orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。

日本に起こり過ぎて嫌になる「組織風土の問題」

 

日野自動車、不正についての報告書が公表されたというニュースを読みました。

 

www.nikkei.com

日野自動車のエンジン試験不正を調査していた特別調査委員会は2日、報告書を公表した。新たな不正を明らかにするとともに、不正が起きた原因を分析した。エンジンの性能試験を担う部署という局所的な問題とすると本質を見誤ると指摘。縦割りで上層部からの意向を絶対視する企業体質や、部門間での連携が不足しあら探しをする風土が真因だと言及した。

 

詳しい内容は本文を読んで頂くとしても、「組織風土が問題」というキーワードは過去にも見た記憶があります。

 

business.nikkei.com

2021年に立て続けにシステム障害を起こしたみずほは、22年2月に木原正裕新社長が就任した。「言うべきことを言わない、言われたことだけしかしない」(金融庁)という萎縮した企業風土の改革には、形ではなく「魂」が必要だ。みずほはどこに向かうのか。『みずほ、迷走の20年』より抜粋のうえ紹介する。

 

企業風土の悪化からの、不祥事・事故に至る分析は下記の記事が詳しいです。

 

toyokeizai.net

目には見えない「カルチャー」という資産をいかに豊かで魅力的なものにできるかが、日本企業の未来を決めると言っても過言ではない。そのためには、カルチャーを経営のど真ん中に据えなければならない──。

『現場力を鍛える』『見える化』など数多くの著作があり、経営コンサルタントとして100社を超える経営に関与してきた遠藤功氏は、「私たちがいまコントロールできることは、経営者と社員が一丸となり、健全で良質なカルチャーを手に入れることである」という。

その遠藤氏が「カルチャー」を全面に取り上げ「組織を変える」「組織を劇的に強くする」方法を詳しく解説した新著『「カルチャー」を経営のど真ん中に据える 「現場からの風土改革」で組織を再生させる処方箋』が発売された。
本記事では、その遠藤氏が、「不祥事はどこの組織でも起こりうる」と指摘できるほど、日本の組織が共通して抱えている問題点について解説する。

 

上記の記事は大変鋭いですよ。

 

不祥事を起こした会社が行った調査報告書には、似たような言葉が並ぶ。

──上にものが言えない、風通しが悪い、当事者意識がない、内向き、やらされ感、事なかれ主義、言ったもん負け……

そして、調査報告書の最後は、決まって次のような言葉で締めくくられている。

──組織風土の変革が喫緊の経営課題である

これはある意味では「重病宣告」である。指摘するのは簡単だが、「組織風土」を変革するというのは容易なことではない。

なぜ、ここまで重病化してしまったのか。それは日本企業が組織の基盤である「カルチャー」を大切にしてこなかったからである。

 

ここまで読んだら、日野自動車の報告書を読んでみてください。

 

www.hino.co.jp

 

要約版だけでも良いかと思います。37ページ目に大事なことが書かれています。

 

当委員会は、この点を深掘りしていくことにより、下記の 3 つを本問題の
真因と考えるに至った。

真因① みんなでクルマをつくっていないこと
真因② 世の中の変化に取り残されていること
真因③ 業務をマネジメントする仕組みが軽視されていたこと

 

これは、日野自動車のケースが明るみに出たからだけであり、多くの日本の企業でこういった状況が起こっているのではと、各種記事を見て推察しています。日野自動車やみずほだけの問題には全く思えません。

そして、大企業も中小企業も、組織風土の問題を抱える可能性があるのは、日本人や日本の風土も関係しているのではないか、と思います。

だって、あっちもこっちも、同じカラクリの問題が起きすぎじゃないですか?。

どの会社も、一度点検したほうがいいんじゃないかと思っています。

それとも、経営者の自信がありすぎて「ウチの会社がそんなわけはない」と思いこんでいるんですかね。それも問題の一因かもしれないですね。