orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

生産性にとらわれすぎて、勉強ができずにフリーズしてはいないか

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たくさんの新しい技術、何から手を付けるか

世の中には五万という技術があって、流行ったかと思えばすぐに廃れるようなことは日常茶飯事です。インフラ仮想化の世界だけ取ってもCloudStackが出て来たかと思えば、OpenStackがやってきて凌駕してしまったし、と思えばDockerがやってきて、今度はKubernetesです。おっとCloud Foundryも忘れないで、という具合で、明日はどこに向かうのかは誰もわかりません。また、一昔前は誰でもMapReduceだHadoopだと言ってたものですが、今はディープラーニングやAIが話題です。取って代わったというよりは、世間の目がそっちに向いていくという意味です。トレンド技術の移り変わりが激しい時代なのは誰しも感じていると思います。

どんなレイヤーのエンジニアであっても、何の勉強をするかは本人の自由なのですが、基礎が身についてきて応用に入り、そしてより最先端の分野に近づくと非常に迷いが生じます。特にエンジニア経験が長くなってくるとその技術の栄枯盛衰の無常さを実感を持ってしることとなります。そのうち、どんどん慎重になって、手を出すことに臆病になっていくのです。せっかく身に着けても業務では使わないだろう、そのうち廃れるだろう。そうやって、新しい技術に手が出せなくなりフリーズしてしまうことを私自身感じています。

過去を思い出してみると・・、今となっては使わない技術をアレコレ勉強していた記憶があります。それは無駄だったかというと直接的には無駄です。ただ、何となく血や肉や骨になっている感はあります。とにかくエネルギーはあって、アレもコレもと手を出していました。おかげで今は専門外でも会話の意味は分かるようになっています。

反省すべきは、無駄かもしれないという警戒心のせいで、結局は何も手を出していない、つまりフリーズしている状態です。どうも経験を重ねるといけません。絶対に役に立つことをやらねばならないという考えに囚われて、無駄を避けてしまうのです。何もしないぐらいなら無駄でも勉強した方がいいよなあと思います。

 

なぜそんなことを思ったか

超長い前置きは、下記の記事を読んで思ったことです。

(半年前の記事ですが、なぜか今日、はてぶでホットエントリーになってました)

 

www.byosoku100.com

彼らは純然たる技術の興味で我々に情報を提供する。が、それが人生のトラップになりそうな時がある。技術を勉強しないよりは良いかもしれない。しかし我々のしょっぱい脳みそは技術の興味本位で埋めるの小さすぎるのだ。善意をもった邪悪により我々凡人は苦しめられる。

 

はたしてそうだろうかと。脳みそってスペースが有限なのか。入れれば入れるだけ入るような気がする。それをあたかも有限のように錯覚することで、無駄となることを恐れ、結局何も入れていないのではないか。

・・・と、私自身の反省も含めて、無駄でもいいからとにかく飛びついてみて、少しはやってみるというのは気を付けるべきことではないかと思いました。せめて入口ぐらいまでは入ってみ他方がいいと思います。例えば無駄に終わっても。

 

でもよくわかる

一番勉強がはかどる条件は、業務に絡めるときですよね。仕事の中で新技術を取り入れれば手を抜くことが許されないし最後までやりきることが求められるので、この技術は絶対にスタンダードになると信じた技術で勝負して、勉強するのが最も身に着けるという尺度では一番の方法です。

そして、いざ仕事として完成させてしまったら、次に、その技術を世の中に広めたい、スタンダードにしたいという意味で各社、技術公開します。これは技術力があるアピールというより、その採用した技術が世の中に広まって欲しいアピールだと思います。スタンダードになると先行した企業が市場で先行者利益を得られるからです。でないと、わざわざ技術公開する意味を感じないのです。有償で仕事をしておいてその技術を無償で公開する意味は、その技術を広めたいことに他ならないと思います。それに第三者が飛びついて、実際はその技術が広まらずしぼんでいったとしても、技術公開した人は決して責められないと思います。逆に広まることだってあるのですから。アピールも自由だし、それに感化されるのも自由です。

このような状況(技術公開があふれる現状)で、わたしもフリーズしかかるときがあり、結局何もしていない自分に気が付くこともあります。上記の記事の言うこともよくわかるのです。結局は大きな意味での「情報処理」が必要なのだと思います。良い情報・普通の情報・悪い情報、札はどこにも貼ってないので、自分で解釈し優先度をつける必要があります。そのためにも、情報自身を忌み嫌うのではなく、情報を取捨選択し良いものを取り入れる力をつけていくしかないんだろうなと思います。またその力を暴走させすぎて、なにも取り入れないことも危険です。

システムエンジニアはかなり日々を戦略的に過ごさないといけないということですね。そういえば、AmazonでIT関連の技術書が50%オフ(2018/10/4まで)になっていますので、勉強したい方はぜひご覧ください。

 

ITロードマップ 2018年版