orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

一見仕事ができそうだけど、仕事ができてない人の特徴

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最近気が付いたんだけど、一見仕事ができそうな人だけど、やらせてみるとちっともできてないという人がいる。しかも、できそうなので、ひょんなことで重要な役職に就いてしまうことがあり、そのために社内が混乱に陥るというパターン。これを何度も見たことがある。採る方も採る方だが、騙されてしまうその特徴というのもある。仕事ができるかは仕事をやらせてみないとわからないのに、採用するときは見られないからだ。自己申告なので、口八丁で騙せてしまうところがある。

最もこれだ、と思うのは、「難しいことを、難しいままにしてアウトプットを作成し、それを他人に強いること」だ。要件は基本的に難しい言葉で書かれていたり、考察が必要だったりするのが普通だ。ところが、「できてない人」はそのまま何の情報処理もせず文書作成を進めてしまう。できあがったものは難しいままだ。本人曰く、要件の言葉をできるだけ変えないでそのままの表現で進めたい、だそうだ。しかし、本当に要件をわかっているのか?と問い詰めると怪しい。しどろもどろだ。その時にできてない人が行う最も常とうな手段が、難しい言葉を駆使して話相手を煙に巻こうとする。だって難しいのだから伝わらないのだが、受け手がスキルがないからわからない。でも受け手はわからないと言いづらい。これを利用しようとする。

この難しいままのアウトプットで、何かプロジェクトをやろうとすると、概して混乱する。誰もわからないからだ。結局難しい内容を受け取ったら、その持っている意味を無視して解釈が入り、不必要な結果を生み出そうとする。これは悲劇だ。要件が持っていること以外のことにいそしみ、そして時間をロスした上にポイントは外す。それを同時並行に複数の人へコマンドを打つものだから、全体としては混乱しかない。そしてできてない人は憤慨する。誰もわかっていない。説明会を開く。でも誰もよくわからない。

こういう「できていない人」に騙されない秘訣は、難しいことを受け手のパフォーマンスで補って理解に努めてやる、という行為を捨てることだ。おいおい、それじゃわかんないだろ。わかるように説明してよ。これを当初からやってみることが大事だ。意外にこの努力を強いると、「それはできないですよ、要件を崩すことになりますよ」と変な言いがかりをつけてくる。それで「できない人」認定していい。要件を崩さず、わかりやすくメンバーに伝えられる情報処理能力こそが、仕事ができる人の特徴である。

もし、社内に、延々と暗号文を作り出し、そしてそれが読めない人に「スキルがないから」「専門性があるから勉強しなさい」と繰り返す人がいたら、「できない人」かもしれない。仕事は、人に正しく伝わることを基礎とする。難しいことを難しいまま吐き出すだけなら、将来は人がやる仕事ですらなくなるだろう。人間に求められるのは、解釈、要約、思いやり、と言った要素である。

そういえば、「できてない人」は資格や認証に頼りがちなところがある。資格や認証を取るには取ったが、自分の中で咀嚼できず、自分の言葉にできていない。呪文のように教科書の言葉を唱え、どういう意味?と問うとまた教科書の言葉を繰り出す。永遠に話が見えてこない。

一見仕事ができそうだけど、仕事ができてない人に、組織が混乱させられないことは、非常に組織運営にとって大事だ。今後も気を付けて行きたい。