orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

夜勤明けで日勤者と一緒に働き夕方までいる人

 

昔いたよ。「夜勤明けで日勤者と一緒に働き夕方までいる人」。21:00に出勤してきて、夜勤を務めるけど翌8:00までいなきゃいけない。朝早くくるシフトの人がいて7:30ごろ出勤だったかな。その人に夜勤は情報を引き継いで終わる、という仕組みで働いていた。11時間束縛。労働基準法的には1時間の休憩を挟まないといけないけど、その辺は一人勤務だからあいまいになってたね。

そんで、何も起きない夜勤だったらいいけど、毎回そんなわけにはいかない。細かい問題、大きな問題、いろいろ起こって収集つかないまま朝を迎えるとする。そしたら、一番問題を知っているこの夜勤者が、責任感を前に出して残っちゃうことがあったんだよね。

21:00から出勤して、次の9:00までで12時間。そこから働いて、私の記憶では12:00ごろまでいたかな。15時間。15時間連続労働。それって、もはや二日分の労働だよね。

私もトラブル対応でそういう仕事の仕方を1度だけしたことがあったけど、帰って横になったら意識を失い、でもなんだかうなされて数時間後に起きた気がする。あれは・・お腹が空いてたからかな。でも自律神経めちゃくちゃになって、いつ昼だか夜だかわからなくなるので、あれは健康に悪い。

あれ、何で残るんだろうね。現場にそういう圧力があったのかな。一番目の前で見た人が残ってくれたらうれしい、的な?。

後、何だかそのトラブルについて、自身が一人でいた時の問題なので、主人公感があるのかな。

どちらにしろ、そうやって身を削って仕事をするって、一見、仕事熱心に見えるけど長い目で見たら、心も体も疲弊していくことになるのでさっぱり良くないね。長い期間働いてもらいたいのが前提としてあるから、こんな非人間的な労働の仕方は、全ての理屈を超えてアウトだなあと思う。ホスピタリティーとかで大事な健康を傷つけては、何の意味もない。人を助けつつ自分を傷つけるって、意味がない。

こういう記事を見かけた。

 

www.yomiuri.co.jp

日勤と夜勤でマスクの色を変える――。滋賀県甲賀市の甲南病院が、そんなちょっとした工夫で残業時間を大幅に減らすことに成功した。「余分な経費はかからず、リスクもゼロ、働きやすい職場環境にもつながる」(担当者)という“一石三鳥”のアイデアは注目を集め、ほかの医療機関にも広がり始めている。

 

もうね、ITの人間も導入したほうがいいよね。チャットのアイコンが、夜勤者だけ青く光るとかさ・・。労働開始時間から何時間経ったかアイコンの横に出るとかさ・・。

特にITってリモートでつながることが多いので、相手がどれくらい働いているか、疲弊しているかって抽象化され過ぎて見えないよね。

日報(勤務表)と連動させるなどして、ちゃんと表現できないもんかなぁ、なんて思った。

ITってずっとパソコンの前で座って仕事するから、体は疲れにくくて、長時間労働が成り立っちゃう。特にリモートも絡んでくると仕事とプライベートの境がわかりにくくなる。

物理的な労働の現場は昔と比べたら改善されてきたと思うけど、水面下では、実は働いてますみたいなことが起こっているような気がしていて、対策というか、努力が必要だろうね。

 

訓練すると伸びる、大勢の前での話し方

 

Web会議も含めるとたくさんの人の前で話すという機会は結構多いと思う。どう話せばいいか、話し方、については「自分をさらけ出せばいいんだよ」という精神論で片づけられる部分もあるにはある。ただ、長年の経験から言うと、これは場数を踏めば踏むほどうまくなる。場数が無い人はうまくならない。これは残念ながら真実である。私も10年前と今なら、断然今の方がおしゃべりはうまいが、それは場数による効果である。いろいろと経験して学ぶことは絶大な効果を発揮する。

だから、マネージャーとして思うのは、おしゃべりの機会を部下にどんどん与えること。成長の機会を奪うから。どんどん話をさせないといけない。それがうまいとか下手とかは本人が一番感じている。もっとこう話せば良かったのか、今度はこうしよう、という反省が働くのはやってみないと始まらない。

大勢の前で話すときに、気を付けていることを書いてみよう。

 

口癖を知り、やめること

「えー」とか「あー」とかを毎度、文に挟む人がいるが、これは大きなマイナスである。上手く使えば聞きやすくなるという技もあるが、高等テクニックでほぼ素人はできないと言っていい。まずは、口癖をやめること。

この口癖、無意識でもある。自分では言っているつもりがないのに言っていることがある。一番いいのは録音してみること。自分で話しているのをスマホで録音して、聴いてみると言い。プレゼンの練習などをしてみるなど。そうするとわかるはず。ああこんな言い回ししてたんだ、と。

単に口癖を減らすだけで、人の話し方はワンランクアップする。

 

ゆっくり話すこと

大勢の前で話すときは、どうしても緊張する。

この緊張は場数をこなすと和らぐ。が、私も慣れるまでに5年はかかった気がする。緊張すると息が吸えなくなってくる。間が取れないしゃべりで、聴く方が聴きづらい。ドライなことを言えば早口な人は、だんだん聴衆が聴くのをやめていく。それではもったいない、意味がない。

ゆっくり話すことを心がけるといいのは、ポイントを絞って話さないと話しきれないこと。したがって、緊張でフル回転している頭に多少の待ったをかけられる。ゆっくり話していくと段々、心も落ち着いていく。

自分はゆっくり話しているつもりでも、本番では1.2倍くらいで話しているものだから、全く問題ない。

 

間を使うこと

そうですねぇ・・。から次の話し始めで微妙な間が空くが、意外とこの間は使える。次に話すことは決まっているけど、わざと間を作ってみる。このタイミングで外から割り込んでくる人がいたら失礼だ。だから皆も黙る。ここで注目を惹きつける。ん、なんだ、と人々の集中力を高めたところで大事なことを話す。

間を使ったのに大事なことを話さないと、みんなイライラしだすので、使いどころは気を付けるべきだが、平たんにスラスラ話すばかりが話し方じゃない。

 

速く話したり、遅く話したり

音楽もそうだけど、ずっと同じテンポで流れてると何が重要なのかわかりにくい。

とにかく伝えることが重要なので、テンポをある程度変えてあげると、聴衆の集中力が続く。

また、程度にもよるが感情を少しのせてあげると、笑いや驚きのようなものも引き出せるが、そこまでできると結構高度だと思う。

 

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この、話し方を学ぶなら、通販番組が良い。

買わせる、と言う目的のために、全国クラスのプレゼン達者が腕を奮っている。

小さな会議でも同様なので、ぜひ、心がけてみて欲しい。

 

計画通り、に対するもやもや

 

私は、年度の初めに売上や利益の計画を立てています。どこの会社でもやっていることでしょう。未来のことをなぜ見積もれるのかというと、受注が決まっている案件や、毎年の受注状況などを勘案しています。今までの傾向が大きく変わらないとすればこの辺り、ということと確定している数字を絡めて未来予測をしていきます。

評価、ってありますよね。計画を達成したかどうかは大きく評価に絡む変数ですが、ちょっと微妙な話があります。計画をめちゃくちゃ達成したらどうかってことです。売上や利益が計画から乖離して達成した。会社としては良いはずですよね。予定外の良い結果を出したんだから、手放しで評価したほうがいいと思います。

でもこんなことやる人いませんか。わざと計画値を下げて、むりっすよ〜、この数字でも大変ですよ〜、って計画段階で大騒ぎして難色を示します。いざ計画値が低めで決定したらそこからどんどん業績を伸ばして高評価を得るという算段です。

私もね、結構その手は使ったことがあります。何度も使ってると、特に業績が良くないところが文句言い出すんですね。こんなに業績がいいっての、計画段階でわかってたやろ〜、と。多少その通りです。

最近はもうその手を使わないようにしました。むしろ計画値ピタリを目指すようにしています。それなら文句ないやろと。そもそも未来予測するの得意なんですよ。いろんな環境条件を頭に入れて計算と感覚で数字を出す。裏帳簿もない本当に出せそうな数字と、現実を合わせようとしているのが現在値です。

でもこれって、本当に会社にとっていいことなのかな。

だって、計画値に合わせるために、本当は儲かるのにその話をなだらかにして、例えば来年に検収をまわすなどして数字を調整するんですよ。そうすれば来年は確実性が増しますし今期の結果はより計画値に近づきます。いいことだらけなんですが、そんなの速くできるんだったら今期中に仕上げてしまえばいいし数字も積んでしまえばいい。そうすれば今期の数字が上がるわけですからね。

だから、私が思うにこの計画に対する進捗、のような管理って結構機能的な穴を感じるわけです。むしろ数字の達成率みたいなものを個人評価に直接つなげるのって悪影響も感じます。会社経営レベルで数字を数年ごまかしてたみたいな事例があったじゃないですか、上場会社で監査法人が認可していたはずなのに。

業績予想というか計画なんてもう出さないで、がんばっていい数字出そうな、のほうが機能することもあるんじゃないかと思っていて。行政なんかも一度数字つけちゃうと、年度末までに使い切らないと、みたいなことになっちゃうのは長年問題だって言われてきましたよね。使わないと来年数字がもらえないみたいな、逆算しだす矛盾。無駄遣いしないことを評価されない。

計画ってのは下振れしないために立てるものですが、じゃあ上振れはどうなんだと。上振れすら評価されないことで大きな目で言えば損をするんじゃないですかね。今の状況が続く限り、まぁ本気出さないだろうな。なだらかに成長すればいいや、って。

 

一日の労働時間が増える週休3日は嫌だ

 

給料が減らないのに週休三日、なんて取り組みが一部で始まっているそうだ。

 

www.nikkei.com

給料が減らない週休3日制を取り入れる動きが広がりつつあります。週休3日と聞くと、休みが増える分、就業時間と給与を減らす仕組みを思い浮かべますが、出勤日の勤務時間を延ばし、合計の所定労働時間と給与を変えない仕組みです。働く側にとっては、収入を維持しつつ休日が増える利点があります。

 

一週間が40時間(8時間 x 5日)としてね。

これを4日間とするということは、10時間 x 4日だね。

2時間残業を毎日する分1日分休めるってことか。

9:00AMから働くとすると、8:00PMまで働くってこと?。そりゃやだな。オフィス通勤なら1時間かかって家に付くとしたら9:00PMでしょ。

そもそも、8時間働いたら次の1時間は休めみたいな法律もあるので、6:00PMぐらいから休憩も入ったりしたら帰るの10:00PMとかでしょ。

あれ、これ凄く無理のある制度じゃない?。

しかも、残業が出ている人はわかると思うけど、一日10時間働いても残業にならない。むしろ働かなきゃいけないのに残業にならない。上の例だと6:00PM~7:00PMを休憩時間に無理矢理され、7:00PM~9:00PMは稼働しなきゃいけなくなり、残業は9:00PM以降になるけど、そんなの無理でしょ帰るでしょ。

つまり、一日の長時間勤務を許容しつつ残業代も削減。その分週に3日休んでいいよ、とはなってるけど勤務時間は減ってない。

そして、3日休むためにきっと、4日間でぎゅっと作業を縮めないといけないから、1日あたりの負担というか心労も増えることになるね。

あと、有休休暇の付与日数も、4/5になるね。出勤日数が減るわけだからそうならざるを得ない。

 

絶対いやだな。

で、それはそれとして、労働時間減らしても週休4日ってできるような気もしている。私の現場での話なので、適用範囲は狭いと思うが。

生産性を上げて行けばいいだけの話。で、ずっと稼働というか、手を動かし続けることを会社は期待しているわけじゃなく、現場がまわればそれでいい。何も仕事がなければ業務に関係していれば自由にしていい。遊んじゃだめだけどね。

極論言えばその遊びの部分を凝縮すれば1日休めるぐらいの時間は捻出できそうな気がする。そして、会社は要は辞めて欲しくない。そして何か緊急のことがあったら責任持って対応して欲しい。結果、余裕が生まれたなら休んでもいい、みたいなノリを感じる。

で、一日10時間労働が標準なんて、具体的に言えば10時間机に縛り付けるなんて、生産性が悪すぎる。そんなに人間集中力持たないよ。

ということで、普通に1日削って週休3日にできないかな。そして毎日2時間の残業時間は固定残業代に含めちゃうとして、給与は据え置き、みたいな。もちろん仕事が片付いてれば6:00PMに帰ってもいい・・と。

 

働き方も随分昔と比べると柔軟性は増したけど、どうしても、時給というか、時間に縛り付けた労働の考え方は変わってないなぁ。他人が8時間かかってもできないことが、10分で出来ちゃうような世界で働いていることもあり、結果出したら帰っていいぐらいにならんもんかな・・。

 

お願いだから丸投げしないで

 

問い合わせに答える仕事をしているんだけど、この前、情報を丸投げされたことがあって。

丸投げされた内容について読み解いて、どうにもうまくいかん。書いてあることがわからん。そう思って問い合わせると、丸投げした情報の供給元に私の質問を投げる。そしたら何か形が変わって私に返ってきた。あそうか、私に丸投げするのと同じように、彼は別のところにも丸投げしてるのか、と。

じゃあ、あなたは不要では?。

せめて、自分が受け取った情報の真偽の確認やら、わかりやすいかとか、取りまとめとかしてくれたら話は違うんだけど。その人をつかまえて問い詰めてみても丸投げしているからわからんと言われるだけで。私は誰とやり取りしているんだい?。

丸投げするぐらいなら、その情報の源を引っ張り出して直接対応させなよ。あなたが挟まっているから相手もイライラしているのでは?。私が言いたいことが相手に伝わらず、相手が私に伝えたいことも伝わらず。お互いにイライラしている状況の間に、なぜ挟まって丸投げ係を買って出るの?。

情報を丸投げするくらいなら、引っ張り出してよ。直接対話させてよ。

 

・・・という状況のもと、何も進まないときは、本当に関係者を一度に集めダイレクトコミュニケーションすべきだと思う。この丸投げ担当者のおかげで、関係者は相手のことを「わからずや」ぐらいに思いがちだ。いやわかってないのはこの丸投げ屋であり、直接会話すればすぐ終わることってあるし、そうなるように注力すべきだよね。情報を持つな、ボールを持つな、と。

もしくは、中に立てるくらいのコミュニケーション能力を持ち、情報を処理できるプライドを持ってコントロールしてほしい。そうしてくれないんなら、お願いだ、そこに立たないで。つらいよ私は。

社会はいろいろな契約関係で成り立っているので、AさんとBさんは話せる、BさんとCさんは話せる、しかしAさんとCさんは話したらいけない、みたいなことはありえる。でもね、話せばいいと思うんだ。AさんとCさんは。Bさんは頼むからそこで起こるコミュニケーションの把握に努めてくれよ。当事者通しで話すに限るよ。

 

私の生き方として、この丸投げ屋にはならないように努めてきた。自分をスルーするときは理解に務めるようにしてきたし、揉める要素があるときは自分が主体的に動くようにしてきた。

全てを自分でこなすのは無理だから、誰かにお願いすることはあるが、その相手ができるだけ満足して仕事ができるように立ち回ってきたつもりだ。

どんな状況で仕事をするにしろ、丸投げはしないようにしよう。めぐりめぐって損するのは自分だよ。後から何か起きたときに点検されたら、ああ、ここに丸投げ屋がいてコミュニケーションの障害になってるね、なんて分析された上でお役ごめんとなるのが筋だ。

自分を仕事が通ることにプライドを持ち、少しでも価値を上げるように努力しないと、そのうち自分を通らなくなるよ。