orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

安倍首相の「責任を痛感している」って何だろう

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あまりこのブログで政治のことを扱うことはしないですが。

記事を並べるとわかることがあります。

 

河井法相辞任(2019/10/31)

www.sankei.com

「私としては、河井大臣の意思を尊重することといたしました。河井大臣を法務大臣に任命したのは私であります。こうした結果となりその責任を痛感しております。国民のみなさまに深くおわびを申し上げたいと思います」

 

菅原経産大臣辞任(2019/10/25)

news.tv-asahi.co.jp

「河井大臣を法務大臣に任命したのは私です。こうした結果となりその責任を痛感しています。国民のみなさまに深く心からおわびしたい」。

 

拉致問題(2019/7/22)

www.jiji.com

首相は会見で、拉致問題について「責任の重さを痛感している」と語り、領土交渉に関しては「少しでも前進させるべく努力を重ねたい」と述べたが、期待を抱かせるような言葉はなかった。

 

不正統計問題(2019/2/19)

headlines.yahoo.co.jp

安倍首相「勤労統計におきまして、長年にわたって不正な調査が行われてきたこと、そして長年にわたってこれを見抜けなかったことにつきまして、責任を痛感しております。統計に対する信頼を回復するためにも徹底した検証を行い、そして再発防止に全力を尽くして参ります」

 

福田財務次官辞任(2018/4/21)

www.nikkei.com

セクハラ疑惑による福田淳一財務次官の辞任表明など一連の不祥事を踏まえ「行政の信頼を揺るがす事態となり責任を痛感している」と陳謝。「全容を明らかにしてうみを出し切り組織を立て直していく。首相としてその責任を果たしていく決意だ」と述べた。

 

森友学園決裁文書改ざん問題(2018/3/12)

www.asahi.com

学校法人・森友学園(大阪市)との国有地取引に関する決裁文書の改ざん問題について、安倍晋三首相は12日夕、「行政全体の信頼を揺るがしかねない事態であり、行政の長として責任を痛感している。国民の皆様に深くおわびを申し上げたい」と謝罪した。首相官邸で記者団に語った。

 

感想

おそらく、責任を痛感する、という言葉には最早何の意味もないと思うのです。

責任があるなあ、くらいの意味にしかなっていません。

おわび申し上げる、というのもおわびを言うこと以上の何も意味していません。

問題が起こったら、当事者が原因解明や再発防止策を検討することは当たり前で、それは責任を取ることではありません。責任を痛感しようがしまいがやらなければいけないことです。

では責任とは何なのか。

政府内で何があっても、首相が責任を痛感しお詫び申し上げれば、その後その話題は触れられなくなり次の話題に行くことを日本はこの数年間繰り返しています。

日本のトップがこのロジックを繰り返しているために、経済界や芸能界、スポーツ界など幅広くモラルハザードが起きているような気がしてなりません。どこかと言いませんが、配下で不祥事が起きても、「責任を痛感している。自らが先頭に立ってうみを出し切ることで責任を果たしていきたい。」と言い、辞めはしない、という現象です。

某国会議員、日産、吉本興業、関西電力、テコンドー・・・まあ個々で事情は違っていて、今現在、結局辞めたり辞めていなかったりしていますけれども、どうにも多くありませんか?。このトップが責任を痛感したあとトップが居座り続ける問題。

日本人全てに「ああ、何か責任を取らなきゃいけないような状況になっても、堂々として謝罪し、反省の弁を述べれば続けてもいいんだ」という意識が広がっているような気がしてなりません。

責任とは何か。責任を取るとは何か。

何だと思いますか?

 

私には難しすぎて、答えが出せません。