orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

新しきを知り古きは置いていけ

 

最近気づいたけど、どうも古いものに囲まれて生きている。例えば音楽のサブスクを契約しているが、過去の名曲か、最新のトップランキングをローテーションしているだけに気づく。昨今はサブスクの時代で過去の情報資産が無限大に手に入る。そうしている間にも、新しいものは生み出されているのに。未来に背を向けて過去に埋もれて過ごすことは心地いい。「いいこと」がわかっているから。そして未来の新しいものはいいかどうかはわからない。だから、生産性・効率を求めるとついつい、楽をしてしまう。過去に埋もれてしまう。

 

ちょっと勇気を出して、古いものを遠ざけようか、そんな気持ちになっている。過去から学べることは沢山あるけど、やり過ぎて感覚がアップデートされず、飽き、スラ感じる。

例えば昭和、平成の名曲をテレビで特集されている番組を何度も見ているが、皆出てくる人、出てくる曲はほぼ同じである。当たり前である、過去なんだから。

 

古きを捨てよう、と思った途端に結構世界は様変わりする。古いものをあえて手に取らない。新しいものだけを手にする。例えば2023年に生み出されたものだけを手に触れよう、としてみたらいい。結構難しいことに気が付く。過去の名作ライブラリーに気が付くと引き込まれるので、気を付けないといけないことに気づく。ついつい新しいことに手を出すのが億劫になっている自分に気が付く。昔はお金さえあればたくさんゲームを買ってやりたいと思ってたのに、今は手にも取らないどころかそのニュースさえキャッチしないもんね。きっと「過去の有名なゲームをたくさんやってたくさん知っている自分」だから新しいゲームをやる必要がないって勝手に頭が判断している。今ではその有名な古いゲームも簡単に今のハードで出来る時代。

 

新しい者たちに比べると、過去の作品の方がもっと優れてるよ。そうやって新しいものを否定し出したら何となく自分と言うソフトウェアがアップデートされないようなものだ。優れているのは確かだ。だからとて、新しいものを否定するのはおかしい。世の中の変化は、必ず未来に向けて起こるのだから、まず、古いライブラリーを取りださないことから始まると思う。

 

どうせ、「古いもの」と言ったって、最古で1970年くらいでここ50年くらいのものが多い。その中でも2000年以降、インターネットがつながりストレージ性能が急上昇してからの作品がほとんどだ。だから、すごく、過去かつ一定期間の情報が増幅しその中でおぼれていたのかもしれないな、と思っている。いくらなんでも明治時代の作品がデジタルレコーディングはされていないので、特定期間に偏っている。

このブログも含めて未来にデジタルデータがどのように保管されるのか、もしくは一定期間ごとに抹消されているのかは知らないけれど、とにかくたくさんのデータに埋もれるべきではない。未来へ、新しいものに目を向けていこう。

現実にはたくさんのことが今起こっていて、それを見て聴いて知ることのほうが、過去の情報よりも大事なことのはずだから。