orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

多様性の話題を自分なりに考えてみる

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多様性とブロック

「ブロック」「ミュート」「鍵付き」と言えばツイッターの代表的な、他人をフィルタリングする機能です。

 

p-shirokuma.hatenadiary.com

 

こちらの記事がはてなブログのトップページで掲載されていて興味深く読ませていただきました。

かなり明白にパズルのような文章になっていて、何のことやらわからないという感想だって多様性だとは思います。ただ、私が学生の時の現代文ってこういう文章は結構見かけて、私は現代文のテストに出てくるこういった文章が好きだったのをおぼえています。

下線Aのこれ、が差し示すものは何か、答えよ、なんて。下線の筆者の気持ちはどれか、ア~エのから選べ、とか。

筆者は、多様性を重んじる社会と言いながら簡単に個人がブロックできるから、マイノリティーはブロックされやすくって結局マジョリティーにしかなんないじゃん、って言っているのかなと思いましたが、正解かどうかはわかりません。

しかも、ミュートやフォロー、鍵付きの機能もありつつ、あえてブロックに話を単純化しているので、パズルとはいいつつ遠くから見ると一枚の絵のように見え、だから記事の評価が高いんだろうなと勝手に想像しています。

ただ、現実はもっと単純ではない、と思います。

 

今日のニュース

まさに今日のニュースです。

 

japanese.engadget.com

(中略)といった流れで予告されたのが、ツイート入力時の「Conversation participants」(会話参加者)選択オプション。現時点のテストでは4種類が用意されています。それぞれ、

グローバル:従来どおり誰でも。ブロックや隠された返信がetcも現行どおり。

グループ:ツイート主がフォロー中のアカウント、およびそのツイート内でメンションしたアカウントのみ。

パネル:ツイート内でメンションしたアカウントのみ。

ステートメント: 誰も返信不可。

 

もうね、すごいことになっています。

ブロックと多様性があまりにも水と油だったため、水と油の中間みたいな悩ましい概念が続々登場です。

NHKの紅白歌合戦、最後の一時間の虹色が強調されたステージを見た方も多いんじゃないかと思います。今年に入って多様性を論じる記事が増えたのはそれも関係しているんじゃないかな、と思いました。

 

人間って、何となく共通意識を持っていて、その上で思考するので何か共通の話題が急に話題になり出すのだと思います。それに敏感な人が「バズる」ことができるのです。あえて、わかって、話をしている。

タイミングを外すと、いくらいいことを言っても、誰も見向きもしない。

今が多様性だっていう話です。でも、多様性をみんなで考えるっていよいよ良いことだとは私も思います。

 

さて、現在の多様性の議論って、紅白歌合戦の状況とよく似ていると思うんです。

だって、後半のクライマックスで紅組も白組も虹色を強調するくせに、最後に「紅組か白組か」という命題に突入しちゃう。さすがに気まずかったのか、すっごくあっさりと表彰式をやって閉めましたね。

多様性だなんだかんだ言っても、日本の古い制度はそれに全く適応していないし、しかも返る気も、ないという話です。

 

で、アメリカ前大統領オバマ氏がせっかく作った多様性の流れを、トランプ大統領がばっさりやめてしまった。イラン対アメリカ。中国対アメリカ。北朝鮮対アメリカ。アメリカは自ら作った多様性が作り出した、非アメリカのパワーを今や力づくで否定しようとしています。

これが紅白歌合戦なんです。アメリカにGAFAを筆頭に多様性をエンジンに大きく伸びた産業がありながら、政治の世界では全く違うことをしています。

 

話を戻して、人間には共通意識があると言いました。そう、地球レベルで同じことを各地で繰り返しているのです。多様性を叫びつつ、決まりはしっかり旧制度。

それを説明しているのが、ブロックやミュートだったのですが、今後はグローバル・グループ・パネル・ステートメントです。おぼえましたか?

多分、多様性なんてポーズで、考えれば考えるほどこういった仕組みを用意しないと、収拾がつかなくなってきたのではないか、と思います。

 

イランとアメリカ

イランとアメリカが戦争寸前まで行きましたよね。戦争が始まったら、多様性なんておしまいです。多様性の対局に戦争があります。白黒つけると言いますから。

しかし両者が選んだのは「戦争はしたくない」でした。

多分、これが、最もわかりやすい、多様性の現状だと思います。

両方とも存在していいんだ、でも、お互いに関わりたくない。

まさに「ブロック」。

あれ?多様性ってそんなんでしたっけ?

いろんな種類の人々が協力すれば、もっといいものができる、でしたよね。

もう多分、地球の現象を見ていると、もはや多様性は決壊スレスレのところまで来ていて、でも壊すと「多様性が作ってくれた便利な仕組み(グローバル)」まで壊れちゃって、依存関係的に生きていけないから。グローバル・グループ・パネル・ステートメントなんてものができてきたんだと思います。

紅白歌合戦に、紅でも白でもない何かが現れるのも時間の問題ですが、多分違う色じゃないですよ。「特別出場枠」とか言って、紅でも白でもない存在として出てくるような気がします。まさに今、現在っぽい。

 

と、思いました。