これまでのあらすじ
以前の記事で書かせていただいたとおり、アメリカは2017年予算を相変わらず執行できておらず、つなぎ法案で文字通りつないでいる状態です。
アメリカ政府が閉鎖というニュースは大丈夫か?何が起きているのか? - orangeitems’s diary
ところが、2018年2月8日が明日に迫っています。また前回のような混乱になるのかどうか、と言ったところで最新の情報が入ってきました。
ニュース
まずは下院で2018年3月23日までのつなぎ法案が可決されました。これ、いつまでつなぐのでしょうか。アメリカの予算案はつなぎ法案で月刊誌のように毎月毎月更改されるようになるのでしょうか。このままだと前例未聞の予算案がない年度が生まれてしまいそうです。
しかも、こちらは下院を通しただけで、上院がすんなり通すかどうかは未知数です。前回1月19日のときには、結局間に合わず3日ほど一部の政府機関が閉鎖される事態となってしまいました。
これだけもめている最大の要因は移民制度の法律改正です。ただしこのつなぎ予算案には移民制度については触れられていないため、波乱要因はないのではないかという見方がされています。したがって、今回は、上院である程度の条件を付けられたうえで下院に差し戻しされ、下院の再可決・上院の可決と行きそうな雰囲気です。
つないだって何も問題は変わっておらず、本丸の移民制度の件がどうにも動かないと平穏な状態にはならないように見えます。
まあ、政府閉鎖になっても動じない国アメリカですので、状況が急に変わるかもしれません。
続報(2018/2/8)
日経新聞より報道がありました。
続報(2018/2/9)
歳出上限については合意したものの、つなぎ予算は失効したとのニュースがありました!!!
次はこっちに書きました。終わらないなあこの話。
アメリカが再びつなぎ予算が失効し政府機関閉鎖となったが数時間で終わる見込み - orangeitems’s diary