中途採用して後悔するパターンについて、よくまとまってるなという記事がありました。
すべての中途採用社員が大活躍しているかというと、どうでしょうか。中途採用社員は主戦力・即戦力としての期待が大きいだけに、「期待したほどではなかった」と後悔するケースもあるようです。
今回、大手・中堅企業の人事部門の責任者・担当者21人に、アンケートとヒアリングで中途採用社員について調査しました。調査結果をもとに、採用して失敗だった中途採用社員の特徴について考えてみましょう。
この記事によると、5つのパターンがあるそうです。それぞれの定義は上記記事でご確認ください。
(1)出羽の守
(2)順応しすぎる
(3)経歴詐称
(4)転職癖がついている
(5)採用時に予測できない変化で退職
ここではそれぞれについて考えていきます。
(1)出羽の守
そもそも出羽の守(でわのかみ)とは何のことでしょう。
なるほどねえ。Twitterによくいますね(笑)。二言目にはアメリカではこうなのに、日本ではこう、だからダメ。日本は滅ぶ、みたいな論調。
毎回、「それなら欧米にいってらっしゃい!(片道切符)」といつも思うのですが、そういう人は日本にいなくならないので、きっと言っているだけなんでしょう。
変えたいなら、変えましょうね、ということで、ただ批判するだけではなくどうやって既存プロセスを変換して、現在の業務に反映させるか、ノウハウもない人は中途採用しちゃだめということか、なるほど。
(2)順応しすぎる
これ面白いですね。昔はこうだったけどを完全に封印し、既存に合わせすぎる。これは日本では特にあることかもしれません。会社文化が強いですから中途が急に来て、何かやりだしたらたいていもめごとになりますからね。
まず、転職して3か月くらいは様子見しながら、既存プロセスを学びつつ現場の方たちと信頼関係を作るのは大事だと思います。次に、改善提案を行い、現場を壊さないようにしつつ味方を作りつつ、そして機を見て実行に移す。
このあたりは戦略的な動きが大切で、これをやらないと、ありゃ単に人増やしただけになっちゃったな、と失望されることは間違いないです。
(3)経歴詐称
これひどいですけど日常茶飯事ですね。だってお互いに証明しようがないですから。もう頼むからみんな経歴詐称はやめてくれ、結局お互い不幸になる、とは思うんですけど。たまーに、とりあえず潜り込んで、いきなり実は経験もないのにうまくやる人もいるから、世の中、清潔ではないよなと実感はします。
でも、基本的にはやめてほしいね。
(4)転職癖がついている
これは採用するときに職務経歴書みて判断できるでしょ・・とは思います。
特に若いうちは、若さが魅力なので転職はやりやすいですけど、後々、デジタルタトゥじゃないですが、「なんでこんなに転職したの?」って聞かれるようになります。
そのうち、経歴詐称はじめちゃうから、もうほんと、転職にはロジックがないとと思います。ノリで何度もやっちゃわないほうがいい。
(5)採用時に予測できない変化で退職
まあ、会社も個人も予測不可能だからしょうがないとは思いますけども。
採用プロセスを急に進めると、やっぱり個人のキャラクターや背景を吟味することが雑になるので、なんどかカジュアル面談など、情報交換をしたほうがお互いにいいんじゃないかと思うことが増えています。
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ということで、結構当然の5つではあるのですが、頭に入れたほうがいい5つでもありました。みんなにとってWIN-WINになる、今っぽい採用プロセスを考えていきたいです。