orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

真面目な人は成功しない、と言う考え方に同意しない

 

真面目な人は成功しない?

真面目な人が成功しない、という論はたまに見るんですよね。もう私が学生のころからずっと。多分、太古の昔からそういう説は根強かったんだと思います。

 

togetter.com

 

同意しない

真面目な人だからといって、成功するとは限らない、というのは真実だと思います。真面目というのは言われた通りにやれる人。課題をこなす人。約束を守る人。それは成功手形にならないのは知っています。なぜなら、社会課題は未知のことが多いから。絶対成功する方法があればみんなやっていますが、みんな成功はしないのが社会。どうやって差別化するかというと、やっぱり自分の頭で考えられる人ですよね。未知のものを先に手を付け成功させる人が価値なルールです。

だからと言ってですよ、「真面目な人」をひっくり返して「不真面目な人」が成功するってのはおかしいです。不真面目な人は成功しない確率がよっぽど高いです。目の前のことができないのに未知のことができるはずがないし、できたとしてもできなかったことのために誰からも信用されません。そんな単純な理屈で、真面目を否定することはできません。

成功するためには、これはもう社会人を25年以上やってわかったことですが、努力している人は勝ちます。努力していない人は勝てません。ただ、本人が、努力を努力と感じているかは別問題です。客観的に見ればそれは努力なのですが、本人はただただ楽しんでいるだけ。面白がっているだけ、というケースが目につきます。

遊んでいるつもりだけど、実際は専門性があり仕事に結びつき、そして仕事で活かすときはあたかも努力していないように振る舞う。他人から見たら「天才」見えるのですが、つまりは、狂ったようにその分野に執着しているだけのように思います。

その執着振りと楽しさから、遊んでいるように見えるので「不真面目」に見えるのかもしれません。真面目とは時に、苦行であり、忍耐であり、痛みであるように解釈されがちなのですが、私はこの解釈が間違っていると思います。

至って真面目に取り組むが、そこに生理的な楽しさが付随したときに、人は高い能力を発揮するものだと思っています。

だから、私は時に、狂ったように何かに取り組むことがありますが、それは人から見て「真面目」に見えるのかもしれないし「狂ってる」と見えるかもしれませんが、私はいつのころからか気にしないようにしました。他人がどう取り組もうが知ったことではなく、自分に正直に、心が喜ぶことにのめりこみたいと思っています。

なぜなら、「楽しい!」「もっとやりたい!」「面白い!」と思っているうちは、いわゆるスポコン的な辛さや忍耐、痛みが全く無いから、楽だからです。努力してるつもりがないのに努力になっているって、とても楽ではないですか?。

だから、別に真面目にやったって成功はしますよ。ただ真面目を拠り所にはしちゃいけないってことです。真面目にやったとて、それ以上の努力は時に必要ですから。真面目にやっているのにそんなこともわからないのですか?と思います。

 

真面目な人も成功する

ということで、真面目な人だって成功しますよ。そして不真面目な人も成功する。その真面目不真面目って他人が言っているだけですから、成功するためには、当の本人は他人にどんな評価をされようが、ただただ心の思うまま努力するしかないだけです。

そういえば思い出しました。40年前くらいかな。小学生のころは「まじめ」って悪口だったんですよ。面白くない、堅物、みたいな意味でした。だから真面目に見られないために、裏で勉強して、「えー全然勉強家でしてないよー」って振りをしてました。

今では、アホみたいな話だなと思いますが、未だにそういう風潮もあるような気がします。でも、真面目は真面目で全然よくって、勝負はそこじゃないよってことですね。真面目/不真面目、みたいな尺度、他人に言わせておけばいいです。