orangeitems’s diary

クラウド専任の40代インフラエンジニアが書くブログ。新規事業マネージャー。20世紀末の就職氷河期スタート時にIT業界に文系未経験で入りこみそのまま生き残った人。1日2記事投稿しています(0:00、12:00)。

管理職は何のためにいるのか

 

管理職と言ったりマネージャーと言ったり、言葉の定義が曖昧な時点でたかがしれている議論ではありますが、管理職の話をします。

 

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「管理職とは、部下を管理する仕事だ」と思っている日本人のマネジャーは多い。だがその考え方では、職場のメンバーをのびのびと働かせ、チームとしての成果をあげることは難しくなるだろう。元Googleの人材開発責任者でもあるピョートル・フェリクス・グジバチ氏の最新刊『心理的安全性 最強の教科書』から、職場の心理的安全性を高める管理職の「管理」の考え方、マネジャーの役割について解説する。

 

会社から「管理職はかくあるべき」という指導を受けたこともなく、そして私自身が管理職から管理された経験もなく、いきなり管理職になってしまったのが私の経験です。

世代の特徴でもあるかもしれませんが、就職氷河期世代的な人って、過酷な現場をワーカーとして切り抜けてきて、多大な経験値を持って気づいたら色んなことに詳しくなり、その結果評価される。そういう過去を持つ人はかなりいると思いますが私もその範疇です。

マネジメントで人を束ねて力を出すというより、一人で100人分働くみたいな発想のほうが近しく、それなのに管理職という職種が降りてくるわけですね。本来、全く別のスキルセットだと思います。

スポーツの世界でも、選手としてスーパースターに上り詰めた人が監督になるタイプもいますが、実際は監督業って選手とは別物ですね。監督のほうが向いていた人もいます。別です。

ただ、やっぱり選手としてトップではなくても選手であった経験は監督として必要で、現場感覚って重要ですよね。現場でどんな因子が結果に影響するか、自分自身がパフォーマンスしなかったとしても色んな人の所作を見ていおいて、管理職にまわったときにその知識を発揮するのは当然です。

本来は適性と素養がある人が管理職になるべきですが、現場の経験値だけが大きかった私は、管理職になって、当たり前のように人がやりそうなあらゆる失敗を経験し、そして今があります。たくさん失敗した結果たくさん反省もしているので、ようやく正解にはたどり着きましたが、みんな失敗なんてしなくていいですよ。初めから成功すればいい。成功の秘訣なんてかなり世間で共有されているので、成功していきましょう。初めから。

冒頭記事では「管理職は人を支援するため」とありますが、なんて贅沢で儲かっている会社なのでしょう!。極論言えば、その人はレイオフしても組織は続いていくでしょう。支援、なんて柔らかい、あったらいいものみたいな言い方はしてはいけないと私は思います。管理職は人の支援のためにあるのではないです。

管理職とは、「組織のビジネス」というオンラインゲームにおける、「運営者」と同じです。ゲームを司る神様です。プレイヤーたる社員等、参加者が、心地よくゲームをしてどう目的を達成するかを考えます。余計な仕事がないか。プレイヤー間で揉め事はないか。適性に基づいてパーティーが組めているかどうか。その他、いろいろ。

しかし管理職でありながら、プレーヤーもやらなければいけない場合も、会社ではありますよね。プレイングマネージャーです。もし管理職ならば、この状態を脱するためにはどうすればいいかを自分で考えなければいけません。自分自身が握っているプレーヤーとしての仕事は、人手不足を暗示しています。おかしいでしょう、運営者がプレーヤーと一緒にゲームしては。管理職は常にゲームの行方を見守り、そして参加者がハッピーになるような工夫をし続けないといけません。自分がプレーヤーなんて、いびつです。

最近、管理職をしながら思うんです。ああ、全部を自分が背負う必要はないんだな、って。色んな人に助けられていい。助けられることすらコンテンツ。世界の創造に頭を使うべきだと。そうしないとゲーム自体がつまらなくなりますよね。参加者も、つまんね、って逃げていきます。管理職が、世界の創造に頭を使わないで、誰が何の仕事してるんだ、みたいなマイクロマネジメントをやってたら、そんなつまんないゲームないです。コントローラを握ってたら、いきなり強制イベントが発生して、しばらく一本道みたいなものと同じです。

組織で、うまく行かないと思ったら自分が手を出すんじゃなくて、うまく行くための人を連れてきてアサインしよう、って思わないと管理職はダメだってことです。

この事実にもっと早く気がつければ・・と思いますが、若い皆様はぜひ参考にしてみてください。全部自分でやる必要はないです。色んな人に助けてもらいながら、よりよい組織を作り上げましょう。