orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

成功している人はずっと続けてる、のカラクリとは

 

当たり前と言えば当たり前なんだけど、成功している人の経歴を見るとやめてない。続けている。1つのことをずっと追いかけている。1つのこと、というと狭く聞こえるかもしれないが、実際には会社はやめていたり、仕事内容は変えていたりもする。ふらふらはしているんだけど、軸のようなものがあり、そこからは外れていない。成功の内容を見るとひどくシンプルだけど、そのためにいろいろフラフラしていたんだという説明ができそうな、そんな経歴が多い。

なぜ、そうやって最終的に収束するかというと、自分の欲求・直感のような、感覚的なセンサーを重要視しているんじゃないか、と思う。やりたいんです、もっとやれるんです、のような気持ちは、「私が何に適性があるか」という題目よりも本能に近い。ロジックを超えるというか、楽しいだの夢中だの、理屈を超えた場所にある。

そのセンサーと、結果、例えばそれで誰かがひどく喜んだとか、反応が良かったとか、ビジネスであれば売上が伸びたとか、何しろ誰かのためになったということを受け止めて自信を持つ。これが相乗効果となり次の続けるエネルギーとなると思われる。

誰かの役に立ちたいな、というのと、これやってて楽しー、っていうこの2つがクロスオーバーして、かつ定期的に結果が出ることが大事なんだろうと思う。たまに、十年、二十年、いや、死後に成果が評価されたりする世界もあるので、必ずしも結果が出ることが絶対条件ではないのだが、それはしんどい世界だろうね。

じゃあ成功するためには続けなきゃいけないのなら、「やめちゃいけないのか」って話だけど、少し複雑だ。やめてもいいから軸は変えないこと。サラリーマン辞めて独立するみたいなときに、その独立する内容はこれまでサラリーマンをやっていて、やりがいだった部分からは離れてはいけないと思う。コアで身に付けたスキル・才能・知識・経験などを昇華させつつ新しいことをやる。そうすればその新しい分野で既に活躍している別の方と比べて、自分の経験がミックスすることによって新しい価値を生み出せる(かもしれない)。それが、いわゆる「やりたい」「もっとやれる」と結びつくからこそ、成功する人は異なるフィールドに転身して成功するのだと思う。

この辺り、成功する人はなかなかしたたかで、どうやったらこの「やりたい」を続けることができるのだろう、という思索を止めない。きっと本当にやりたいからだと思うのだけど、例えば今の会社にいるとそれができなくなってしまうかも、もしくは実行を邪魔してくる、後は、そもそもそんな仕事がそんなにない。であれば、別の方法がないかを探す。方法なんて何でもよくって、要は続けたいのである。

この文脈で言えば、ただただ「やめない」のではない。手を変え品を変え続けるので、フラフラしては見える。ただ他人にはなかなかわからないのである。これを極めるためにいろいろ転身しました、てへ、みたいなインタビューはそういうことを示している。「若い頃にいろいろやったことが今になって全部つながってくるとは」と結構な人が言うんだけど、上述のロジックで物事が動いた結果何だろう、と思っている。