orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

システムエンジニアの勉強に対する姿勢

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会社という組織に長い時間いると、どこかで必ず経営に近い層が、「システムエンジニアは業務時間外に勉強しないとダメになる」と言ってきます。で、そのままの言葉で言うと、経営者が業務を業務時間外に指示しているような響きになるので、次は資格の取得を昇進に義務付けるところまでが良くある流れだと思いますし、私自身も体験しています。

業務時間外の勉強会を推奨し、その時間は業務時間としては計上しないようなことを、推奨する流れもあります。〇〇会議室で・・・という勉強会をやります。有志でやりますがこの時間は仕事ではありませんのでご注意ください、と。そして勉強会をやったことはログしておいて、個人査定の際に積極性で評価すると。経営者もずるいなとは思いますが、よくある風景です。

資格については避けようもないので取得するしかないですね。

ただ、業務時間外の勉強会なんて地獄で、そんなの自分で自習できるし何勉強するかも業務時間外なんだから自分の自由だろうと。

経営者目線から言えば、自社の社員が経営がうまく行っているからって勉強をサボり、他社から技術力で水を開けられ、最終的には経営成績まで下がっていくような不安を解消するために、手を変え品を変え制度を変更し、何かと業務外の努力を強いるような仕掛けづくりに暇がない、というのは仕組み上しょうがないのかもしれません。

ただ、私は、基本的には経営側のこういう努力は「余計なお世話」だと思っています。時間外なんだからどう使おうと自由だろう、ただ、業務時間内に結果を出すのは努めなので、そのための準備・努力としての業務時間外の勉強は、自分で決めてやりますよ、と思っています。技術者も社内での競争に勝たなければいけませんし、また社外とも競争を意識します。社外の技術者に負けてなるものか、と技術トレンドに合わせて必要な勉強はしていくのですが、このようなポジティブな意識に対して、経営がぶっこんでくる「勉強しなさい」はしばしば競合するのです。システムエンジニアはできるだけ会社に依存せず、どの会社に移っても通用するように技術を磨き続けるのが理想とされます。その会社の、そのシステムしかわからない、では将来が不安です。であるからこそ、自身のキャリアパスを自分で管理し勉強していく内容も仕事を活用しながらも、独立して考えていくべきだと思いますが、この点とぶつかってくるのです。

資格などで結果を出すのではなく、仕事で結果を出せばいいだろう。これは本当にその通りです。

一方で、システムエンジニアとして一番まずい対応と思うのが、「業務で必要なものは業務時間で会社が勉強させるべきだ」と言うことをいいわけにし、全く業務時間外で勉強しないことを正当化することだと考えます。仕事は会社が発生させている。であれば、仕事で必要な知識も業務時間内で社員に会社がフォローすべきだ。これはもっともらしくは見えるのですが、会社のフォローの方向性が誤っていたらどうするのでしょうか。無駄な勉強をさせられたうえに必要なスキルも付かない。もしくは会社が機会を与えないのでスキルをつけなくてもいいと開き直ったまま業務時間を過ごすのでしょうか。どちらにしても、自分のためになっていないと思います。

むしろ個人的には、勉強は業務時間外にするから、その分勉強にかかるコストを給与に上乗せしてくれよ、と。お金で解決してほしい気分です。お金さえあれば勉強するにしても手段が増えます。インフラエンジニアとしては機器を買ったりサービスにお金を支払ったりできます。業務時間は仕事をします。その中で自然に身に着く知識ならまだしも、わざわざ研修に行ったり本を開いたりなどは面倒で、個人的に裏でやっておきたい。だから、お金が欲しい、それだけです。そうすれば、仕事で結果を出したことで会社の利益にも還元されるので、WIN-WINの関係が導けると思います。

会社が社員に勉強しろというのはお節介。むしろ勉強して結果を出した人には評価を上げて給料を増やす。その増えたお金で更に勉強し、業務で結果を出す。会社には余計な事はしてほしくない、と思う次第です。