はじめに
5大クラウド(ここではIaaSに限定する)についての情報です。
・Amazon Web Services(AWS)
・Microsoft Azure
・Google Cloud Platform(GCP)
・IBM Cloud
・Oracle Cloud
上記について、
・見積を行うためのサイト
・無料で試用するための情報
を本記事にてまとめます。
見積サイト
各社、見積を自力でできるWebサイトを公開しています。
見積してみるとわかりますが、各社で値付けはバラバラで考え方が全然違います。見積をしているだけで各社のサービスに何があるかわかってきて勉強になります。
Amazon Web Services(AWS)
有名な見積ツールです。昔からありますがわかりやすいです。
https://calculator.s3.amazonaws.com/index.html?lng=ja_JP
Microsoft Azure
Azureは専用の見積ツールを用意しています。
https://azure.microsoft.com/ja-jp/pricing/calculator/
Google Cloud Platform(GCP)
GCPは専用の見積ツールを用意しています。
https://cloud.google.com/products/calculator/?hl=ja
IBM Cloud
下記URLから各サービスの見積ができます。クラウドポータルの画面と同一です。
具体的には以下のヘルプに従うとよいでしょう。
https://cloud.ibm.com/docs/billing-usage?topic=billing-usage-cost&locale=ja
Oracle Cloud
見積ツールですが購入まで進むこともできます。
https://cloud.oracle.com/ja_JP/cost-estimator
無料試用情報
使ってみないとわかならない、ということで各社無料で使えるプランをいろいろと用意しています。使ってみるとわかることがいっぱいあるので、ぜひ利用しましょう。
Amazon Web Services(AWS)
AWSの無料利用枠の特徴としては、無料の金額というよりは、各サービスで無料利用できる時間とリソースが割り当てられているといった考え方です。
勉強するには十分かと思います。
Microsoft Azure
Azureの場合は、AWSと同様に無料で利用できるサービスを12か月間用意しつつ、22,500円の無料クレジットをもらえます。
なお22,500円を超えると利用ができなくなりますが、従量課金制のアカウントに移行すれば有料でそのまま使えます。
Google Cloud Platform(GCP)
GCPは、12か月間で300ドル(31,500円程度)の無料クレジットをもらえます。かつ無料サービスは12カ月間という枠はなく、ずっと無料で使えます。
IBM Cloud
IBM Cloudは、ライト・アカウントという無料のアカウントを利用することができます。このアカウントにおいてできることは限られているものの、たくさんのサービスを無料で使い続けることができます。
なお、IaaSはライト・アカウントでは利用できません。PaaS中心です(以前はBlueMixと呼ばれていた)。Kubernetesも無料プランがあったりするので、勉強のためには意外と使えると思います。
従量プランに変えると200ドルをもらえます。
Oracle Cloud
こちら急に英語のサイトになってびっくりしますが、実は発表されたのが昨日です。
提供されるのは1OCPU(新野注:1OCPUは、ハイパースレッディングが有効なXeonプロセッサの1物理コア相当のCPU性能)、20GBストレージのAutonomous Databaseが2つ。Autonomous Data WarehouseもしくはAutonomous Transaction Processingが選択可能。
「実はこれはExadataインフラで実行されている。最高のやつだ」(エリソン氏)
1/8 OCPUで1GBメモリのインスタンス2つ、2つのブロックストレージが合計100GB、10GBのオブジェクトストレージ、10Mbpsの帯域幅を持つロードバランサー1つと月間10TBまでのアウトバウンドへのデータ転送、モニタリング機能など。
これらに加えて、30日間の300ドル分フリートライアルが利用可能なため、Always Freeでは提供されていない大きなインスタンスなども試せると説明されています。
Always Freeの発表で、なんとなくOracle Cloudもメジャーどころの仲間入りができそうな気もします。
まとめ
ということで、数年前と比べると各社情報が整理され、クラウドの間口も随分広がったと思います。クラウドのパワーをビジネスに活かしていきましょう。