orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

目を凝らして正確に社会を見よう

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世界中に広まってしまった新型コロナウィルスのために、随分実生活に影響が出始めたと思います。この世界中に伝播してしまった様子を踏まえ、どの会社も株式市場では「売り」一色ですが、仕事や生活をしている身としてはちょっと違和感があります。

大多数の人々はまだ健康で、ただし気軽に外出できなくなっただけです。もちろん観光や航空などそれで直撃する産業はあるにはあるのですが。しかし人々は家の中でまだ生活しています。食べないといけないし、娯楽もインターネットが接続されている状況であれば通信を使います。そして通信上でオンラインコンテンツを消費します。

生活必需品はもっと必要になります。よく言われているティッシュペーパー/トイレットペーパーをはじめ、生鮮食料品も必要で、近所のスーパーは以上に混雑しているのがわかっています。一部の小売や、安価な外食チェーンなどはかえって売り上げが上がっているようにも見えます。

医療関係のメーカーは品目には依るでしょうが工場廻しっぱなし、という話を聞くにつけ、儲かっているところも結構あるのではないかと勘繰っています。

ECサイトについても注目しています。ヨーロッパのようにリアル店舗を開けられない国々においては、インターネットで販売できるECサイトは販売側にとっても、消費者にとっても生命線のようになるでしょう。

ビジネスにおいて移動が限られるときに、インターネットでの通信手段やクラウドなどの基盤が活躍するのは必然的で、SaaSやIaaSの利用が増えることは不可避であろうと思われます。

見た目上はヒトの交流が限られ街が閑散とするので、あたかも社会全体がストップするような反応を株式市場はしていますが、実際のところ、いやいや、たくさんの人々が仕事を今もしているし、終息したら、もっとやるだろうよ、という感触です。

 

多くの経営者は、ああ、もっとテレワーク対応しておけばよかったと痛感しているでしょう。

今回の騒動が終息したら、きっと、多くの企業が関連投資を活発に行うでしょう。クラウドとこれを操るマネージドサービスの組み合わせは、非常にこの異常な期間、機能しています。システムをクラウド上に構築し、しかもその運用管理を他社にアウトソーシングします。クラウド上にシステムがあるため、請け負った側も緊急時は必ずしもオフィスで作業する必要がありません。このような、「オフィスに出社しなくても安心して使い続けられるシステムの形」をますます各企業は追求し始めるのではないか、と思っています。

たくさんの人々は、エッジ側、つまりノートPCとインターネット回線の話しかしないのですが、実際は基幹システムと呼ばれる中央のシステムがテレワークと親和性がないといけません。基幹システムを動かすためには必ず出社しなければいけない、このようなケースを一つ一つ、重要度が低いものはクラウド側に逃がす動きがあると思っています。

今回の件で、ITに対する需要はさらに増したと思います。特に5Gを活用すればもっと、在宅でのコミュニケーションがもっとリッチになるはずです。今では映像や音声の質も中の下なビデオ会議が限界ですが、VRも含めてかなりリッチな体験が実現可能です。これまでは実験的な領域をなかなかブレイクできなかったのですが、今回の件で人々は「欲しい!」と願ったのではないでしょうか。

 

下げに下げた株式ですが、もう何でも売ればいい、という状況はそろそろ終わるのではないかと予想しています。今回の件でかえって業績が上がる企業もたたき売られていることを考えると、個別の企業ごとに状況を見ながらだんだんと買いの機運が高まってくることは考えられるのではないか、と思います。

最近、あまりワイドショーを中心にテレビを見なくなったのですが、おそらくまだ、パニックを誘発するような報道が連日なされているのだろうと思います。メンタルヘルスにも良くないので、しばらくワイドショーを見ないのもいいかもしれません。心を落ち着けて社会を見ると、混乱期であるが上に、意味のない数字が飛び交っています。正しい情報を、落ち着いて解釈し、適切な行動を人々が行っていくことで、経済的にも文化的にも、元の生活が取り戻せる時期も速くなるのではと思っています。

このウイルス、毒性や感染性もやっかいですが、それよりも健康な人々に対して刷り込まれる異常な行動や異常な考え方こそが影響大だと思っています。私は負けたくありません。