この記事を読んだ感想です。
「LINE」などでのメッセージや通話などで最低限の連絡が取れればいいという考えのもと、通信速度はあえて200kbpsに制限している。高速通信が必要なYouTubeやリッチなWebサイトは利用できない(しづらい)ため、親が安心して子どもにスマホを使ってもらう、というのが狙い。SIMカードはデータ専用で、音声通話には対応していない。
仮説
初めは、200kbpsなんて確かに動画も見られないし、WEBやアプリも重いし、これを使わされる子供はかわいそうだな・・って思いました。
よくよく考えたのですが、そもそも子供は家ではWifiを使いますよね。だから、子供は家ではYouTubeやリッチなWebサイトを見ます。ガンガンに見ると思います。家で。
とすると、何のためにこれを使うのでしょうか。外でLINEだけ使えればいい、でもキャリアだと一人5000円は支払わないといけないという人向けだと思います。200kbpsでもいいからつながっていればいい、帰るよーとか連絡だけ取れればいい、で、端末込みで980円ってのはアリな気がしてきました。
お値段の検証
ちなみにこの記事のサービスを検証します。
・スマホはこれですね。
税込で6900円です(リンクは¥7979ですが今行くと割引されます)。
・通信料は2年縛りで980円。税抜23,520円。ですから端末代を引くと、税抜17130円。このサービスの1ヶ月あたりの通信費は、税抜713円ということになります。
なお、データSIMとしては一例として楽天モバイルで200kbpsのサービスがあって、税抜525円です。
なので、いろいろな手間を考えるとそんなに悪いサービスではないかなとは思います。
データ専用SIMでもLINEはできる
なお、「SMS」をつけないとLINEのアカウントが取れないと思っている方は多いと思いますが、実はそんなことはありません。Facebookのアカウントがあれば取得できます。ということは、家でFacebookアカウントを取ってしまえば、この200kbpsデータSIMでもLINEが外で使えるということです。
ですから、もし家にスマホが余っていてSIMを刺せば使えるのでしたら、200kbpsのSIMを入れて子供に渡せば、外出時の、塾とかの帰りの連絡用や子供同士のLINEのやりとりに便利になると思います。月5000円とかはいらないので悪くないかと。端末が気に入らなければ、好みのスマホを買い、楽天モバイルで¥580/月というのは合理的ですね。
まとめ
なので、記事にあるようなコンテンツフィルター(有害なものを子供に見せない)というような機能はこの商品にはないと思います。どちらかというと、コンテンツフィルターのソフトとかを入れた方がいいと思います。下記のようなものもありますし。
本当の目的は、スマホを使い倒す時は家のWifi、外出時のLINE利用等の連絡用だけに細い回線、という用途が向く人向けのサービスだと思います。