NAVERまとめ、が2020年9月30日を持って終了するそうです。
平素よりNAVERまとめをご利用いただき、誠にありがとうございます。
突然ではございますが、NAVERまとめは2020年9月30日をもちましてサービスを終了することとなりました。サービス環境・市場環境の変化による単独サービスとしての今後の成長性や、LINEグループ全体での選択と集中の観点などをふまえて検討した結果、今回の決断に至りました。
数年前まではかなり勢いがあったように思うので驚きました。
インターネットは情報が飛び交う世界、なのですが確かにNAVERまとめが始まった2009年から数年は「まとめサイト」がネットを覆っていたと思います。
今、何が起こっているかということを考えます。
いわゆる「二次情報」と言われる、「誰かがこう言っていた」ということについてはほとんどSNSから情報を得るようになっていませんか?。
・・は・・らしいよ、という文脈はかなりSNSっぽいですよね。
以前はまとめサイトがこういった情報を扱い、そして一次情報サイト(新聞、テレビ局、ネットメディアなど)をしのぐほどの影響力を持っていました。
しかし、まとめサイトが扱う二次情報が、作成者の恣意的な編集によって、一次情報にはない脚色が行われ、第三者に被害を与えることがあることが、大問題となりました。
また、まとめサイトが実は一次情報にアクセスせず、まとめサイトがまとめサイトをまとめたり、2ちゃんねるの内容のコピペであったりと、かなり品質が低下していったように思います。悪貨が良貨を駆逐すると言いますが、まさにこの状況が発生したと言えると思います。
一方、スマートフォンのアクセスが2010年くらいでPCを逆転し、一気にインターネットの住民も様変わりしました。新規に入ってきた住民はSNSの方を中心に使うようになり、まとめサイトから二次情報を得る人がどんどん減っていった・・と思われます。
SNSが二次情報の確かさについて全て解決してくれたとは思いません。デマやフェイクニュースの話がまだ話題にある以上は、どうしても一次情報までたどり着けない情報は信じてはいけない、と思います。ただ、何かの事実を話すときに、一次情報(ネットメディアのURLなど)を添付することは文化になりつつあります。そんなツイート多いですよね。一次情報をつけないツイートは、単なる個人のつぶやきにしかなりません。
ちなみに、SMART NEWSやグノシーなどは、これは一次情報をリスト化したアプリであり、二次情報ではないと思います。
まとめると、一次情報サイトが復権し、二次情報サイトは廃れていく、ということが大きな流れとして認識できます。
さて、個人ブログについても、まとめ的な記事は書くだけムダだと思うことが増えました。記事に、個人の考察や分析などユニークな一次情報がないと意味がありません。Youtuberが成功する理由は、自身の個性を出していくことであるように、ブログも同様だと思います。一次情報サイトでないと今後はニーズがどんどん失われて行きます。
自分自身が情報ソースである、と。
どこかの情報を引っ張ってきて、整理して掲載するだけのサイトは、終わる。
そんな結論を導き出した今回のニュースでした。