orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。



アルバイトの異常行動をAIで監視するというアイデア

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頻発するSNS上での不適切動画

アルバイト従業員の異常行動が企業を悩ませていますよね。

 

くら寿司、不適切動画の従業員2人に刑事、民事での法的措置へ 信用回復と不適切動画続出に一石投じるため - ねとらぼ

ビッグエコー店員がから揚げを床に、謝罪文発表 元動画は2018年以前に投稿 - ねとらぼ

セブン店員が不適切動画/社会/社会総合/デイリースポーツ online

 

どれもこれも、悪ふざけで行ったことが社会的な大問題に発展しています。

アルバイトの運用は多くの企業のビジネスモデルの根本であり、社会全体で大きなリスクを抱えているということが顕在化してしまったと思います。

時給1,000円前後のアルバイトと、企業が背負う損害が見合わないという議論もあります。くら寿司は再発防止の観点から民事・刑事訴訟も行うとの見解を出しています。アルバイトの総支給額には見合わない金額となるのは間違いありません。だからといって、時給を大きく上げると企業側の収支が全く合いません。どうにか現在の仕組みの中で解決方法を編み出さなければ社会が存続しないと言っても過言ではありません。

また、しばらくは社会的な話題となり抑止効果はあると思いますが、時間とともに風化し再発すると思います。というのも、数年前に似たような事件が何度か起こっているからです。

 

[炎上]ツィッターで炎上騒ぎになった人々の悲惨な末路まとめ - NAVER まとめ

 

提案

これから書く本提案は結果として「非常に気持ちが悪い」のですが、論理的には構築できそうなので残しておきます。

各店舗で従業員の労働を録画し、その映像をディープラーニングして正常行動を学習させたうえで、異常行動とみられる状況が起こったら店長なり副店長なりに24時間警報を送る仕組みを、SIerがパッケージ化すれば、飛ぶように売れると思います。

映像に対するAIの利用方法については、なぜか顔認識などのセキュリティー用途だけが先行している状況ですが、むしろ行動分析の方がビジネスに向いていると思います。というのも、アルバイトの労働は基本的にルーティンワークであることが多く、ルーティーンに当てはまらない行動を検知するのはそこまで難しいことではないはずだからです。

もし、ルーティーンではなく、従業員が考えてクリエイティブに動いているとしたら、それはアルバイトの仕事ではないと思います。基本的な行動様式以外の映像を検知することは、企業において非常に価値があることではないかと思います。すべての職場において有人で監視することはほぼ不可能ですので、ここはAIによる自動監視を導入したうえで、異常行動検知とともにその行動を第三者が判断し、例えばスマートフォンで映像を取ったことが明らかであれば即座に対応し炎上を防ぐということができるようになると思います。

 

感想

今もてはやされているAIが、最終的に人間を監視する方に応用されてしまうのはこのように仕方がないことかもしれません。人間は生き物でありシステムではありませんので、予想できない理由で常識を外れた行動をします。行動様式をロボットのように一定化するためには、システムの力でねじ伏せる必要があり、技術的にはAIの出現によって現実的な状況です。まだ「アルバイト従業員AI監視システム」としてパッケージ化された例は聞いたことがないのですが、各SIerはすぐにでもシステム化検討を行うべきだと思います。

また、万引きなどの客側の異常行動も検知できそうで、さらに応用もできそうです。

ロボットに行動監視される人間。なんだか夢も希望もないわけですが、時給1,000円の従業員に対して、下手をすれば多額の損害賠償を背負うリスクを背負わせていることが一般常識化すれば、アルバイトをする人などいなくなってしまうのではないかと危惧しています。特に学生が巻き込まれている例が多く、親もアルバイトを禁止するのではないでしょうか。アルバイトを巨大なリスクから守る上でも各企業に必要な仕組みとなりそうだと思います。炎上を未然に防げれば、最悪解雇までで済みます(いやらしい話ですけれども)。

また、外国人労働者が増えると予想され、日本人が想定する行動様式を大きく外れるような行動が社会問題化する可能性もあります。このためにも必要なシステムとなると思います。