orangeitems’s diary

クラウドで働くインフラエンジニアの日々の感想です(ほぼ毎日更新)。

フォートナイトがApple Storeに続きGoogle Playからも削除

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フォートナイト、アプリストアから削除

あの有名なゲーム、フォートナイトがApp Storeから削除されました。

 

www.famitsu.com

 2020年8月14日、Epic Gamesの人気バトルロイヤルゲーム『フォートナイト』が、AppleのiPhoneやiPadなどのiOSデバイス向けストア“App Store”からガイドライン違反を理由に削除された。

 

Androidの方は大丈夫かな?と思いきや、こちらのほうもGoogle Playから削除されたそうです。

 

www.theverge.com

Following its removal from the Apple App Store, Fortnite has also been kicked off of the Google Play Store for Android. Earlier today, Epic Games snuck in an update for both the iPhone and Android versions of the game that allowed users to pay Epic directly for in-app purchases instead of using the officially sanctioned system for both platforms.

 

確かに、Google Playで検索しても見つからない・・・。事実のようです。

 

 

何と戦っているのか

なぜこんなことになってしまったのでしょうか。

今回の件は突然起こったことではありません。

2年前の記事をご紹介します。

 

GIGAZINE(2018/8/24)

gigazine.net

AppleやGoogleが運営するアプリストアがアプリ開発者側からあまりにも多額の手数料を徴収しているというのは有名な話。実際、App Storeの場合、手数料として徴収するのはアプリの売上(アプリ自体の販売価格やアプリ内課金などを含めた売上)の30%で、2年目以降は15%に下がることが明らかになっています。

この手数料の支払いを嫌い、Epic Gamesの大人気ゲーム「フォートナイト」のAndroid版(2018年8月にリリース)では、アプリストアをバイパスするという異例の方法が採用されています。これによりGoogle側は2018年内だけで5000万ドル(約55億円)もの手数料を徴収し損ねると見積もられており、アプリストアビジネスがいかに巨大な利益を生んでいるのかがよくわかります。

 

techcurch(2018/8/11)

jp.techcrunch.com

Epic Gamesの大ヒットゲーム、フォートナイト・バトルロイヤル(Fortnite Battle Royale)がAndroidにやって来た。しかしGoogle Playストアをバイパスするという異例のローンチとなった。このゲームはEpic Games自身のウェブサイトからインストールできる。しかし普通のアプリやゲームではこういう贅沢は不可能だろう。

 

ITMEDIA(2020/4/22)

www.itmedia.co.jp

米Epic Gamesは4月21日(現地時間)、人気バトルロイヤルゲーム「Fortnite(フォートナイト)」のAndroidアプリを、米GoogleのアプリストアGoogle Playストアでダウンロードできるようにしたと発表した。

 

つまり、フォートナイトの開発元Epic Gamesは、アプリストアの提供元である、AppleやGoogleが、アプリの売上の30%なりをぶんどっていく。こんなのおかしいでしょと2年ぐらい戦っていた。

ついにEpic GamesはAppleのApp Storeを経由しないやり方で課金する方法を実装したため、Appleは配信を取りやめたという経緯となります。

一方で、Androidに関しては以下の動き。Google Playを介しないアプリ配布方法が存在していたものの、Googleは、どんどんGoogle Play以外でのアプリインストールをできにくくする方向にAndroidを変えていった。しようがないのでEpic Gamesは今年の4月にGoogle Playに登録したけれども、今回の件でGoogle Playから追い出された。

・・という理解で良いかと思います。

 

 

スマートフォンアプリビジネスが抱える大命題

テナントから売上の3割を取るビジネスってどうなのか、って話です。

この件は、独占禁止法違反ではないかということで、アメリカでもヨーロッパでも取り沙汰されていてまだ結論が出ていません。

そもそも3割は高すぎると言うことに対して、じゃあいくらなら適性なのかということについても誰も答えられる人がいないという状況です。

ただ、アプリ開発側から言えば、開発コストは開発者側に背負わせて、プラットフォーマーは確実に利益が上がるっておかしいでしょというのは共感はできます。

レベニューシェアと言われるこのビジネス、売上に対する割合なのか、利益に対する割合なのかで全然変わってきますが、アプリの場合は売上配分です。

アプリの開発費が高ければ高いほど、やってらんないーとなるEpic Gamesの気持ちもわかります。

今後、Fortniteがどんな道筋を辿るのか、要注目の案件です。