orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

オフィスに戻った私がリモートワークを思う

f:id:orangeitems:20211027151725j:plain

 

リモートワークを1年近くやって、オフィスに戻って1ヶ月。たくさんの発見をしたので残しておきます。

 

発見① Web会議が疲れる原因

うん、間違いなく音質です。

相手の音質が悪いと自分の脳が補完を行います。昔のファミコンのゲームは今と比べると画質がとても荒かったのですが、脳が補完を行ってくれて快適に遊べていました。人間の認知は、曖昧なものに対して自動的に解釈を行い理解を強いる仕組みがあります。この仕組みが暴走し、見ても聞いてもいないものを認知したりすることもありますよね。そこにあるべきだと思うと、たとえ無くてもあるように思えてしまう。バイアスとも呼びますが。

それぐらい、人は見る、聞くといったことを、脳の機能を使って最適化しているんです。で、あまりにも音質が悪いと、もう脳は過剰に動くんです。聞こえないものを聞こうとし情報処理を活発化する。これじゃ疲れますよね。

しかも、Web会議の音はステレオのデジタルデータに変換されますから、直接会話している状態で聞こえている状態とは違います。一番困るのが、同時に話したときです。なぜか直接会話しているときって、ざわざわしているときも相手の話が聞き取れますよね。これは音の方向は空間に広がっていて、相手の音をフィルタリングしやすいということです。しかしステレオにおいては全部の音がミックスするので平坦になり、聞き取ることが難しくなるということです。

電話するから静かにして、って言う現象と同じですね。

だから、Web会議って妙に疲れます。これはパソコンでスピーカーやマイクを使っている限りはなかなか飛び越せないハンデだと思いますし、疲れるんだと思って使わないとまずいです。

長時間連続でWeb会議とかってほんとやめたほうがいいですし、大学生などがリモート授業で疲弊しているのはそのせいだとも思います。特に相互コミュニケーションが多いほどそうなると思います。一方的に聞いてるだけなら、音質さえ良ければまだマシですが。

 

発見② ちょっとした確認、のコストの高さ

リモートなので、何か上司や同僚に仕事の確認をしたいとき、ビジネスチャットやWeb会議を使います。オフィスの中なら一言二言の会話で済むことが、チャットで質問、それで終わらない時はWeb会議、のようなフローになります。確認のために付随する手続きがオフィスで働くときよりかなりボリュームがあるのに気が付きます。

当然のことながら、こういった確認の回数を減らすために、定期的なWeb会議を開いたり課題管理ツールを利用したりと、リモートならではの工夫が絶対に必要になります。また仕事の分担の仕方も、よりメンバーに独立して与え、あまり調整しなくても進められるようにマネージャーが工夫しなければいけないと思います。

それでも、メンバーは確認するのがどんどん面倒になるので、調整不足は発生し、それが個人間の信頼感低下につながるリスクがあります。そのギスギス感は、しかもWeb会議ではみな出さないので、マネージャーが知らない間に亀裂が入ってしまい、気がついたら手遅れ・・なんてことも。

このリモートの弱点を埋めるために、私はリモート主体であっても、定期的にオフィスに集まるタイミングは必要なのではないかと思う派です。また、技術的に未熟なメンバーが多く、たくさんの確認を必要とする場合は、はなっからオフィスに集まれ、とやったほうがいいのではと思っています。

一方で、作業者が技術力があり仕事の独立性が高いなど、リモートが向く雇用形態もありますね。マネージャーの腕も必要になると思います。

 

発見③ オフィスは自己統制が楽

簡単な話で、オフィスでは、仕事とあまり関係のないことはできないということです。自宅では誰も監督していませんから、仮に仕事でパフォーマンスを出せてしまって時間が余ったら、遊んでも誰にも迷惑をかけません。

ただ誰にも迷惑がかからないからと言って遊んでいると、仕事への集中力が散漫になるということが言えます。オフィスで開いてる時間は、仕事が更に良くなるためにといろいろな活動をするのが自然です。しかし、自宅ではそんな気持ちにはなりませんでしたね。

やっぱり誰かが見ていたほうが、仕事のやる気って上がるのかもしれません。

一方で、いやリモートでも仕事たくさん、というような場合は、遊んでいる時間はさっぱりなく、かつ自宅で誰も邪魔してこないのであればかえって集中力が発揮できます。私も自宅で、すごく集中力を発揮できた仕事ができたことがあったので、やるべき自分だけでこなす仕事が明確な時は自宅での作業も一理あると思っています。

 

>>>

 

結論として、チームメンバーの状況や仕事の内容によって、リモートワークはいいとこ取りだけするのが良いと思っています。私は思い切りオフィスワークに戻っていますが、すべての現場のリモートを否定するつもりは全くありません。むしろ自分一人で仕事するだけなら会社に来る必要はないよねと思います。

でも、やっぱりチームはうまくまとめないといけないし、自分自身はだらしないのでオフィスにいたほうが仕事するし、外向いて仕事しないと案件は取れないし、とリモートに触れない事情が山積。しかも、やっぱり実際に会って仕事するほうが楽しいですよ。リモートもできるんだと横において、流動的な世界と今後も付き合っていこうと思います。