orangeitems’s diary

40代ITエンジニアが毎日何か書くブログ

動くべき時、動かざるべき時

 

今回の件は経験則の話だが、一定の結論があるので書いておきたい。

日々の生活や仕事の中で、とてもうまく行っている時はある。流れに乗っている。やること為すこと全て当たる。

一方で、何にもうまく行かない時がある。悪いことが重なる。リカバリーしてもしても、悪いことが重なり、どうしてこうなんだろうと悩む。

長い人生を考えると、浮き沈みのような波のようなものを感じざるを得ず、波乗りしながら上の方に上がって行く。私の中にはそんな絵が浮かぶ。

どうやって、この波に対処していくのかについて、必勝法とまでは言わないが、心構えのようなものが私の中に存在する。

 

うまく行かない時。

うまく行かない時は、変化の季節だ。うまく行かない時だからこそ、何か根本となるようなルールややり方を大きく変えてみるチャンスだと考える。

だって、何も変えなかったとしても、うまくいかないのだ。どうせ悪いことが起こるのなら、どんどん変えてみて、それで悪いことが起きても大差ないじゃない、と考える。

PDCAみたいな話ではない。PDCAなんて、うまく行く行かない以前にいつもやる話である。PDCA以上に、もっと大きな枠組み自体を変えるチャンスという話だ。

そもそも、当たり前と思っていたことを辞めてみる。

たくさんのお金を投資してみる。

全く新しいことを始めてみる。

転職、結婚、組織変更、異動、引っ越し、等々・・。

内容は何でもいいので、とにかく現状を取り換える。派手にやったら壊れるかも、というその壊れるかもしれないものがうまく行ってないのであれば、そんなに後悔も起こらない。

人間は、どんなに変わってもベストを尽くし安定させようとする生き物なので、変わったら変わったで順応できる、はず。「なんで変えるんですか?」と言われたら、うまく行ってないからとシンプルに答えればいいだけである。

 

うまく行っている時。

逆に、やること為すこと全てうまく行く、もしくは予想を超えて行く、と言う時もある。この時は、何もしない。何も変えない。

実は何もしないことにも、根気がいる。うまく行っているときほど、それに乗じて新しいことをやりたくなるものだ。

ところが、これこそ経験則だが、うまく行っているときの変化は、うまく行っている好循環を壊してくることがある。後から考えたらあの変更が良くなかった、と反省することがある。

うまく行っている時は、余計なことをやりがちなのである。

調子に乗りがちなのである。

それこそ、PDCAに集中し、目の前のことをしっかりやればいい。そうじゃないことをやらないこと。うまく行っていることの連続に集中する。

そのうちその波は終わるのだが、終わりをきちんと見届けることがポイントとなる。

 

「うまく行っている時」が終わったら、おそらく次の「うまく行かない時」になる。その時は、変化のチャンスとなる。そうやって、波のようにつながっているのが、人生であり仕事であると思う。

人にはタイプがあり、できるだけ変えないのが好きな人、どんどん変えるのが好きな人の2パターンがあると思う。私はどんどん変えたい派だが、変えなくてもいいことを変えたりして失敗したことも多々あった。だから、うまく行っている時には我慢することをおぼえた。人によっては、逆が必要になるのかもしれない。

 

今回の話、根拠があるようなないような。経験則の面が強い。ただ、経験だけはあるので、一旦まとめてみた次第である。