orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

先のことを考えろと言っても誰も動いてない

 

人々は、結構目の前のことだけで精一杯なんじゃないか、というね。

1年後までの計画を立てることすらできないような人も多く、目の前楽しければいいのかと言うと実際そうなんだろうなという感想しかない。

一方で私は先のことを考えるのが「くせ」になっていて、少なくとも2年後のことは考える。なぜかというと来年楽するためには2年後が見えている必要があるからだ。2年後うまく行ってりゃ来年もうまく行くわけだし、それを継続していれば、ほぼほぼ未来に安定的な道ができる。ここ1年だけうまく行っていればいいなんていうのは、来年になって再来年のことを憂う自分を作ることにほかならない。

少し未来のことを真面目に他人に相談すると、ほとんどのケースで意外な顔をするのは、そんなことまで考えるんですねという感想なんだと思う。そう、私は窮地に追い込まれるのがすごく嫌なので、いろんな保険をかけておきたい。最近はお金より人の方が大事でね。お仕事も人から来るし、仕事は人がやる。しばらくはAIが仕事をすることもないだろう。人と言っても、仕事をくれる人、仕事をやる人、それぞれ条件があるので誰でもいいってわけじゃない。そういう人達を、みんな取りあっている。良いバランスを見つけたらもちろん、ビジネスが大きくなる。

未来予想していないと、余計に人を集めたり、仕事を採り過ぎて人が足りないなど、良くないことが起こる。だからこそどんどん先の手を読むんだけど、本当に周りの人はそれをやっているのかという疑問が残る。

 

もしやっているというのなら、「今やっていることと違うこと」をもっと主張すればいいのに、と思うことがある。だって今やっていること、なんて1年後には多分マスターしているよ。マスターしているのにまだやりつづけるのかい。いつも不完全感を持って仕事しないと成長しないんじゃないかな。今の環境では成長できないと言う人が、じゃあ成長すべく今を拡張するようなことを切望しているのか。周りはわからない。どう成長したいかわからないのに、「こうやれば成長するよね」と上司サイドからコントロールしようとすると、すぐマイクロマネジメント的になって、こんな自由裁量のない環境嫌だとか言いだす。

なんとなく目の前のことができる自分に満足して安定してしまう、と言う現象をよく見かけるのだが、これは異常に危険だと思う。来年のこと再来年のこと。そう考えていくと「よくわからない」「未経験な」という仕事にどんどん食いついて行かないと、できることが増えて行かず、そして今できていることは自動化されたり需要が無くなると言う現実が、今、落ちてくる。そうなったときはだいたいどうしようもない。手遅れだ。そこから新しいことに手を付けたって、それを身に付けている間、ライバルはもう受注していて、経験を積んでいるのだから。

 

だからと言って、わからないこと、なら何でもいいわけでもなく。来年再来年どうなっているかを熟慮して、方向性を見極めて行動していくことが求められる。時間も自分も有限だから。方向性を決めたらブレないこと。多少結果が出なくても継続しないと、何にも得られないことにもなりかねない。こういった戦略的な行動をするのって、誰でもやっていた方が良いと思うんだけどどうなんだろうか。どうにも目の前のことで右往左往しているようにしか見えないんだが・・。