orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

訓練すると伸びる、大勢の前での話し方

 

Web会議も含めるとたくさんの人の前で話すという機会は結構多いと思う。どう話せばいいか、話し方、については「自分をさらけ出せばいいんだよ」という精神論で片づけられる部分もあるにはある。ただ、長年の経験から言うと、これは場数を踏めば踏むほどうまくなる。場数が無い人はうまくならない。これは残念ながら真実である。私も10年前と今なら、断然今の方がおしゃべりはうまいが、それは場数による効果である。いろいろと経験して学ぶことは絶大な効果を発揮する。

だから、マネージャーとして思うのは、おしゃべりの機会を部下にどんどん与えること。成長の機会を奪うから。どんどん話をさせないといけない。それがうまいとか下手とかは本人が一番感じている。もっとこう話せば良かったのか、今度はこうしよう、という反省が働くのはやってみないと始まらない。

大勢の前で話すときに、気を付けていることを書いてみよう。

 

口癖を知り、やめること

「えー」とか「あー」とかを毎度、文に挟む人がいるが、これは大きなマイナスである。上手く使えば聞きやすくなるという技もあるが、高等テクニックでほぼ素人はできないと言っていい。まずは、口癖をやめること。

この口癖、無意識でもある。自分では言っているつもりがないのに言っていることがある。一番いいのは録音してみること。自分で話しているのをスマホで録音して、聴いてみると言い。プレゼンの練習などをしてみるなど。そうするとわかるはず。ああこんな言い回ししてたんだ、と。

単に口癖を減らすだけで、人の話し方はワンランクアップする。

 

ゆっくり話すこと

大勢の前で話すときは、どうしても緊張する。

この緊張は場数をこなすと和らぐ。が、私も慣れるまでに5年はかかった気がする。緊張すると息が吸えなくなってくる。間が取れないしゃべりで、聴く方が聴きづらい。ドライなことを言えば早口な人は、だんだん聴衆が聴くのをやめていく。それではもったいない、意味がない。

ゆっくり話すことを心がけるといいのは、ポイントを絞って話さないと話しきれないこと。したがって、緊張でフル回転している頭に多少の待ったをかけられる。ゆっくり話していくと段々、心も落ち着いていく。

自分はゆっくり話しているつもりでも、本番では1.2倍くらいで話しているものだから、全く問題ない。

 

間を使うこと

そうですねぇ・・。から次の話し始めで微妙な間が空くが、意外とこの間は使える。次に話すことは決まっているけど、わざと間を作ってみる。このタイミングで外から割り込んでくる人がいたら失礼だ。だから皆も黙る。ここで注目を惹きつける。ん、なんだ、と人々の集中力を高めたところで大事なことを話す。

間を使ったのに大事なことを話さないと、みんなイライラしだすので、使いどころは気を付けるべきだが、平たんにスラスラ話すばかりが話し方じゃない。

 

速く話したり、遅く話したり

音楽もそうだけど、ずっと同じテンポで流れてると何が重要なのかわかりにくい。

とにかく伝えることが重要なので、テンポをある程度変えてあげると、聴衆の集中力が続く。

また、程度にもよるが感情を少しのせてあげると、笑いや驚きのようなものも引き出せるが、そこまでできると結構高度だと思う。

 

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この、話し方を学ぶなら、通販番組が良い。

買わせる、と言う目的のために、全国クラスのプレゼン達者が腕を奮っている。

小さな会議でも同様なので、ぜひ、心がけてみて欲しい。