあると思いますが自己申告制の方が多いのではないかと思います。もちろん職場によって違うとは思いますが、何を持って始業とするのか。何を持って終業とするのか。永遠のテーマだと思います。

例えば、私の仕事でも、休みの日でメールチェックして十分ぐらいの仕事をすることはありますがこれは、始業なのでしょうか終業なのでしょうか。営業のためにお客様先に直行するとして比較的遠距離の場合、その移動時間は業務中なのでしょうか。たばこを吸う人がいて、業務中にたばこ休憩しているとしたらそれは業務中なのでしょうか。その間に他部署の人と情報交換をしたらそれは業務中なのでしょうか。

この記事中に

対象となる労働者は一般の労働者や裁量労働制で働く人、それに法律上、労働時間の制限がない「管理職」なども含む予定

とありますが、 裁量と言っているのに労働時間を測るのって、測られる方からすると圧力に感じます。例えば人が8時間でやっていることを10分でやったとします。ただ裁量を満たしているとします。経営者側は10分でできるのなら裁量を増やそうとすると思います。それって不都合です。私はイヤです。

客観的に把握することを法律で定めたとして、その利用目的は何でしょうか。

長時間労働により労働者が健康を害することを防ぎ、医師との面談などの対策につなげるため

とありますが、生産性の高い人にとってはとてもイヤな制度であると思います。

核心をつくとすれば、労働時間の少なさが問題にされるかもしれない、ということです。あとは、労働時間とみなされる基準が曖昧だと、システムをごまかして労働時間に計上することだってやり放題となると思います。

それぐらい、客観的って難しいことで、これを法律化することというのは無茶だなあと思った次第です。

厚生労働省は去年、ガイドラインを策定し、企業が労働時間を適正に把握する責務を明記しましたが、その後も適切な労務管理が行われていないケースも少なくないということで、今後は省令でパソコンの使用履歴といった把握のための具体的な方法についても定めるということです。

パソコンの使用履歴っていっても、みんなオフィスでパソコンの前で仕事してるばっかりが仕事じゃないんだよ・・、・・・一応このガイドラインというのを調べてみるか。

 

厚生労働省のガイドライン

これか・・。2017年1月20日発令。 

www.mhlw.go.jp

 

中身は原理原則ばかりで引用するまでもない感じです。単純労働やシフト労働などはまだこれに当てはまるのでいいでしょうね。店員とか事務職など、オフィスにて一定時間拘束されるような仕事であればタイムカード管理でいいと思います。ただ、最近は働き方改革などでも取りざたされている通り、在宅でのリモートワークやオフィスに捉われないフリーアドレスのようなワークスタイルもあります。例えば、スマホ経由でグループチャットを使って不定期に業務連絡するような場合もあります。そう言った仕組みが先行しすぎていて、何を持って仕事とするのかわかりづらいので裁量労働の話が出てきているはずです。

もし、厚生労働省が働き方というのを、画一的な古来の仕事方法を想定しているとしたら、それこそ働き方改革の足を引っ張っているのであり、法律化するなんてとんでもないと思った瞬間の衝動をここに記録しておきます。

問題が起こっている職場や個人が存在していることはわかるのですが、だからといってそこに全ての表現を合わせて、問題がないところにまで網をかけるのは、全体の生産性を落とすのでやめてほしいなと。また変なソフトウェアだかサービスだかを全事業者が使わなければいけなくなり、変な間接費用がまた増えて海外との差がまた開いていく・・、のが目に見えます。

 

提案

「企業が労働者の労働時間を客観的に把握する」のではなく、「国民が自衛的に自分の労働時間を客観的に把握する」ようにし、問題があれば国民側で告発できるようにすればいいのではないでしょうか。問題がない国民は把握する必要もないでしょうし、問題があると思えば把握すればいいと思います。

最近は、ツイッターに自分の勤務時間を書き込んで証拠にする人もいるようですし、何らかのツールを各個人で利用させて企業側に長時間労働をさせない圧力にすれば良いかと思います。

・・というのは個人的な意見ですが、いろんな人の意見を聞きたいですね。