orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

金融庁のICO監視強化とGACKT氏のSPINDLEのゆくえ

f:id:orangeitems:20180227102748j:plain

 

ICO監視強化の報道

明晩にICO(新規仮想通貨公開)の件については金融庁が動くと思っていましたが、今日動きがありました。

www.sankeibiz.jp

金融庁が、企業が独自の仮想通貨を発行して資金調達する「新規仮想通貨公開(ICO)」の監視強化に乗り出したことが26日、分かった。ICOは日本でも事業資金を迅速に調達する手段として利用され始めているが、海外では集めた資金を持ち逃げするケースも出ている。ICOによるトラブルを防ぐため、関連する法令の改正も視野に検討を進める考えだ。

スポンサーリンク

 

ICOは仕組み上、ほとんど立ちいかなくなることも最近の報道されていますね。この記事はICOの仕組みから失敗する理由までわかりやすく説明されているので必見の記事です。

www.sankeibiz.jp

仮想通貨はすでに世界経済の重要な一部を占めている。しかし、一方のICOはどうだろう。私は、発行されたトークンのほとんどがいまに無価値になり、ICOは短命のブームに過ぎないことが判明すると考えている。

 

年末に、GACKT氏が、SPINDLEという仮想通貨を公開する事業(ICO)に関わることで話題となりました。

natalie.mu

12月26日にアメリカ・ニューヨークからアップしされたGACKTのオフィシャルブログのエントリーによると、仮想通貨を「インターネットの出現以上の、世界の最大成長産業」とし、世界から取り残されていく日本経済の落ち込みに危惧したGACKTが「唯一の手段として仮想通貨に着目し、多くの人に仮想通貨における投資の優位性に気づいてもらうために広告塔としてではなく、一事業者として本気で関わった」とのこと。

 

で、かのやまもといちろう氏が、金融庁の仮想通貨交換業者登録を行なっていないから違法ではないかという問いかけをしています。

news.yahoo.co.jp

資金決済法においては、GACKTのSPINDLEに限らずすべてのICOやファンド、仮想通貨の売買を扱う事業者は仮想通貨交換業者の登録が必要です。

 

ただ、ICOでトークンを発行するのは取引所機能(いわゆる交換業者)ではないので、金融庁の言う仮想通貨交換とは違うんじゃないのかなあという意見もあります。

oshiete-blockchain.com

ICOって、自分たちのトークンを発行するんであって、それをイーサに交換したり、投資する人がICOの会社でイーサとトークンを交換してもらうわけじゃないから「取引所」には当たらないと私は思いますが、法律の解釈って、ほんと難しい。。。

 

感想

ここまでくると考察というよりは、感想です。

ほぼうまくいくわけがないICOが、仮想通貨ブームで乱発され被害者が増えるのを金融庁が放置するわけはないですよね。一方で、取引所が胴元ビジネスをやるのとは意味が変わってくるわけで、世界的にもどのように法的規制をするか曖昧な状況。ということで今回のニュース(金融庁のICO規制)が出てきたという状況です。

SPINDLEが日の目を見るかについては、不運にもコインチェック問題が発生したこともありかなり世間の空気的に逆風になっている状況ですが、ついでにICO規制まで始まったらなかなか、スタートするのは厳しくなりそうな雰囲気です。

2017年(去年)までにICOを実施できた人は大金を手にしたということですね、つまり。ただ、ICOを規制するならするで、どのようにすれば実施できるのかを示さないといけないとも思います。なんでもかんでも潰していくのは生産的ではないですからね。

以上、感想でした。