orangeitems’s diary

クラウドで働くエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

残業を減らそう?…中小企業はまだ平和

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残業を減らそう?…

まだ、残業を削減しないと、と言っているだけ中小企業は平和なのかな・・と思ってしまいますね。こういう記事を読むと。

 

www.sankeibiz.jp

働き方改革関連法では、年次有給休暇(年休)取得や残業時間に関する規制が定められた。来年4月から適用が始まる中小企業の間でも、知恵とアイデアで乗り切ろうとする動きが早くも広がっている。

 既卒者向け就職・転職支援を行うUZUZ(ウズウズ、東京都新宿区)のオフィス。人材紹介事業部の入社2年未満の社員で作る「チームピンク」のメンバーの机には「18:00」などと書かれたカードがパソコンなどにはり付けられている。カードに書かれた時間までに仕事を終えて退社するというルールだ。

 

考察

そもそも論として、残業は会社の指示により社員に実行させるもので、社員の自由にできるものではないという前提があります。しかしほとんどの職場で、社員は自由に残業をしています。残業をすればお金をもらえますから。こんな残業し放題職場が増えた結果、定時内に仕事を終わらせる文化がさっぱり育たなかったと解釈しています。こんな記事をこの前書きました。

 

www.orangeitems.com

 

アルバイトなどと比べても小銭を稼ぐのに残業の有効なこと・・。まあ、時代背景として残業時間を減らすのが国の方針であり、割増残業代も相当高くなりますから、ちょいと工夫すれば残業なんて減ってしまうのが世の中だと思います。

仕事を分担するのをメンバーが声を出し合って!、なんていうのはもはや原始的とも言えるレイヤーの努力で、この程度で結果が出るということは、これまでの残業に対しての考え方が甘かったということが言えますし、甘くてもよかったということだと思います。

もっと進めて、マネージャーがバックログで課題管理、進捗管理をしたり、業務状況に合わせて受注や納品タイミングを調整したり・・。世の中にもっとITを利用したプロセス管理が進むともっと仕事は最適化されると思います。力業の現場はまだまだ日本にたくさんあります。それができない現場で大規模なところは、業務分析をされたうえでRPAを入れられて、9割削減!みたいな目に合うようにできていると思います。

自衛策としても、RPAより人がやるほうが自動最適化されるよ、という姿を見せていかないとどんどん人が削られることになると予想します。

 

 アニメーション制作のピコナ(東京都豊島区)は月5枚を上限とした残業チケット制を導入した。午後9時以降の残業の場合、事前に上司にチケットを提出し許可を得る。「不要不急の業務の場合は許可を出さない」(吉田健社長)ため、月100時間を超えていた社員の平均残業時間は約25時間にまで減った。

 

何かするだけましなのかもしれませんが、チケットという考え方が本末転倒です。残業は権利ではない。そもそも、不要不急の業務の場合以外は残業許可を出してはならないのです。毎日午後9時まで社員の意思で残業可能なのか・・と。

 

「残業をなくす」というトップの強い意志を踏まえて、システム開発のアクシア(東京都千代田区)は、企業としては“過激な”方法を採用した。「残業が当たり前のワークスタイルについていけない」という女性社員の訴えをきっかけに、無理な仕事の受注をやめたのだ。例えば、金曜日の夜に受け付けて月曜日の朝が納期といった取引先からの理不尽な要求案件はすべて断った。

 

私からすると、無理な仕事の受注こそが過激ですけどね・・。品質も担保できないし、また休日出勤に対する代休を割り当てで平日の業務に弊害が出ます。お客様も複数持っていると、ある受注を優先したせいで別のお客様に支障が出る。

 

まとめ

受発注の需給チェックや、リソース管理、仕事の分担などは大企業が相当進んでいると思っています。その大企業がこれだけ人員削減してきているということは、その波が中小企業にも押し寄せるのは間違いないと思っています。そうしないと、競争に勝てないからです。大企業だけが無駄を行っているとは思えない。

中小企業の残業削減の取り組みが、なんとなく大企業のドラスティックさに比べるとまだ「みんなでがんばろうね!」という部活動に見えてしまって、まだまだ平和だな・・と思う次第です。

大企業を見ていると、部署をつぶした挙句営業に集団左遷したり、グループ会社に異動させたりとかなり過酷な状況が見えます。今のところ「大企業は大変だな~」で終わるかもしれませんが、リストラが一巡すると相当手ごわくなるのでは・・と思います。中小企業は今まだ余裕がある間に、残業を減らす小手先の努力だけではなく、業務分析やプロジェクト管理、RPAなどを利用しての自動化などいろんな対策を進めるべきだと思います。なんとなく中国あたりの企業もこのあたりを努力しているような気がしていて、これまでの旧世代の仕事の仕方や常識を改めないと市場競争に明らかに勝てなくなっていくような感覚を持っています。