orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

一日、集中力が持たないタイプの人に効く考え方

 

このタイトル、完全に私のことである。

この性質に気が付くのが遅かった。何か精神の鍛練が足りないから、途中でパフォーマンスが落ちるとばっかり思ってた。いや違う、これはペース配分の問題だと気が付いたのが遅かったんだけど、まあ気づいただけいいか。悩んでいる人もいるかもしれないので披露しておこう。

まずは「集中力を高めて、あらゆる懸念を払しょくし、不安点のない状態で人前に立つからこそ最大のパフォーマンスが発揮できる」という考え方を捨てること。

なぜこういう考え方になるかというと、そういった成功体験が何度かあったからだと思う。しかし、社会人の1日は長い。朝から晩まで、場合によっては深夜まで、何らかの対応を課される。これでは持たないのである、私の場合は。

集中力が切れた時のパフォーマンス低下はものすごく、気力でなんとかカバーするも寝るときには「へとへと」になる。寝れば治るからまた繰り替えしてしまう。何とか集中力が持った日はいいけど、持たない日はくたくたになる。

そんな日々を繰り返し、何か精神的な欠陥だったり未熟があるからだとばかり思っていたけど、考え方が間違っていた。

 

「適当にやったとしても、スピードが落ちるかもしれないが、品質は落ちない」

「適当さを大事にし、常にゆったりとした心を持ち、落ち着いて対応する」

「そこまで心の『体力』はないから、セーブ気味にすることを忘れない」

 

こんな風に考えた。これらを朝起きたときから心がける。緊張するような状況があったとしても、ガツガツしないことにした。

パフォーマンスが落ちた後の時間は、丸々捨てることになりかねないので、それよりも7割8割の力で安定して物事を進めた方が、よっぽど結果がいいことがわかったのだ。

本気を出さない、と言ったら語弊があるが、本気を出すと心の充電が減ると思ったほうがいいだろう。いわゆるスマホで20%を切った時の挙動と似ている。画面は暗くなり動作も緩慢になる。何とか動くものの、充電する(つまり寝る)まではどうにもならんということである。それじゃ、一日のパフォーマンスはどうしても落ちるリスクを背負うことになる。

恐らく、そう考えるようになってから大分一日を過ごすことにリスクが少なくなった。会議の連続やら、作業の連続やら、負荷が高い日は特に、「本気を出さない」ということを心がけるようになったしそれでうまく行くようになった。

リラックスすること。休憩を取ること。適当さを作ること。ゆったりやること。

自分と言う生き物にそんなに無理をさせない方が、良いパフォーマンスを安定して生み出してくれるぞ、と毎日自分に思い聞かせるようにしている。

そう考えると若い頃はかなり無理して、そしてうまくいかなくなっていたなあと反省しきりだが、まあ後ろを振り返ってもしようがない。今日もゆったりのんびり、生きていくだけである。