orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

技術力と人格は別物

f:id:orangeitems:20191111124524j:plain

 

マネージャーで技術力アップ?

システムエンジニアが、マネージャーに昇格したから技術力がついたんだ、という記事を読んで微妙な気持ちになったので記事にしておきます。

いや、ohbaryeさんに反論するつもりはなく、単に気持ちだけの問題ですから議論ではありませんのであしからず。

 

ohbarye.hatenablog.jp

だが、エンジニアリングマネジャーとしての仕事をこなしたり、その立場で何をすべきかを考えたり、自分がどうなりたいかを見直すことで技術力の向上につながることが多々あった。この記事ではそうした個人的な経験について書く。

 

思ったこと

いつもの記事とは少し違っていて、特に主観的な話なので「思ったこと」としています。

ある音楽家と話をする機会があって、その方が言うには「日本レベル、いや世界レベルの演奏をする人が周りにいるけれど、人格はもうひどいものよ」。とのこと。いやその発言もなかなかのものですぜ旦那と思うのですが、まぁ実際そうなんだろうなと。芸術の世界で差別化でき、それも日本や世界を語れるほどの腕前となるためには、普通の教育や人生の体験ではつながらないだろうし、普通の人が見ていないものをみたりその逆だったりして。ただ、その演奏を聴いている人からすると、その演奏者はすごく人格が優れた人で素晴らしい人なんだと錯覚するのが世の常です。素晴らしいパフォーマンスをする人は素晴らしい人格なんだと。だから人気芸能人がスキャンダルを起こすと大衆は大きな失望のエネルギーを生み出しますし、一部のマスコミはそのエネルギーを生業として生きていると理解しています。

まぁそんなこんなで何を言いたいかというと、システムエンジニアやプログラマーと言われている人たちで、素晴らしい技術力を持っているからといって、素晴らしい人格が宿っているとは限らないと言いたいのです。

技術力と人格は、別物。

で、もしohbaryeさんのように、マネージャーになったことでたくさんの技術者と語らい、それが刺激になって成長できるのならば、それは2つのことが同時に言えます。

・周りの技術者の人格が(たまたま)優れている
・ohbaryeさんが、人格の高低に関わらず、人間関係を良好に保つことができる特性がある。

例えば、任天堂の元社長、故岩田氏は、本人も技術者として優れつつ、マネージャーになったら各メンバーとの1 on 1ミーティングにたくさんの時間を費やしたことで有名ですが、マネージャーとしてのスキルというのは、そういういろんな価値観を許容できる大らか受容態度こそ重要じゃないかな、と思います。

 

自分のこと

こんなにマネージャー論を言っているのは理由があって、私は個人的に、この人格の高低さを受け入れられる度量がないためです。もう我慢できない。言っちゃう。お前はだめだ、なんて。いや今なら言わないかな。でも昔は言っちゃってた。どんな理由でも、人から怒られるのはみんな嫌なわけで、マネージャーに立つとそれをやってみんな失敗する気がするんですよね。偉くなった気になって。

それで、人格レベルでどうこうしちゃおうとすると、絶対に角が立つ。絶対に自分は悪くないんだもん、と思っても、マネージャーとしてはダメだと思います。今はわかるけど10年前、いや5年前はわからなかったな。

話は戻って、音楽家たちがオーケストラだか何だかで、すばらしい演奏をしているとして、彼らたちはとてもエゴイストで自分が正しいと思っている人たちです。じゃないと生き残れない。自分の演奏が日本一世界一だって思うからステージに立てる。じゃないとメンタルしんどいはずです。で、それらがハーモニーを奏でるためには、まとめる人がいなきゃいけない。まあまあ、さすがですね、ここはこっちを立てましょうか、ねえ、なんて言うのって、演奏スキルとは直接的には関係ないのですが、でもそんなエゴイストたちも認めるほど音楽に対する理解もしていないと、従ってくれない。そんなこんなで、マネージャーというポジションができる人って、なかなかすごいんじゃないか思いますし、技術力も上げていかないとメンバーたちに軽視されるし、評価されて当たり前じゃないかなーと思います。