orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

どうやったらミスを減らせますか?、と新卒に聞かれたら

 

私だったらどう答えるかな。

ケアレスミスを減らしたい、って悩む新卒にかける言葉。

 

togetter.com

新卒の頃、ケアレスミスが多く「どうしたらミスを減らせるか」と先輩に聞く→仕事に限らず何事にも通用するアドバイスが返ってきた話

 

少なくとも思うのが、50歳一歩手前のベテランから、ミスが多いって直接怒られたら、今の新卒は消し飛んでしまうんじゃないかという懸念。

怒られまくっていたら・・と言う表現が気になっていて、今の人は怒れば怒るほど委縮して、パフォーマンスはますます落ちていくんじゃないか、と思う。

だから、まず、怒って指導するところから改めたほうがいいんじゃないかなと思う。それより、ミスをするということは習熟していないということだから、少し上の先輩について、まず作業内容を観察した方がいいと思う。

先輩が、ミスしないことが誇りなのなら、ミスしないには理由がある。新卒はやってなくて先輩はやっていることを、自分で発見すること。きっと先輩も気がづいていないかもしれないから。

かなり昔だけど、同僚のExcelの使い方を見て、ああこんな操作方法があるんだ、なんて勉強に会ったことがあるけど、実際のところ人によって、パソコンの使い方は微妙に違う。この違いを、人の所作を見ないと気づけない。

ミスをする自分を改めるのは、実は自分しかいなくて、そのヒントは他人にある。怒られて成長するのではなく、人から学んで成長しそれを褒められるループに、いち早く改めた方がいいと思う。

 

後は、もうミスをするということを前提に、チームで仕事をすること。仕事が全部終わってから他人に確認してもらうと、元々も目的からズレていて全て手戻りになることもよくある。もっと序盤で一度レビューを受けるなど、習熟していないときは誰かから見てもらうことを制度化したほうがいい。

レビューする人が、だんだんと修正箇所が減ってきて、ほぼ任せられると思ってから、全てを担当してもらえればいい。

ミスを少なくなるにはというより、ミスを速く検出して修正を軽微にするには、と考えた方が戦力となりやすいと思う。

チームで、誰かが誰かを怒っているとしたら、かなり雰囲気も悪くなるし、事情を知らない第三者が、怒られる人を見て、「あああの人、仕事できないんだー」なんて思うから。いいことがまるでない。

 

そういえば、体調でミスが増えたり減ったりするなんて話もあるけど、私は、どんな状況でも仕事の正確性は担保したいと思う。システム運用関連の仕事なので、言い訳ができないからだ。まずはミスをしない実力を付ける。作業の重大さを知り、気合を入れて仕事をする。全部が全部、緊張感を持たなくてもいいので、柔軟に集中力を使い、手の抜きどころも勘案する。

基本は、午前中の方が集中力がみなぎっているので、大事な重要なことは午前中にやってしまうことは考えてるかな。午前中に、スーパー集中したら、午後はやっぱり気合も出ないので、事務的な仕事に留めるようにしているかな。

 

そんなところだ。どうやったらミスを減らせますか?、というのは結構難しい質問で、人間の実力の向上そのものに関わると思う。減らせるように組織で工夫するから、がんばっていこうね!と支持的に関わるのがいいと思っている。