orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

リスクにどう立ち向かうか、の思考法

 

よく、競馬をやっておりまして。

中央競馬で3場開催のときは、一日に36レースあります。

全レースに100円賭けると、最大で3,600円/日、みたいなささやかな遊びをやっています。さすがに全レース外すことはないし、3,600円以上の配当を1つ当てるだけで1日分戻ってきますから、遊びとしては最適です(お勧め)。

そんな数を1日に!というのは正しい感想で、頭が暇するのが嫌なんですよね。どんどんやっちゃう。

また、競馬場自体に行ったときには、その競馬場のレース+メイン、と言うふうに参加レースを少なくするので、1レース300円にしたりすることもあります。

何しろ、レースを楽しむのが目的で、大当たりしてお金を増やすことは視野にありません。もちろん当たったら嬉しいのですが、外れても続けられる楽しみとして、参加しています。

 

さて、ギャンブルというのは、リスクに対してチャレンジして、成功もしくは失敗という結果を得ます。かつ、成功度合いや失敗度合いも、金額によって見える化されています。

気分的な成功なんてなくて、「配当 - かけた金額 = 利益」ですから、ビジネスの仕組みと変わらないのです。

絶対にうまくいくようなことは、配当も低いです。しかし絶対はありません。他人がうまくいかないだろうと思っていることに対して、チャレンジすると高い配当を頂けます。

リスクとリターンの関係を、1日の間に何度も体感できますから、私の場合は、仕事にも活かされてます。たくさんの馬券を買って、結局、当たり前の結果が出て低配当の場合、損になるなど、良くできてるなあと思います。ビジネスとよく似てる。

学んだことを箇条書きします。

 

「あまり起こらないことA」と「あまり起こらないことB」の掛け合わせは、全く来ないので手を出さない

1着2着を当てるような馬券のときに、1着も2着も人気のない馬だと、当たったら高配当になるんですよね。

で、欲の皮が厚かったときは、こういう組み合わせばかり買ってたんですね。

そしたら全く当たらない。当たらないのに買い続けるから、徐々に徐々にお金が減っていく。欲は人の判断力を失わせる。

最近は、この組み合わせは捨てるようにしています。来ないと捨てて、来ても諦める。無視してもいいくらいの確率でしか来ませんから。

 

「絶対に起こるはずA」と「絶対に起こるはずB」の掛け合わせは、来ないことも多く、そして来ても安いので手を出さない

これは人気のある馬同士の馬券を買った場合です。

みんな、来ると思っている組み合わせなので、配当が著しく低くなります。

当たっても少しの上に、困ったことにこの組み合わせ、よく来ないのです。

人々の思い込みって怖いですね。新聞やニュースなどで、思い込むのです。これしかない、と。

当たってもあまり儲からず、当たらないことも多いので、私はあえてこの組み合わせを買わなくなりました。

 

「絶対に起こるはずA」と「あまり起こらないことB」の組み合わせは、オッズを見てチャレンジする価値があれば積極的に選択する

私が最近よくやっている買い方です。

人気がある馬はかなりの確率で本当に来ますが、それだけ選択しても大した儲けにはなりません。たまに来る、人気のない馬を探すのがポイントです。

多数の人が盲点になっていて、あまり買われていないことに気が付いたら、買います。

たま~に、皆さんよくわかってるな~、って時もあって、この組み合わせでもオッズが低い場合は手を出しません。あくまでもオッズが低いからやる価値があるのです。

来なかったとしても残念がることはありません。いい馬券を買った、と私は思えるようになりましたよ。どこかで来れば、半日分ぐらいの金額が返ってきますから。

全部当てる必要もないのです。種をまいたら待つ姿勢。

 

選択肢が少ない場合、リスクを上げる

たまーに、1レースに参加する馬の数が少ないときがあります。

そういうときは、普通に馬券を買っても、オッズが低いです。私はそのとき、3連単に切り替えます。一番難しい馬券で、1着2着3着を、順番も含めて当てるというルールです。

難しいのでオッズも高くなります。5頭立てだとして、60通りあり、的中率は2.2%です。

16頭立ての3連単は3360通り。絶対に当たんないと思うので手を出さないのですが、5頭さてなら話は違います。

そうやって、リスクとリターンのバランスを考えてチャレンジしていくのが楽しくて。

リターンが無い馬券を買うのは、かえってリスクが大きいというのが学びでした。また、リターンがある馬券を「見つける」。投資価値があることの論拠を明確にするのが大事です。

 

1レースでたくさんの種類を買うのは無駄

自信がある組み合わせを絞って、少ない点数で買うべきです。たくさんの点数を買うと言うことは、自信がない、根拠がないものをたくさん買っているので、的中率も下がります。

どうせ、1つしか当たらないと思ったら、当たる馬券以外のハズレ馬券が、無駄ですよね。

これぞ、選択と集中、です。全部当たると思って買おうとすると、点数は少なくなるはずです。

無駄なコスト=ハズレ馬券ですから、コスト削減が利益向上の道。

 

つまり?

ずっとやっていると、情報の解像度が上がってきて、そして買う馬券に対するロジックがしっかりしてきます。そうすると、不思議と的中率も上がるのと同時に、配当額も向上します。

だって、安い馬券は買わないようにしているのと、無駄に確立の低い配当の高い馬券を除外しているので、当たった時の効果を高めながら、ハズレをつかむ回数を減らしているからですね。

本当に、本格的に始めて1年くらいは全くもって当たらず、「下手の横好き」だったのですが、最近は一日をプラスで過ごせる日を再現させることができる日が増えてきました。

物事って上達するんだな、と思いつつ、このリスクとリターンの考え方は現実社会にも応用できるななんて思っています。

以上、趣味の話でした。