格安スマホFREETEL
格安スマホFREETELというブランドをご存知でしょうか。
私も、SAMURAI KIWAMIという機種を使っていたことがありました。
ただ使ってるとすぐ熱くなって、電池がどんどん減った思い出があり、イマイチだったなあという思い出があります。iPhoneに戻っちゃいました。
民事再生法申請
なんだかんだで経営が行き詰まり、国内MVNO事業は楽天に売却したものの再建できずに民事再生法を、2017年12月7日に申請したそうです。
その後、2018年1月9日付けで、FREETELのスマートフォン事業が株式会社MAYA SYSTEMに事業譲渡されたそうです。
昨年12月4日以降、スマホの販売・サポート業務も停止していたのですが、近日中に再開するとホームページにあります(2018年1月11日現在)。
株式会社MAYA SYSTEMってどんな会社?
ただ、この会社がどんな企業なのか、上場していないのもあり謎だったので調べてみました。
会社情報
ホームページからの抜粋です。
株式会社 MAYA SYSTEM
〒163-0512 東京都新宿区西新宿1-26-2 新宿野村ビル12F
TEL:03-5989-0931(代表) FAX:03-5989-0941
設立 2007年10月23日
代表取締役会長 内藤 献
取締役社長 吉田 利一
資本金 50,000,000円
従業員数 50名(契約社員含む)
事業内容 ITソリューション 許認可 電気通信事業届出番号 A-27-14731
グループ会社 株式会社 MAYAFOODIA
株式会社 MAYASTAFFING
株式会社 MOVIMAS
欲しいのはこれじゃないので深掘りした
ホームページからは会社の実態がつかめないので、google先生にいろいろ質問したら、わかってきました。
もともとは人材派遣の会社だったらしい
以下のページがまだ残っています(近日中に消える気がする)。
この頁にある従業員数450名、あと事業内容が派遣事業であることからわかりました。
なお、上記URLはすでにブラウザで正常に表示されないのですが、ソースには下記日本語も埋め込まれています。
代表メッセージ
多くの日本企業が人材不足に陥り、優秀な人材の確保が難しい時代と言われています。今後この問題を解決して、よりよい社会を築いていくために、私たち人材派遣会社が果たすべき役割は小さくありません。どんなビジョンを持ち、どんなサービスを作り、社会にどんなアプローチをしていけばよいか。やらなければならないことは山積みです。
もう1つが「外国籍社員のマネジメント」です。日本企業の人材の問題は、もう国内だけでは解決できないところまできてしまいました。以前に、コンピュータが誤作動する「2000年問題」に対応するためインドの優秀なIT技術者たちが多数来日した、ということがありましたが、今後は国内の人材の課題の解決を、国外へ求める動きがスタンダードになっていきます。そうしたニーズをしっかり捉え、事業として体制を整えて、日本企業の人材戦略をサポートしたいと考えています。
今後ともご指導のほど、よろしくお願い申し上げます。
なるほどなるほど。
2017年10月に大幅な変更を実施
沿革にありますこの2つで、FREETELまでの道筋がわかります。
2017年10月1日 株式会社グローバルフューチャーコミュニケーションを吸収合併。
2017年10月2日 株式会社MAYA STAFFINGを新設分割設立し、当社の人材サービス部門の事業を継承。
会社本体の派遣事業は子会社化。
本体には、「グローバルフューチャーコミュニケーション」という会社を吸収合併したということです。
FREETELのスマホ事業はここが取り込みたいんですね。
合併されたグローバルフューチャーコミュニケーションってどんな会社?
まだホームページが残っています。
もうバタバタだったんでしょうね。トップページに「弊社は10月2日をもちまして、社名を株式会社MAYA SYSTEMに改称いたしました。」とだけ出して、あとは全部もとのままです。ここの代表取締役だった吉田利一氏は、 株式会社MAYA SYSTEMの代表権のない取締役社長に就任し、本体の代表取締役社長だった内藤献氏は、代表取締役会長となっています。
なるほど、内情が見えてきました。
内藤献氏の情報
なかなかセレブリティでいらっしゃる・・。
それにしても
FREETELのスマホ事業を買い上げるとは思い切ったものです。
ただ、人材派遣業のほうにFREETELのサポート事業を任せ、スマホの資産をグローバルフューチャーコミュニケーションのクラウドSIMテクノロジーとシナジーさせて、日本に売っていこうぜ!、ということだと推察されます。
おもしろいスマホができるに越したことがないので個人的には応援しております。
追加記事
「MAYA SYSTEMはなぜFREETELの端末事業を引き継いだのか」を考察する - orangeitems’s diary