orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

au通信障害を踏まえ、過去の通信障害の振り返り・VoLTEの概要を知る

 

まだ収束しないauの通信障害。

私の家族がUQ Mobileを使っていて、一台は復活したけど、もう一台がまだ復活していないみたいな変な状態にある。

なかなか大きな障害なのだが、過去10年の通信障害を振り返ってみた。

 

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2018/12 ソフトバンク

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ソフトバンクは、12月6日13時59分頃から18時4分までの間に発生した通信障害の原因について、「エリクソン製交換機のソフトウェアに異常が発生したため」と発表した。

原因:ソフトウェア証明書バージョンの期限切れ

 

2013/4~5 KDDI

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 KDDIが6月10日、一連のLTE通信障害の原因と対策についての説明会を開催。代表取締役社長の田中孝司氏が詳細を説明した。

原因:ソフトウェアのバグ

 

2012/12~2013/1 KDDI

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KDDIが1月16日、年末年始に発生した「4G LTE」の通信障害について、原因と対策を説明した。

原因:①高負荷時の設計考慮漏れ ②オペミス

 

2012/1/26 NTTドコモ

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NTTドコモが1月26日、前日の25日8時26分から13時8分までに東京都の一部地域で発生した通信障害の経緯と原因をあらためて案内した。

原因:新型機器に切り替えた際の性能不足

 

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4Gのサービス自体が始まったのが2012年で、そのサービス直後に障害が頻発したのがわかる。ある程度落ち着いてからは2018年のソフトバンクの、サーバー証明書の期限切れがトリガーとなって騒ぎになった件ぐらいしか起きていなかった。

4G自体はもう枯れたサービスであり、もう5Gが普及するまで平和な日々が続く、と思っていたのでびっくりだ。

今回については「VoLTE交換機の機器故障」をトリガーとしているという。

 

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 KDDIは7月2日午後5時、同日午前1時35分ごろから続いているモバイル通信サービスの通信障害の原因について、「VoLTE交換機」という通信設備の故障によるものと明かした。

 

ただ、これまでの大規模な障害の事例を見ても、設備故障をトリガーとしている例はない。これまでも記者会見等で原因が明らかになってきているので、その際にメカニズムは明らかになるだろう。

ちなみに、予習しておきたいという方のために、VoLTEとはどんなことをしているか、の記事を紹介しておきたい。

 

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 日本ではドコモ、au、ソフトバンクの3キャリア共に新しい電話の仕組みである「VoLTE」への対応をアピールしています。それらのキャリアから設備を借りているMVNOにはどのような関係があるのでしょうか?

 

この資料、とてもいい記事で、今回故障したVoLTE交換機が何をしているか、すごく理解できた。IP電話のようなことを携帯電話網の中でやってるんだと。ここの復旧を行うため通信規制を行うということは、携帯電話網全体を規制せざるを得ない、ということか。

 

もう一本追加で。

 

businessnetwork.jp

NTTドコモが6月から導入した次世代音声通話サービス「VoLTE」には、2つの狙いがある。1つがLINEなどの通話アプリに対する競争力の強化。もう1つが3GからLTEへの移行促進による投資の効率化だ。

 

一昔前の知識だと、電話とデータ通信は別だ、という認識があったとが、今や帯域のコントロールをしながら、全部同じデジタルで処理されているということ。

 

続報を待ちつつ、理解を深めていきたい。