お願いだ、マネージャーはこんな気持ちなんだ、って話。
指示しなくても動けるような大人を目指してくれ
マネージャーが、部下に行動を全部プログラミングしないと動かない。この時間はこれやってくれ。それが終わったらこれをやってくれ。
もし想定外なら私に連絡してくれ。
これって、もうプログラミングだよね。すべての指示をコマンドにし、例外処理まで埋め込まないといけない。ミスったら、フリーズして無限ループしてる。あまりにも連絡がないので聞いてみたら、案の定止まっている。
おいおい報告もできないのか、と定期的に報告をするように指示をするものの、これってログ出力をデバッグとして出すようなものだよね。
指示する人は指示を受けているわけでもないから、やっぱり指示しなくても動ける人はいるわけで、お願いだからプログラミングされるような大人にはなってほしくない。
若手のうちは仕方ないのかもしれないけど、指示からロジックを学び、自らで行動や発言ができるように心がけてほしい。
約束を守れ
思いの外、約束を軽視する人がいる。
人のことを何だと思っているのだろう。
「お願いしますね」「はい、わかりました」
もうこれだけで契約が成り立っているのだけど、簡単に反故にする。
なぜやらなかったの?と聞いても、漏れていました、と。
そこで謝らない人も見たことがあり、なぜ謝らないのか問い詰めたくもなるが学校でも親でもないからそんなことまでしない。
推測だが、100の仕事を受けて、95くらいこなしたら、「95点!」とでも思っているふしがあるのではないだろうか。
仕事って違うよね。100受けたら、120くらい返してやっと信頼が得られるよね。
これって何か、まずい教育の成果なのか?。平気で漏れる人をたくさん見かけるのだけど。
約束は守ろうね。
わからん、と言っても誰も怒らないぞ
不思議なのは、「わかりません」「すいません」みたいなことを言うのが苦手な人が若手に多いこと。
わかってないときに、よくある反応が「無言」。
返事ぐらいしてよと思うのだが、わからないと言うとスキルが低いと思われるとでも思っているのだろうか。
いや、わかってないのバレてるから、わかるように教えたいので何がわからないのか教えてほしい、のだけど、その言葉も持ち合わせていないのか。
最近の教育って、あやまるとつけこまれる、自分の不利な手札はできるだけ見せない、みたいなのが常識となってるの?。
何やってるんだ、と思う。誠実に、正確に自分の情報を相手に瞬時に伝えることって、大事じゃないの?。
心を開くとか開かないとかじゃなくて、これは仕事なんだから自分に対しても客観的にものを言って、そして客観的な改善策を話ができるようになってほしいものだ。だって自分のことだもの。
あいさつは大事だぞ
あいさつっていっても、おはようございます、おつかれさまでした、だけじゃない。
ありがとう、ごめんなさい、わかりました、いろいろツールとして揃っている。
できてない。これを教えるのがマネージャーの仕事なんだろうか。できていないことで結構なコミュニケーションロスが起こるのだが、業務命令として返事しなさいとか、ほんとにアリなのか?。
申し訳ないけど、今の教育って結構劣化してるんじゃないか。今は共働きや核家族化、学習塾などで親と接する時間が減ったり、部活動などの制限もあり、目に見えて影響が出ている気がしている。
私も学生のときは、道徳的な教育はうっとうしいと思ったけど、結構いいこと言ってたなと今になって思う。
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ま、一朝一夕にはどうにもならんなとは思いつつ、結構、仕事をする上での基本やら、気迫やら、心構えやら、ぼんやりした人が多いなという印象を持つことが多くなってきた。
技術力も大事だけど、意外と今回挙げたようなことで能力を図られるケースは非常に多く、ほんと、心がけだけでできることなんだから、ちゃんとやれよな、と思う次第である。