orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

一個人が淡々と書いていくユニークな論説が今後、ネットの中で強くなっていく件

 

何と言うか、答え合わせみたいな記事を読んで。

 

www.itmedia.co.jp

「読者に情報を提供するのではなく、クリックを獲得することを目的としたように見えるコンテンツ」や「オリジナルではない低品質のコンテンツ」が上位に表示されないようにする。特に、オンライン教育資料、エンターテインメント、ショッピング、テクノロジー関連のコンテンツで効果が見られるようになるとしている。

 

そう、この気づきをしたのが、2年前です。

 

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下手にまとめサイト的な記事を書いたとしても、何も響かない。

私はそう言った記事が全て悪いとは思いません。

いろいろと引用した結果、新しいことを言うことができることもあります。

しかし、これはとても微妙な話で、その区別を検索エンジン側ができるとは到底思えません。二次情報をたくさん載せていた時点で、どうもランクが下がっているような気がします。

その結果、このブログの内容も、一次情報をザッピングし考察を入れるスタイルを廃し、もう完全にオリジナルにこだわるようにしました。

 

本当にバッサリと内容を変えて、もうそこから2年経っています。そしてようやく、Google社も明確にそのアルゴリズムを全面に押し出すようになるということです。過去はかなり、キュレーションサイトの勢いが強かったのでここ最近までまだそんな検索結果もちらほら見たのですが、記事を読む限りかなりまた、ユニークな記述が優先されるようになりそうです。

このニュースは、個人ブロガーなどには朗報で、どんなに書いても誰も来ない、個人の一意見なんかどうやってもリーチされない。そんな絶望を2010年代に感じて止めてしまった人、戻ってきて、という話です。

インターネットはもともと個人の情報発信から始まりました。ところが2000年に入って企業が押し寄せました。また、2010年はキュレーションの年代となり、やたら、まとめサイトが流行りました。「ソースはどこ?」が流行語になりました。その混乱を逆手に取った個人や企業がビジネスにして、一方で個人が発信することの価値が相対的にどんどん下がっていきましたよね。

2020年前後を境に、SNSの力が強くなり、YouTuber、インスタ、最近ではTikTokerまで現れ、個人のユニークな情報こそがバリューだという時代に移りました。

ところが、テキスト情報、特にブログのような長文サイトだけがこの流れに乗れていない気がします。多くのまだ残るキュレーションサイトがやはりリーチを妨げている気がしなくもないです。「調べてみました、わかりませんでした、いかがでしたか?」ってやつです。

とりあえず、このユニークなオリジナルコンテンツを続けるという方針に対して、強い追い風が吹いています。今更ブログ?と感じられる方もいらっしゃるかもしれませんが、一周回って、ちょっとしたムーブメントが来そうな気がしてならないです。二年越しの答え合わせが正解だったことで安心して続けようと思います。