orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

旧来型の小売店に未来はない

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東急ハンズのビジネスがピンチという話らしいですが・・。

 

www.nikkei.com

東急不動産ホールディングス(HD)傘下の生活雑貨店「東急ハンズ」が待ったなしの改革圧力にさらされている。新型コロナウイルス禍で2020年4~6月期は10億円の営業赤字を計上。競合に見劣りする収益力の改善が急務になっている。

 

ユニクロや無印良品などは自社商品を売っていますが、東急ハンズはたくさんの会社の商品を仕入れて売っています。この差が非常に大きいんだと思います。

同じブランドのモノなら、通販サイトで選んで買った方が、最も安い価格で手に入れる可能性が高く、しかも自宅まで届けてくれる世の中ですからね。

どう違いを出すかと言えば、接客サービスぐらいでしょうか。たくさんありすぎる商品の中で最適なモノにたどり着くのは至難の業で専門性があります。しかし、一度たどり着いてしまえればあとは同じ店で買う必要が全くないので、リピートしなくなります。だから、小売における接客サービスは、低価格の場合成り立たないのではないかと思います。

これが、自動車など、値が張る場合は別の話で、買い替えるタイミングは数年に一度。しかも数年したら商品や性能も全然変わっています。ですから、高い商品ほど通販サイトでは買いにくくて、専門家のいる店舗に行って、じっくり見定めて買いたいという欲求が生まれます。

自社商品なら、店舗と通販サイトの両方を開けておき、オムニチャネル戦略、つまりどこから買ってもポイントが付き、購買傾向を分析できるようなことができます。しかし、他社商品なら、チャネル自体は別の会社でも開いてますので、なかなか未来は開きにくいなと思います。

コンビニでも同じようなことは言えるのですが、コンビニで買いたい商品は、「今すぐ手に入れたいもの」ばかりです。通販サイトでお菓子やジュース、弁当を買う人はいないでしょう。したがって、コンビニは利便性を追求しつつ、コンビニ間の競争に負けないように、自社ブランド製品に力を入れ始めています。このコンビニにしか売ってないから、というものを増やすのが重要ですよね。

というように、物を売る、ということについては、いくら店舗自体のブランド価値を高めたところで、中で売っているものが寄せ集めでは未来はないなと思います。インターネットで同じものを検索すれば、安い買い方がたくさん出てきます。そして、お店で持って買って持って帰るより、家まで郵送してくれる通販サイトの方がうれしいし安い。

百貨店も同様に、専門店に食われて行っているように、経済は効率のいい方に姿を変えていくのは宿命と言えます。今後、単なる小売はどんどん消えていくに違いありません。

どうして、その店で、その商品を、その価格で買うか。理由があいまいなものほど消費者は離れていく慣習がいよいよ加速しています。

コロナ禍によって、このような見方はさらに加速したと言えます。旧来型の小売店については、改革、というよりは一度閉めて、別の業態にするぐらいのことを、かなりのスピードでやらないと、これまで貯めこんだ内部留保も一気に無くなるぐらいのピンチになると思います。

経済全てがダメになるのではなく、時代についていけないものが淘汰される。今年もだんだん後ろにさしかかってきましたが、街の風景は相当変わっていくのではないでしょうか。