orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

技術的に難しいことを力技でやってしまうこと

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まあお悩みですけどね、技術的に難しいことってありますよね。で、他のメンバーに任せておくと、いつ終わるかわからない。聞いてもわからんわからんばかりで、こりゃダメだと言う時のことです。

いつものように、それ私が引き取るよ、ってその課題を引き取って、難易度の低いタスクを他のメンバーに任せます。まあそのタスクも大量なので、誰かがやらなきゃいけないし、高度な問題のために大量のタスクが積みあがるのもそれはそれでまずい。適材適所と言えばそうなのですが、本当にこれでいいのかなと毎回思います。

だって、またこの高度な問題に対するトラブルシューティングを見ることなく、メンバーは最終的に「できた」という形を手順書なりなんなりで確認することになります。ああこうやればできたのか、という感動があればまだいいですが、忙しいのでそんなことしている暇は多分ありません。

これ、私はまたスキルを一つ積み上げたのですが、どう考えてもメンバーがスキルアップする機会を奪っている。本当なら、私の作業しているところを、リモートでもいいので見てもらって、頭を動かしてもらいたいところ。

まあ、私に来る時点で時間切れであって、私に仕事が来なくなったらそれはもう、そんな心配無用なんだと思うのですが。

ものすごく作業単価を上げて、今の2倍人を雇うことができたなら、そりゃあ私の横に有望な人を付けて、作業を全部見てもらうなんてことをやりたい。でもそれは贅沢というもので、やっぱり適材適所でしばらくまわしていくしかないかなと思われます。

これって、私自身は研修いらずです。一般的なシステムエンジニアが困ってどうにもならない問題をトラブルシュートすることを日々やっていると、どんどん人ができないことをおぼえていくサイクルに入ります。逆に言えば属人化していくので、どうにか身に着けたことは手順書化して、誰かに引き継いでいくことになるのですが、このプロセスにも問題がある。

結局私がジャングルに入って、道を舗装した結果を、誰かが(手順書というかたちで)後ろからついてくるようになっている。だから、メンバーをジャングルに突っ込もうなら、途端に迷子になってしまう。

迷子になりそうだと言って、おいおい道を外れるんじゃないよ、私の後ろからついてきなさい、なんてやってると、本当の意味でのシステムエンジニアリング道にはいつまで経っても到達しない気がするんですよね。

だからと言って、迷子になっても「自分の力でなんとかしなさい!」って放置すると永遠にさまよってしまい、仕事全体が回らなくなる。これはこれで、良くない。

生産性、効率なんてことを考えていると、どうしてもスキルの上下で仕事を選別し、永遠に溝が埋まらない。将来のことを考えて、生産性、効率を投げ捨ててでも、自分で解決する能力を育てたいから、問題が解決するまで辛抱強く待ってあげる、これもまた正しいコーチングなのかもしれない、けれど。

でも、そんなことしてる余裕、全く無いんですよね。

だからやっぱり、自分より優れている人がいる職場においては、その人を上回るために絶対的に余暇で勉強しないといつまで経っても差が埋まらないと思う。だからこそ、二十代ぐらいの若いときは、時間を惜しんで参考書読みまくった方が、後々絶対楽だと思う。もし、「技術的に難しいことを力技でやってしまうこと」をやる側に回ることができたら、多分仕事の中で勉強してればいいから。人ができないことをやっちまう係は、どんどんナレッジが溜まっていく。これは楽ですし、そうではない人(舗装した道をただ行く人)は、残念ながら取り換えがきいてしまうのです。