orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

ショッピングセンターが大変なことになっていた

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大型のショッピングセンターにさっき行ってきたのだが、何かすごいことになっていた。ちょっと昔は、でっかいイオンやイトーヨーカドーなどの大型スーパーが田舎にできて、そして地元の商店街がシャッター通りになるという現象が社会問題になった。今はどうか。なんとショッピングセンターの中の特にアパレル関係が完全に疲弊していて輝きがなくて、それなのにその中にあるユニクロやGUだけがキラキラしているという状況。

これって、ショッピングセンターの中で、大型スーパーと商店街の関係が起こっているようなもの。専門店が強すぎて、総合スーパーの販売部門がシャッター通り化していく。世界に競争力を持つ会社がテナントで、そしてその横で同じものを売ろうとしても、品質も価格も機能も、専門店にかなわないのだ。

そもそもは、大型スーパーと専門店ショッピングセンターが隣接することによって集客力を高め、WIN-WINの関係を作ろうとしたはず。しかし、建物の中で競争が発生し、勝者と敗者が生まれてしまう。しかも敗者は、敷地の持ち主だったりする。

もともと、店舗でのビジネスより、インターネット経由などのリモート販売が主流になって来ているので、元気のある店舗とない店舗の差が極端に激しくなりつつある。一つの大型施設としては成り立てないほど、勝者と敗者がはっきりと見えて、これが21世紀なのかと驚愕。全体的には元気のない大型施設の中で、ユニクロや無印良品など、数少ない勝ち組だけに人が集まる、そして一階の食料品スーパーだけしか誰も使ってない。これが大型施設のなれの果てなのか。

ま、ここまでグチグチ言っているのは、実は洋服を買いに行ったのだが、「今日はユニクロは買わない」と決めて外に出た。なのに、なのに買ってきたのはユニクロの服だ。結局欲しかった服はユニクロにあり、しかもこなれた価格だった。いや、他の店を先に廻ったのだが、残念ながら高齢者が着るような服しかなかった。安かったけど、これじゃ買えないな、と探して探して最後にたどり着いたのがユニクロで、そしてユニクロでは買えたのはたまたまか、いやたまたまではないのだろう。

勝負がつきすぎて、選択肢が無くなっているのだ。

2000年初頭くらいは専門店と総合スーパーの服飾売り場はガチンコの戦いをやっていたけれど、おそらくもう知らない間に勝負がついてしまったのだ。そしてそれは、アパレルだけでもないのだろう。いろんなものを売るというスタイルより、磨き上げたものを売るというスタイルじゃないと消費者がもうついてこないのだろう。

今後、店舗販売で生き残るのは、

・ブランド力のある専門店

・限定品を売る、限定された期間のみオープンする店

このどちらかになっていくのだろう、総合的なものはもう勝負がついたのだ。

おそらく、コロナ禍の長期化もこの状況に拍車をかけていて、勝者はいよいよ勝者になり、敗者は徹底的に敗者になっていく。ショッピングセンターはそれを見える化していて、いよいよ醜い風景となってきている。買い物をしたいのであって、勝ちや負けをまざまざと見せつけられると、なんだか、人間みんなより良く生きて行こうと思っても、どうしても勝ち負けに巻き込まれてしまうのだなと思いを強くしてしまう。

このような状況なので、多分大型施設の在り方ももっと現代に合わせて変えていかなければいけないのだろうけど、そんなに人間すぐには変われないので、それを放置した結果、施設によっては優勝劣敗のサバイバルになってますよ、というお話でした。