orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

テレビのニュースがまとめサイト化している

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朝起きてテレビのニュースを見ながら思ったのですが。

昔と比べるとニュースの数が格段に増えています。紹介しきれないぐらいのリストが人画面に表示されていて、テレビの大画面化に伴い字も小さくなって情報量が増えたなと思います。

一方で、そのニュース、と呼ばれる一つ一つが、全てネット発というか、ネタ元がYouTubeやSNS、インスタグラムの動画や画像であるものばかりが目につきます。

どこかで見た景色だなと考えていたら、それはまさに「まとめサイト」です。

情報の二次利用を、あたかも元ネタかのように振る舞う、アレです。

特に批判したいわけではなく、時代が変わったことを感じました。

少しくらい前は、テレビはテレビのプライドがあり、ネットと戦っていたように思います。しかしあるとき「参考にしだした」時期がありました。ネットによる情報です、と断りを入れて特定のコーナーとして報道するようになりました。へえ、テレビはネットを無視してたけどそうじゃなくなったのか、と。

そして最近は、わざわざネットだと言うこともなく並列に取り扱うようになり、眺めているとどれもこれも、ああネットで知ってるわ、と言う話ばかりになってしまいました。

これはこれで便利で、ネットニュースを見ることなく、一つ一つアナウンサーが読み上げてくれて、しかも映像付きにしてくれるので面白いと言えば面白いと思います。そして番組の出演者が感想を言って、共感したりしなかったりといったショーになっています。

・・・って、あれ、これまんま、まとめサイトのアレだな、と。

日本人の生活そのものが、もはやネットに駆け巡る情報ありきになっているのは、皆がスマートフォンを身に着け、暇さえあれば情報を仕入れているためだと思います。これから5Gまで実装しようとしているので、テキスト情報だけではなく映像情報も今後盛んになっていくでしょう。モバイルだと動画を使わないのは、4Gまでの制約のためであり、5Gでもキャリアが4Gと同じレベルで帯域制限をするようであれば何の魅力もない。大容量高速通信が前提になることにより、コンテンツ側も表現方法が変わってきます。

いよいよ、今後スマートフォンの中はテレビと近しいものになり、むしろテレビがハイビジョンレベルなのにネットは4K標準になっていく。テレビの世界はネットに従属していくのだろうと思われますし、もはやそれは決定的になったなと感じます。

流行を追うのはもはや、テレビの役割ではなくネットに移った。しかし、テレビにもまだ可能性があって、「大衆がいっぺんに同じコンテンツを同時に見る」という機能が残っています。ですから、今テレビで一番面白いのは、生放送だったり、番組を放映しながらツイッターで盛り上がると言ったライブ性です。

録画して後から見ても、SNSやネットメディアがネタバレ前提でガヤガヤするので、あえて放映時間に見る。CMも見られるのでWINWIN。こんな図式です。

こうやってテレビ自体は今後も生き続けるとは思うのですが、ここ最近はテレビをつけているのにネット発の情報が入ってくるし、テレビに出ている人もネット発(YouTuberとか)の人も増えて来た。

そして、テレビの中に居た芸能人もどんどんネット発で発言するようになってきた。

時代と言えば時代ですが、テレビのネット化はいびつな形でどんどん進行しているようです。テレビ対ネット、の図式が、ネットの渦の中にいるテレビになってきた。ライブ感、しかも、たくさんの人が同時に見ていてSNSで共有する、というのが最後の砦なんだろうな、と思います。