orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

開発チームへの要望「牧場物語オリーブタウンと希望の大地」

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「牧場物語オリーブタウンと希望の大地」をかなりプレーしたのですが、かなり終盤でここは一旦休止しようというタイミングにしました。

ユーザーの不満点、開発側も認識し、修正するとのこと。

 

news-bokumono.marv.jp

「牧場物語」は今年で25周年を迎えます。
これから先の「牧場物語」をどのように発展させ、新しい風を取り入れていけば良いか、本作の開発にあたって、我々開発チームも日々議論を交わして参りました。

結果として、皆様にご理解とご納得を頂く回答の提示が不十分であった部分に関しては、今後の「牧場物語」の中で常に検討を重ねて改善をしていくべき大きな課題であると強く認識しております。

まだまだ「牧場物語」シリーズは発展途上ではありますが、これからも皆様からのご意見と真摯に向き合い、まずは本作のアップデートにおいてしっかりと対応をさせて頂いた上で、作品全体を成長させていく所存ですので、何卒よろしくお願い申し上げます。

 

まだプレーをさっきまでやっていたので、記憶が明確なうちに、改善要望点をまとめておきます。なお、さすがにネタバレになるかもしれないので、未プレーもしくはプレー途中の方はこれより下は読まないでいただければ。あくまでも備忘録であり、ちょっとでも開発チームに届けばいいなと思って書きました。

 

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(システム面)

・とにかくシーンが変わる度にロードが入るのでテンポが悪い。街と牧場の行き来が特に遅い。街で課題をもらっても、牧場と行き来するとロードで時間を取られるので、大変めんどくさいことになる。しかも店が休みの日だったりして、ストレスが溜まる。

・メーカーは悪い意味で有名になっているがその通り。メーカーの種類だけで22種類あり(巨大メーカー除く)、それぞれ20個置けるが1個あたり4マスの土地を使う。最大で、22 x 20 x 4 = 1760マスがメーカーで覆ってくる。牧場の土地に対するメーカーの存在感が強すぎて、牧場物語ではなくこれではメーカー物語だと思う。メーカーに材料をぶち込んで完成したときに一回一回取りに行くことを何度も何度もやらなければいけないのも苦痛。ゲーム自体は大量のモノを要求してくる仕様だが、結果としてメーカーで何度何度も作る羽目になり、随分な時間、メーカーでの何か作成に費やすことになる。牧場って、そうだっけ(そうじゃない)。

・結局効率を追求すると、1番目島に農地、2番目島にどうぶつ小屋、3番目島にメーカーを置くことになるが、3番目島へバイクで毎日移動しなきゃいけなくなり、何で牧場でバイク通勤しなきゃいけないのかと嫌になる。

・ゲームバランスとして農業が強すぎる。広大な土地にとにかく種まいて、スプリンクラーで水まいとけばお金は儲かる。けど他のことはさほどお金につながらない。どんなことをやっても数十万Gは儲かるようにしないと、農業以外のモチベーションがダダ下がりとなる。結局、ハンマーと斧だけ強化すればいい世界。

・アイテムボックスに入る量が少なすぎる。だからアイテムボックスが増殖する。メーカーもだが、アイテムボックスも増殖する。その結果中に何が入っているかわからなくなり、結局一杯ものを持っているのに使いこなせなくなる。だんだん、鉱物、草、木、粘土、宝石、花、なんて分けて使うけど、一杯になってまた箱を作っているうちに、わけがわからなくなる。だいたいアイテムボックスにアイテムボックスが収納できるからたちがわるい。

・アイテムボックスを一度置くと移動が難しい。強引に片付けると中身が床に落ちる。これを拾うのに、また一個一個ボタンを押して拾わないといけない。アイテムボックスの量とカバンの量は同じくらいなので、全部カバンに入らず、イライラする。

・ゴミ箱がない。全部出荷すればいいじゃないという話もあるが、出荷箱が小さい。すぐ満杯になる。

・出荷箱が3つの島全部にあればいいのに。アイテムボックスも小さいので、一番遠くの島から出荷するのが大変。大量の場合、遠距離通勤を何往復もしなければならない。

・主人公の足が遅いのが、馬やバイクで補完するのはいいのだが、絵的に街や田畑の上をバイクで爆走する主人公が痛い。排気ガスを街にばらまいて人を引きそうになっているけどいいのか。普通にダッシュボタンつければ良かったのでは?

・3つの島の行き来が面倒なので、ワープできれば良いのに。

・メインストーリーは「街が発展していく」という筋なのに、街のグラフィックはほとんど変わらない。発展したように見えないのに、会話だけは「発展したなー」って取ってつけたようになっている。そもそも、牧場の方が街より広い。

 

(会話)

・キャラと会話するときは、プレーヤーを見て欲しい。例えばご飯食べている人に話しかけると一切こっちを見ずに背中でしゃべるのは普通に失礼。また、話をするときにアップにならず顔も見えないので表情も見えない。これでは愛着も感じない。

・キャラのテキストがあまりにも淡泊。情報量が薄い。テキストを増やさなければいけない。「こんにちはー」だけじゃ悲しい。また、イベントごとの前後にはイベントのことしか話さなくなるがその内容も薄すぎる。会話というよりはbotレベル。

・キャラへのプレゼントで、好みがあるようだがそれに気が付くヒントが全くない。石ころをあげても「ありがとう」という言う始末。彼らは何なのか。とにかく人間味がないのに結婚イベントがあったりしてどうかと思う。

・掲示板で人の依頼をこなしているのに、コンプリートしても依頼者から「ありがとう」もない。掲示板と話をしたって楽しくない。

 

(ハウジング)

・超広い家に住んでるのに、なぜ家具を置ける場所がほんの一部なのか。あの広いスペースに家具を置いちゃいけない理由がさっぱりわからない。じゃあ家具なんていらなかったんじゃないか?。

・アイテムボックスを無限に作れるのに、何で冷蔵庫は増やせないの?

・ペットの意味を感じない。プレーヤーになつかない。エサをあげなくても構わない。ペットがアップにならないので愛着もわきにくい。

・家を拡張したってそんなに機能性がかわらない。もともとログハウスの時から面積は広い。

 

(採掘)

・洞窟はまあまあ楽しいのだが、コンプリートすると「石割りの谷」という石だらけの島に行けるようになる。これがゲームバランスを大きく崩し、洞窟に潜る意味をゼロにする。

・洞窟内にいる「ワルモノ」を倒してもほとんど得がない。かいぼりと同じだが、「朽ちた物体」がアイテムボックスを占領するだけで邪魔なだけになっている。

・オリハルコンを最終的に要求するケースが多いが、オリハルコンを手に入れる方法が厳しすぎて、ゲーム終盤で全く進まなくなる。エンドコンテンツの意味合いだと思うがバランスが厳しすぎる。

 

(料理)

・★3の卵と★4の卵、など、それぞれ別のものという扱いなので、冷蔵庫がすぐいっぱいになる。同じ卵なのに別扱い。結局スタック持ちできないようなものなので、冷蔵庫の枠と食材の絶対数がつりあっていない。その割には木とか鉱物はスタック持ちできるのが歯がゆい。

・課題の料理をタベスキーの家に持っていく、という課題があるが、肝心のタベスキーが食べるわけではなく、掲示板に向かって料理を運びだれも食べないという始末。作ったかいが無い。

・料理を食べてもいつも同じグラフィック。プリンを頼んでも魚が出てくる。カレーライスを頼んでも魚が出てくる。チーズケーキを頼んでも(以下略)。脳がバグる。

  

(農業)

・アイテムボックスとかばんの出し入れにて、種のやり取りを行う時に、その種がどの季節で使えるのか情報が出てこない。アイテムボックスの取り出しの時に結局全部かばんに取り出す。それからかばんをのぞいてテキストを見て確認するのが大変めんどう。

・範囲種まき、スプリンクラーで生産性が上がる割に、作物を取るときはひとつずつ引っこ抜かないといけない。大規模に農業をやったら、収穫のときに超めんどうくさい。なぜ収穫だけは不便なままなのか。

・スプリンクラーのせいで、ジョーロや水やり場が無力化された。

 

(かいぼり)

・バケツで水をすくうとアイテムが手に入るというこの仕組み自体が非現実的。そんなことないだろう。沼の水を全部すくったら宝箱が手に入る?。しかしアイテムボックスを無慈悲に消費してくる朽ちた物体等々は、鑑定しないと無価値。街に行くためにロード、博物館に入るのにロード。そして鑑定したら暗転し待たされ、その結果しょうも無い物。つまらない。かいぼり、鑑定自体が要らないと思う。

 

(酪農)

・そもそも、ミルクもチーズもヨーグルトもマヨネーズも大してもうからない。作った手間の割には、料理にしか使えず、使った料理すら二束三文でしか売れない。つまりビジネスとして成り立たない。手間だけ。

・牧場の面積に対して、動物のポリゴンが大きすぎる。10頭を放牧したときにアイテムボックスや各種メーカー、木などに引っ掛かってどうぶつの身動きが取れなくなる。放牧どころか、土地一杯にどうぶつがひろがってカオスになる。

・小屋に入るときにロードが入るので超育てるのがめんどう。とり小屋だと卵を毎日改修しないといけないが、入ってロード、出てロード。しかもその卵にそんなに価値がないのでトリ小屋解散。

 

(木・草)

・生える土地が決まっている。そこにアイテムボックスやメーカーを置きすぎると生えてこなくなる。始めの島に物を置きすぎて、原木や草が手に入らなくなった人も多いはず。

・何しろ成長が速すぎ。土地を整理してきれいにしたところで一週間で元の木阿弥。

・切り株残したら木が生えないのに気付くのにしばらくかかった。

 

(総評)

これだけ不満点が出てくるというのは、長い事プレーできるほど楽しい部分もあるということです。でもシステム面がかなり台無しにしていまっています。プレーヤースキルが上がれば上がるほど、不気味な島が出来上がってしまうのが耐えきれず。ユーザーを不便にすれば難易度が上がると言わんばかりなので、これは大きな疑問。ファンタジー設定を入れている割には、妙に現実主義なところもあり、結果として意味不明なシステムが出来上がってしまっているように思います。

超美麗グラフィックなどは逆にいらないので、まずはインタフェースを洗練させて、ユーザーが困らないようにすること。長いロード時間、アイテムの取り回し、メーカーの根本的な修正、農業以外の項目の価格調整が必要でしょう。

また、テキストの圧倒的な少なさが目につきます。テキスト入れるのはデータ量も食わないので、今の10倍くらい入れないとキャラの人間味が出てきません。

今作では、酪農でも伐採でも農業でも釣りでも探鉱でも、どこから入っても攻略できる、という触れ込みの割には、結局探鉱や伐採をしないと何も物は作れず、そして大量のメーカーができて、と違う埋まるという悪循環になってしまいます。

どの産業も、単独で採算が取れるようにしないと、これは全部やらなければいけなくなり結局は一日が生産性が低いことによる忙しさで終わってしまう。

最終的には、ゲームを投げ出さなければいけないところまで来てしまうと思いました。

 

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さて、アップデートが何回か降ってきて、全く違うゲームになったらもう一回やってみようかか、と思いました。開発チームを信じています。