orangeitems’s diary

クラウドではたらくエンジニアの日々の感想です。

アメリカだってスタートアップの成功は至難の業

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アメリカでもスタートアップはしんどい

シリコンバレーに行けばスタートアップが成功し放題という雰囲気が日本にはありますが、大手企業のM&Aの草刈場になっているという記事です。

 

GoogleやAmazonなどのインターネット界の巨人の影響でスタートアップ企業の寿命が短くなっている - GIGAZINE

インターネットの世界ではGoogleやAmazon、Facebookといった企業がトップの位置に君臨しています。2018年現在では、これらの巨大企業の影響によって、スタートアップ企業が成功する可能性が著しく低くなっており、むしろ成功しづらい土壌が作られているとのこと。実際どのような現状となっているのか、Economistの記者が解説しています。

 

第二のYahoo!、GoogleやAmazonはもうない

お金がないところからアイデアで勝負したって、お金があるところがかっさらう。昨日はGItHubをMicrosoftが買収するという話もありました。優れたアイデアをいくら具現化したところで最終的には資本があるところへバイアウトしてしまう例ばかりになってきました。特にGitHubはオープンソースの象徴のようなサービスだったので、これがMicrosoft傘下になることに対して非常にアレルギー反応が高まっているように見えます。

 

GitHub→GitLabの流れでGitLabがオープンソースプロジェクト向け無料キャンペーン - ITmedia NEWS

米Microsoftが米GitHubの買収を発表した翌日の6月5日(現地時間)、GitHubと競合する米GitLabが、有償サービスをオープンソースプロジェクトと教育機関限定で無償化すると発表した。

 

GitLabは、アレルギー反応を起こした顧客をごっそり取り込むべく営業活動を強化していますがGitLabだっていつ買収されるかわからないです。

 

GitLabが2000万ドル調達--DevOpsソフトやツールの開発強化へ - ZDNet Japan

オープンソースのGitリポジトリ管理ソフトウェアを手がけるGitLabは米国時間10月9日、GV(旧Google Ventures)が率いるシリーズCの投資ラウンドで2000万ドルを調達したと発表した。Kubernetesにフォーカスした最新の製品の開発を促すものになるという。

 

こちら去年の記事ですが、Googleの資本も一部GitLabには入っているので、GitLabが最後の牙城となっているかといえばそんなこともないような気がします。

結局、金勝負です。この辺りはアメリカっぽいです。

 

イノベーションが起きない限りこの傾向は続く

今頑張っていらっしゃるスタートアップの皆様もいらっしゃるかと思いますが、アイデアで一発当てたらお金を持っているところにバイアウト!、っていうのはもはや方程式だと思います。

ベンチャーキャピタルだってバイアウトによる売却益を頭から計画しているのであって、独立系で大きくなるというのはIT系においては幻想だと思います。

お金を持っている企業に、対等に寄り添い、ビジネスパートナーとして成長して行くぐらいビジネスプランであればまだバイアウトのリスクはないと思います。サービス競合であったりお金を持っている企業のホワイトスペースであったりすると、「買収したほうが早いんじゃない?」ってことになるのはごくごく自然。

ベンチャーに入って自由にやれると思ったら、気づいたらお堅い会社の子会社になっていたり吸収合併されて一部署になるなんてことがこれから激増しそうな気がします。

 

マインドチェンジが必要

私が個人的にスタートアップを就職先として考えることを並べます。

・CTOとか執行役員とか変な役職に騙されない。株式をもらえない限り従業員と一緒。
・コンプライアンスより目標達成を重視しがち。モラルハザードにならないよう十分に気をつける。業務命令だからでは済まされない。有名になった途端に炎上してビジネス終了するケースが散見される。
・創業者は成功に対して強いプレッシャーがある。巻き込まれないようにして、やばいと思ったらすぐに逃げられるようにすること。
・常にバイアウトされると思って事業を進めること。バイアウトされたらどうするか身の振り方を考えておくこと。
・赤字は投資期間。損益分岐点が未来にある。というのと、業績不振を混同しないようにする。
・大手企業は敵と思わず、WINWINになれそうなところと仲良くすること。もしかしたら助けてくれるかもしれない。

今のところそんな印象です。業界経験の浅い人は、スタートアップのCEOだCTOだ執行役員だという言葉に当てられがちだと思うのですが、年々リスクが高くなっているように見受けられます。どこの分野でもレッドオーシャン、つまり競争相手が多く、たとえ成功しても長期の継続が難しいように見受けられます。

 

おそらく、もしスタートアップで次に成功するとしたら、WEBサービスでもIoTでもなくAIでもなくVRでもARでもなく、全然ITとは関係ない分野だと思います。ちなみに、WEBサービスは、AからBへ物やサービスを媒介して手数料をいただくっていうビジネスばっかりです。サービス名はあげませんけどね。

 

まずはアメリカも似たような状況だというのを知ってなるほどと思った記事でした。