orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

変わりゆく秋葉原

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ツクモの一部店舗閉店・リニューアル

ああ、あの秋葉原のお店、変わっちゃうのかと。

 

www.itmedia.co.jp

5月15日、秋葉原地区にあるTSUKUMO(ツクモ)系列店のうち、ツクモDOS/Vパソコン館とツクモ12号店が閉店となった。前日に発表されたリリースによると、ツクモDOS/Vパソコン館は業態を変更したうえで後日リニューアルオープンする予定だが、ツクモ12号店に関してはその後の言及はない。

 

私が思い入れがあるのはDOS/Vパソコン館の方です。

リニューアル・業態変更、と来るなら今のような店構えじゃなくなっちゃうんでしょうね。

 

パソコンの思い出

1994年ごろ、私が大学生だったときに、IBM PS/V Visionというパソコンが売られていて、13万くらいだったと記憶しています。OSはWindows 3.1。CPUがi486の66MHz、メモリが8MBでした。たぶん、このページの型番なんだろうと思います。

当時は全くお金が無かったのですが、クレジットカードを無理やり作って、借金して買いました。お金の使い方が全くなっていない貧乏学生だったのですが、しかしそのときにパソコンを買ったから今の人生があるんだと思っています。仕事もプライベートも、そこから分岐しています。手に入れたら変わる人生ってあるものです。

買ったお店が、このツクモ DOS/Vパソコン館(当時はそういう名前じゃなかったけど)でしたね。

Windows 3.1というのも面白いOSで、MS/DOSというOSの上にかぶせるOSという立てつけでした。だからOSを終わらせるとMS/DOSのコマンドプロンプト全画面に戻るんですね。で、winというコマンドを打つとWindows 3.1が起動する・・と言う。

で、メモリ8MBなんて本当に激少で、ペイントブラシを起動するも、メモリ不足で落ちてしまう、というお笑い環境でした。その後メモリを増設して16MBにしたらそこそこ使え、その後Windows95をパッケージで買い導入し使っていました。

このPS/V visionに入れたソフトが、

・AQUAZONE ・・・水槽のシミュレーションソフト、当時かなり売れた
・The Tower・・・ビル運営シミュレーション
・SIM CITY・・・言わずと知れたシムシティー

だったかなあ・・・。

ただ、このころ、パソコン通信のピーク、およびインターネット黎明期で、どちらかというとモデムをたくさん買ったのを覚えています。モデムやISDNなど、どんどん通信が進化していきましたから。

この当時、パソコンの部品の進化は恐ろしく速くて、上記のメモリが8MB、今はメモリが8GBないといけないという時代。この25年くらいで1000倍進んでいます。CPUも66MHzだったのが4GHzくらいで今のCPUは動きますから、こちらも70倍くらい。そういえばハードディスクも当時340MB、今は2TBくらいとすれば、7倍くらい、ただ、スピードが激速になってますね。SSDのおかげ。

このスピード進化が起こっていたので、当時のパソコンパーツ市場はどんどん成長していったのだと思います。買い換えたら劇的に性能が上がるのですから、次へ次へと買い手が現れる。

当時、私がアルバイトに行っていた職場で、一つ学年が上の先輩が、パソコンを買った、CPUは133MHzで・・なんてのを聴いて、「性能倍かよ!」と悔しがったのも思い出されます。

今は、そこまで性能が右肩で上がるという経験をパソコンパーツでできることが少なくなっていて、数年前のCPU、メモリーでもきびきび動きますからね・・。

そういえば久々に進化を感じたのが、昨日のNVidia A100の発表でした。

 

pc.watch.impress.co.jp

 

まあでも、データセンター向けだし、個人ユースではないからね。次のGeForceの3800台では恩恵を受けるでしょうけど(買うだろうけど)。たくさんの人が飛びつくような市場でもなくなっているのかな・・と。

パソコンパーツのお店もどんどん寡占が進んでいて、ある程度の規模のお店だけが生き残って行くのだろうな・・なんて思います。毎週のように通っていた私からすればさびしい話ですが、まあしようがないですかねえ・・。

 

秋葉原は不滅です

この自粛生活が明けたら、早速行きたいと思っています秋葉原。

秋葉原自体はこうやって中身がどんどん変わっていくのですが、参加している人々はあまり変わっていないと思ってます。

秋葉原自体が、自作パソコンみたいなものなんですね。

どんどん中身を入れ替えて原型をとどめない存在なんですが、それでもそこは秋葉原なんです。

秋葉原という土地がある限り、行きますよ。

故郷みたいなものです。