レコード大賞の優秀作品賞一覧に違和感
年末ですね。
レコード大賞の季節がやってきたのですが、優秀作品賞がすでに発表されています。
・Little Glee Monster「ECHO」
・三浦大知「片隅」
・欅坂46「黒い羊」
・AKB48「サステナブル」
・純烈「純烈のハッピーバースデー」
・乃木坂46「Sing Out!」
・氷川きよし「大丈夫」
・日向坂46「ドレミソラシド」
・DA PUMP「P.A.R.T.Y. ~ユニバース・フェスティバル~」
・Foorin「パプリカ」
この一覧を見て思うのが、
・ヒゲダン(Official髭男dism)がいない!
・あいみょんがいない!
・米津玄師がいない!
・King Gnuがいない!
ということです。
Count Down TVを毎週見てきた方はわかると思いますが、上記4アーティストは年間を通じてずーーーっとトップ30に入ってきたアーティストです。
特に、ヒゲダンの「Pretender」がないのが意外過ぎる・・!?。
なぜ、レコード大賞どころか、優秀作品賞にすら含まれていないのでしょうか。
理由
こちら、調べてみたらわかることがあります。
ズバリ、シングルCDとしての売り上げ枚数記録です。
Official髭男dism
https://www.oricon.co.jp/prof/643869/rank/single/
なんと意外なことに、Pretenderはオリコン最高ランキングで9位。地味な結果です。
宿命は15位。意外ですよね。
あいみょん
https://www.oricon.co.jp/prof/643494/rank/
マリーゴールドが、25位!???。
もうほんと、「シングルCD売上」ってなんなんですかね。
米津玄師
https://www.oricon.co.jp/prof/560188/rank/single/
こちらはすごく面白いことになってますよ。
今年リリースされた「馬と鹿」は2位です。米津玄師さんの作品はストリーミング解禁されていないこともあり、シングル売上に影響を与えているように思います。
King Gnu
https://www.oricon.co.jp/prof/656672/rank/single/
もっと興味深い。King Gnuは、シングルCDとしては上記しか出していない。
「白日」はシングルCD扱いじゃないんですねえ。
ちなみに、オリコンのサイトには下記のように書いてあります。
【売上ランキングとは】
原則として、1988年以降にリリースされたCD・DVD・Blu-ray作品が対象となります。対象作品のトータル売上枚数にてランキング化しております。尚、上記期間内のリリース作品全ての掲載を保証するものではございません。
結論
結局のところ、レコード大賞というのは、かなりCDの売上の力が強いということになります。ですから、ヒゲダンもあいみょんもKing Gnuもいないのは納得です。
どうも米津玄師さんだけ別格なのは、特別賞に選ばれているところでフォローされている気がします。当日会場には来ないものの、この結果上無視はできないということだと推察します。
ちなみに、優秀アルバム賞には、あいみょんもKing Gnuも入っているんですね。
https://www.oricon.co.jp/prof/643494/products/1307598/1/
https://www.oricon.co.jp/prof/656672/products/1300492/1/
2位、4位、そして登場回数も含めて、アルバムCDという枠の中では活躍したということなんでしょう。
ちなみに・・ヒゲダンは??
https://www.oricon.co.jp/prof/643869/rank/album/
私としてはTravelerが入ってないのはオカシイとは思うのですが、いかんせんリリースするのが10月と遅かった。もちろんストリーミングでの実績も含めたらダントツだと思うんですが‥‥ね。
レコード大賞は誰の手に
さて、ということで、シングルCDの売上枚数に極端に引っ張られることがわかっているレコード大賞。2019年は誰の手に行くのでしょうか。
まぁ、乃木坂46は強いよな~、と思いつつ、楽しみに見ることとします。
ヒゲダンやKing Gnuは、紅白歌合戦の楽しみにしておきます。
※King Gnuは優秀アルバム賞で出演があるかもしれませんが。
追記
レコード大賞は、Foorin「パプリカ」が受賞しました。
第61回日本レコード大賞(主催日本作曲家協会)の最終審査会が30日、東京・初台の新国立劇場で開かれ、大賞は米津玄師(28)が作詞、作曲、プロデュースしたFoorinの「パプリカ」に輝いた。Foorinは小学3年~中学1年の5人組で平均年齢約11・2歳。史上最年少での戴冠で、ちせ(9)、りりこ(10)、もえの(11)の3人にとっては史上初の小学生受賞となった。
異例づくめの受賞です。というのは、パプリカ自体は一週間でビッグヒットしたことはなかったからです。下記の通り、過去最高は15位です。
https://www.oricon.co.jp/prof/728435/rank/
他のストリーミング主体でヒットした楽曲と見ていたので意外感がありましたが、登場回数が71回。そもそも1年間が51週しかないことから考えて、ロングヒットが受賞の理由のように思われます。
子供世代に熱狂的な支持を受けている曲だけに、CDの売上も他の曲に比べ実績を出していたと言えると思います。
受賞、おめでとうございます!。