orangeitems’s diary

クラウドで働くエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

本を読むスピードについての議論

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本を読むスピードについての議論

こちらの記事をみて思ったことです。

 

togetter.com

 

本を読むスピードは重要だと思わない

個人の感想ですが、本を読むのが速いと情報処理能力が速いと勘違いしがちだと思います。こういう記事を読んで、本を読むのが速くなりたいと思うのではないでしょうか。私は全く違う見解を持っています。ネット記事を読む時も思うのですが、本を読むように一文を目で追っていくのは不経済です。10行あれば10回往復するわけですよね。そうしたら時間があっという間に立ってしまいます。むしろそうあるべきと考える人の情報処理能力は低いのではないかと思っています。

 

情報を処理する、ということであればマニュアルやニュース、論文やコラムがほとんどかと思います。小説だと斜め読みや読み飛ばしは不可ですよね。またそんなに急いで読むものでもないと思います。ビジネスで考えれば、上記のほかに、メールやチャット、コラボレーションツールのテキストでしょうか。

とにかく、初めの一行~二行をしっかり読み込むことが重要です。そこにその文章の塊の大部分の目的が書いてあります。核心が持てない場合は次の行まで進みます。そこで判断します。私はこの文章を読むべきかどうか。そこで、読むべきと思ったときも読み進めるのではなく、今度は最後の段落を軽く目を通します。そこで欲しそうな情報であれば頭から読んでいきます。

※特に英語の技術ドキュメントを読む時に意識してますね。全部読んでると時間がかかりますから。

このように、読む前に自分が読む価値があるかどうかをどれだけ早く判断するか、ということが情報処理の中で重要な要素だと思います。読むスピードなんて、人によってそこまで誤差はないと思います。しかし、しかるべき時に、それを目を通すべきかどうかの判断の差が、大きく取り入れる情報の質を長い時間のなかで左右します。

 

部下にこういうことを言ったことがあります。「なぜこの状況のとき、その文章を読んでいるのか。目的が違うじゃないか」。特にIT業界では未知の出来事が起こった時に、マニュアルや技術資料、ナレッジデータベースなどドキュメントをあさることが多く、何を知っているかより正しい情報にいかに速くたどり着けるかのほうが価値を生むケースがあります。それを何度も何度も続けていくと自分の中に知見が貯まり、高いスキルを保持できるようになります。これができない人との差は歴然となります。同じ時間を過ごしていても、積み重ねが大事ということです。

昨今、インターネットで情報そのものはたくさん落ちていますので、どうやって正しい情報にたどり着けるか。そしてたどり着いたらきちんと自分のものにすること。

本を読むことを速くすれば、もっと仕事が速くなるのでは!、というのは私は誤解だと思います。

 

本は読まない

先週、情報処理能力の大事さを書いたばかりでした。

 

www.orangeitems.com

 

昔の人は、「よく本を読め」と言ったものですが、このインターネット時代、結構無駄の多い話じゃないかと思うんですよね。

その本を読むのが数日ですかね、本当に役に立つという根拠はどこにあるんですかね。本屋に行って立ち読みして、役に立ちそうだと思って持って帰るんですかね。その時間ももったいないな。

で、世の中の人々はめんどうなので、ベストセラーのランキングの通りに買っていくんですよねきっと。失敗したくないから。

だから、基本的に私は本を読んでないんですよね。ネットには絶対情報がないという確信があり、かつ総合的に情報がまとめられた本を手にしなければいけないときだけ、本を買うようにしています。

基本的にはネットの記事や、プレゼンの資料など、どんどん目を通していって価値のある情報を吸収するほうが短時間で勉強できていると思いますし、その方が私向きです。

理解に理解を重ねていけば、相乗効果で書いてあることの理解力が上がります。そうやって最終的に文章を読むのが速くなっていくような気がしますね。

 

ということで、もし本を読むスピードを上げようという人がいたら、それより文章の読み方を工夫したほうがはるかに情報処理がはかどるよ、というお話でした。