orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

もう、不安のループから抜け出そう

 

 

もう、不安を煽る記事を作る発想はやめていきたいと思う。

それぐらい、Yahoo!の記事たちも、はてなブックマークに上がってくるものもそうだけど、人の不安をどれぐらい煽れるかを競っているように思う。

そういうのはもいいや。長年ネットウォッチャーやってるけど、その「不安」もループしてる。年老いたらどうかとか、出世ルートから外れたらどうかとか、正規/非正規の問題、少子化に地域格差、あと将来性のない業界の話もあるか。

大昔から問題はあり続け、例えば2000年問題やら2010年問題やら、いろいろ過去に問題があったはずなんだけど、知らぬ間に時間が過ぎていく。

なんかとんでもない事件が毎日毎日起こってるんだけど、それでもお布団があり、眠ると次の日が来るシステムになっている。

皆不安だ不安だ、って言いながら、不安をどうにか解消したく足掻きながら、何とかなる人もいれば何とかならない人もいて、それでも時間は等しく進んでいるんだよね。

じゃあ、もうその不安、ことさら向き合わなければ、無いのとおなじなんじゃない?みたいな感覚、今の情報化社会ではすごく大事なこと何だと思う。

つまり、見えすぎてしまっているから、どうしていいかわかならなくなっている人が多数発生しているということ。

そういうときに、ネットのインフルエンサーみたいな、情報処理が上手でストーリーをうまく話せる人に人気が出るのもわかる。何かわからないけどスッキリと説明してくれるし、この人の論についていけば、私の不安もなんとかしてくれるんじゃないか、みたいなことね。

そりゃそうかもしれないけど、でもあなたの不安と私の不安、似ているようで全然違うかもしれないから、どう考えても無理があるよね。一般論で不安を解決してしまうの、って。

私がおすすめしたいのは、不安に触れないこと。みんな、本当は問題なのに見逃していることがあるんじゃないかとビクビクしているから、不安コンテンツにすぐ飛びついちゃう。ああ、問題だ問題だっていつも不安がってる。

それを逆手に取ったのが不安コンテンツだよね。定期的に生産されてる。PV稼ぎに来てる。

 

courrier.jp

いまや「不安」はそれ自体が人気のコンテンツジャンルである。

ソーシャルメディアには、不安やトラウマに関するコンテンツが溢れている。いまは市井の人からセレブリティまでさまざまな人々が自身のメンタルヘルスについてネット上で告白し、無数の専門家がアドバイスを発信する時代だ。TikTok上の#Trauma(トラウマ)のハッシュタグがついた動画の再生回数は60億回を超えていると、米誌「アトランティック」が報じている。

 

つまり、不安を生み出すところから、インフルエンサーが解決策のようなものを提示するところまで、全部が仕組まれていること。

こんなループにいちいち付き合うのがバカバカしいんじゃないかと私は思う。

私自身はイチ抜けた、という思いだ。とりあえずは、楽しいこと、興味のあることに触れて、書いていきたいなと思う。全部を認知してたら気が休まらないって。